スリリングな展開が面白い!ラテンアメリカ発の政治&諜報サスペンス、Amazon Prime Videoオリジナルドラマ「候補者~メキシコシティの闇~」
2020.08.19
今、ラテンアメリカ発の海外ドラマがアツい!
これまでにも紹介してきたAmazon Prime Video『エル・プレシデンテ ~南米・チリ サッカー界の闇を知る男~』、Huluの『JAILERS/ジェイラーズ』『ザ・ビジネス/コールガールのマーケティング戦略』『セニョール・アヴィラ』に引き続き、7月17日(金)より新たなドラマが配信された。
Amazon Prime Videoオリジナルの、『候補者 ~メキシコシティの闇~』。
メキシコシティを舞台に、麻薬カルテルのドンを倒すべく奮闘するCIA捜査官2人組を描いた、スリリングな政治&諜報サスペンスだ。
脚本は、『GOTHAM/ゴッサム』『ザ・プラクティス ボストン弁護士ファイル』などを手掛けてきたアメリカ人クリエイター、ピーター・ブレイクほか。
あらすじ
主人公イザベルは、CIA本部からメキシコ支局に移動したばかりのCIA捜査官。もともとテロ対策の敵情分析官として5年間勤務していたが、突然現場の捜査官に抜てきされた。
メキシコに来てからは、在メキシコ米国大使館勤務の名目で、慣れない捜査官の仕事を始めたばかり。
“麻薬戦争を終わらせる”という壮大な目標を持つ、血気盛んな女性だ。
イザベルの新しい直属上司は、副支局長のウェイン・アディソン。ウェインは優秀だが非常に厳しい性格で、イザベルはメキシコに来て早々ウェィンから厳しい洗礼を受ける。
ウェインの下についたイザベルの新たなミッションは、メキシコシティで勢力を拡大している麻薬組織ゲレロ・カルテルのドン、ラファエル・バティスタを倒すこと。
そんな中、イザベルはかつての恋人ラロと再会する。メキシコシティの市長となったラロは、容姿端麗で、カリスマ性とクリーンな人柄を兼ね備えていることから、市民から強い支持を獲得していた。次期大統領候補との呼び名も高い、“パーフェクト”な男性だ。
しかしその正体は、バティスタの勢力拡大のために祭り上げられた政治家だった。
新しい任務についたことで、イザベルはかつての恋人とも対立することになる。
見どころ
派手さはないが、ダークで乾いた空気感が独特の魅力を放つ、大人向けの作品。
ラファエル・バティスタは、“闇の帝王”の異名をとる恐ろしい人物。罪のない一般人を脅して裏仕事を強制するなど、残虐非道な性格で知られる。
ウェインは、目的のためなら違法捜査もいとわない、破天荒な性格だ。
ウェインはなぜ、リスクをおかしてまで、ルールを無視した危険な捜査を行うのか。なぜそこまでして、バティスタに執着するのか。
その秘密についても、彼の過去に絡めながら少しずつ明かされていく。
ウェインは一見乱暴でつっけんどんな性格に見えるが、実はその態度には優しさが込められていることも次第にわかる。
責任重大、命懸けの任務に、毎日綱渡り状態で取り組むふたり。幾重にも罠が張り巡らされた、複雑な攻防戦にも息を吞む。
『候補者 ~メキシコシティの闇~』シーズン1
Amazon Prime Videoで独占配信中
文/吉野潤子
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