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テレワーク中の部下がサボってないかチェックする時のパワハラ予防策3つのポイント

2020.08.05

2020年6月1日に施行された改正労働施策総合推進法に基づく、パワーハラスメントを防ぐための法規制、通称「パワハラ防止法」を受け、上司やマネージャーの立場となれば、部下との関わり方にも注意が必要になってくる。

そこで本シリーズでは、3回にわたって、上司の悩みごとのパワハラ予防策を特定社会保険労務士の毎熊典子さんに聞く。今回は「テレワーク中に部下がサボっているのではないかと不安」なときのパワハラ予防策だ。

【取材協力】
特定社会保険労務士 毎熊典子さん
慶応義塾大学法学部法律学科卒。シニアリスクコンサルタント、プライバシーコンサルタント、健康経営エキスパートアドバイザー。ダイバーシティ時代における労務管理に関する講演・執筆多数。【主な著書】『これからはじめる在宅勤務制度』(中央経済社)

フランテック社会保険労務士事務所
https://www.maikuma.jp/

よくある上司の悩み「テレワーク中に部下がサボっているのではないかと不安」

今回は、この上司のお悩み。

「テレワークだと部下の動きが気になり、つい『お前サボってないだろうな?』『サボってたら減給だ』など口をついて出そうになります。パワハラにならないうまい言い方はないですか?」

●脅すと部下のモチベーションを下げ、関係も崩れかねない

「テレワークを導入したばかりの企業では、テレワークという働き方に慣れていないため、何かと不安を感じる人も多いと思われます。テレワークでは、具体的にどのような行為がパワハラに当たりうるのか、上司も部下も、まだよくわからないというのが実情だと思われます。

テレワークでは、働いている姿が見えないため、部下が『サボっているのではないか』と心配になることもあると思われます。だからといって、根拠なく部下を疑うようなことを言ったり、『サボってたら減給だ』などと脅すような発言をしたりすることは、部下のモチベーションを下げてしまうだけでなく、上司と部下との間の信頼関係を壊してしまうことにもなりかねません。

また、ちゃんと仕事をしているか心配なあまり、一日に何度も報告を求めたり、チャットでの会話に即応することを求めてたびたび業務を中断させたりすると、かえって部下の業務遂行を妨げることとなり、業務効率を低下させ、心理的にもマイナスの影響を与えてしまい、パワハラだと主張されることも懸念されます」

パワハラにならないように「部下がサボってないか」の不安を解消するポイント

そこで、このような悩みを持つ上司がパワハラを予防しながら、部下のサボりに対する不安を解消するポイントを毎熊さんに聞いた。

1.部下の仕事を「見える化」する

「テレワークで上司が安心して部下に仕事をさせるポイントは、部下の仕事を『見える化』することです。具体的には、テレワークを行う日は、始業時にその日行う予定の業務内容を報告させて、必要に応じて指示出しをし、終業時にはその日行った業務内容を報告させることが挙げられます」

2.部下の業務遂行スキルに合わせて調整する

「どれくらい詳細に報告を求めたり、どれくらいの頻度で指示出しをしたりするかは、部下の業務遂行スキルに合わせて調整することが大事です。

新入社員や他社から転職してきたばかりの社員、日頃から仕事をサボりがちな社員など、自律的に仕事を行うことがむずかしいと判断される社員に対しては、始業・終業時の報告だけでなく、就労時間中もメールやチャット、WEB会議システムを使用して進捗状況を逐次報告させ、細かく指示出しをして、その都度、仕事の進め方や求められる成果の達成水準を明示することが必要とされます。

他方、日頃から自律的に業務を遂行することが可能な部下については、進捗状況を把握しつつ、本人の判断にまかせて仕事を進めさせ、始業・終業時の報告のみを求め、相談や指示を求められたときにだけ対応することで足りると考えられます」

3.日頃から部下に関心を持つ

「テレワークを行う部下一人ひとりを適切に管理するためには、日頃から部下に関心を持ち、部下の業務態度や業務スキルについて把握していることが求められます」

テレワークは上司にとって部下のマネジメント力が試される機会となった。パワハラ予防を意識しながら、今回のアドバイスをヒントにして取り組みたい。

取材・文/石原亜香利

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