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2016年の熊本地震を乗り越え...JR九州豊肥本線に列車が帰ってきた!

2020.08.02

豊肥本線に列車が帰ってきた! 試運転列車同乗レポート

8月8日の全線開通を前に、7月21日より同区間で試運転もスタートしている。そんな試運転開始の初日、試運転に同乗して肥後大津〜阿蘇間を往復してきた様子をお届けしよう。

僕が試乗したのは、試運転列車の2本目。1本目については4年4か月ぶりの列車ということで、肥後大津〜阿蘇間の鉄路を噛み締めるように最高時速25kmで運転された。

2本目についても最高時速45kmでの運転となった。使用された車両は白いボディに青いラインのキハ147形ディーゼルカー。2両編成で阿蘇を目指す。

4年4か月ぶり! 列車で阿蘇を目指す!

肥後大津駅を出発し徐々に山道へ差し掛かかり、列車のエンジンが唸りを上げる。立野駅が近づくと、車窓に熊本地震と豪雨災害の復旧工事の後や、今まさに工事が行われている様子が見られた。

この試乗列車でもまだ2本目の運転。久々の運転に車内では多くの係員さんが職務にあたっていた。

右に見える機械で列車の揺れを計測。線路の状態をチェックする

立野駅に到着するといよいよスイッチバック! 進行方向を2度変えて、阿蘇を目指す。

やがて大規模な山体崩壊が起きた現場と新しく建設中の「阿蘇大橋」、そして崩落した阿蘇大橋の一部が見える。このあたりの国道57号はまだ開通しておらず、この光景は列車からのみ見ることができる。

立野駅に停車中、駅にはこんな看板が。

スイッチバックポイントに到着。左右の線路の高低差がわかる。

新しく架けられている阿蘇大橋

本当に想像を絶する被害が起きたことがわかる車窓が広がるが、そこに多くの人たちの手が加わり、こうして列車が再び帰ってきた。そんな4年4か月の日々を想像すると、筆者の胸には熱いものがこみ上げてくる。

崩落してしまった阿蘇大橋の痕跡

ここが最も被害の大きかった斜面崩落の現場だ。ついに再び、ここに列車が帰ってくる

そして、もう一つ印象的だったのが、この試運転列車に手を振る沿線の方、工事関係の方の多さだ。JR九州は観光列車を中心に、地域との連携へ非常に重きを置いている。九州を列車で旅をしているとこうして、なにげなく列車に手を振ってくれる人が多いのだが、これがとても心に残るのだ。

試運転列車に手を振る沿線のみなさん。多くの人が豊肥本線の復旧を待っていた。

阿蘇到着前には青空も

列車は阿蘇駅へ無事に到着。肥後大津駅では曇天だった空も、阿蘇山は姿を見せてくれなかったものの青空が広がった。

試運転を担当した市原昌之運転士。沿線出身ということもあり、強い思いを持ってハンドルを握った。

8月8日の豊肥本線全線開通を目前にJR九州では『スイッチオン!豊肥本線全線開通プロジェクト』がスタート! 豊肥本線沿線の観光情報やお得なきっぷの情報が掲載されている。

また、土日祝日にJR九州全線(割安な北部九州版もある)が2日間、九州新幹線、特急列車、快速・普通列車に乗り放題でおとな1万円、こどもについては2000円という「みんなの九州きっぷ」が9月23日まで期間限定で発売中。普通車指定席も6回まで使えるというすごいきっぷだ。3日前までにネット予約限定で購入できる。詳しくはこちら

7月に九州地方を襲った豪雨で再び、一部路線に甚大な被害が出てしまったJR九州だが、豊肥本線にとっては悲願ともいえる、実に4年4か月ぶりの運転再開となる。

新型コロナウイルス感染拡大の影響も考慮する必要はあるが、「みんなの九州きっぷ」は幸い9月23日まで発売されている。そして阿蘇は四季を通して魅力満載のエリアだ。

いつ行っても楽しいのが阿蘇、そして九州である。慌てず時期をよく考えて、豊肥本線の運転再開を讃えてみてはいかがだろう。

取材・文/村上悠太

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