オンラインショッピングサイトAmazonは、多種多様な商品をネットから購入できる便利なサイトだが、そんなAmazonが独自にタブレットを販売しているのをご存じだろうか。今回はそんなAmazonのタブレット、「Fireタブレット」をご紹介する。
ショッピングサイト「Amazon」のタブレット
ショッピングサイトの印象が強いAmazonだが、実は多くの製品を開発している。スマートスピーカー「Amazon echo」は有名だが、ほかにも電子レンジや壁掛け時計などにも取り組んでいる。今回はそんなAmazon製品のタブレット「Fireタブレット」について詳しく見てみよう。
Fireタブレットとは
Fireタブレットとは、前述した通りAmazonが販売するタブレットだ。画面サイズが7インチ、8インチ、10インチの3タイプに加え、子供用のキッズモデルも販売されている。
【参照】Amazon fire7
独自のOSを搭載!
一般的なタブレットには、「Windows OS」や「Android OS」、iPadには「iPad OS」といったOSが搭載されているが、Fireタブレットには、Amazonがタブレットのために独自開発した専用の「Fire OS」が搭載されている。このOSは、Android OSをベースとし、改良を加えたものだ。
ホーム画面はAmazon仕様! プライム会員には使い勝手抜群
Fireタブレットはアプリの並んだホーム画面を左右にスワイプすると「Primeビデオ」「Prime Music」などの画面が表示され、そのまま提供するサービスへアクセスできる。プライム会員であれば、非常に使い勝手のいい端末といえるだろう。
コスパが抜群!?
FireタブレットはAmazonのサービスに特化した内容になっている。そして、ほかのメーカーのタブレットに比べると値段はかなり安い。例えば7.9インチの「iPad mini」の64GBモデルが5万円ほどするのに対し、「Fire HD 8タブレット(8インチ)」なら9980円から購入可能だ。
もうひとつのAmazonタブレット「Kindle」との違い
AmazonのタブレットはFireタブレットのほかに、「Kindle」というシリーズがある。このKindle、ディスプレイを目に優しいものにするなど、電子書籍を読むためのタブレットといえる。
Fireタブレットにできる作業/できない作業
では、実際にFireタブレットでできる作業、できない作業にはどういったものがあるのかを紹介していこう。
動画や音楽の視聴ができる
前述した通り、PrimeビデオやPrime Musicへのアクセスが容易だ。もちろん、Primeサービス以外の音楽ファイルの再生も可能。イヤホンジャックも搭載されおり、有線ヘッドホンやイヤホンが使えるのも魅力のひとつ。
小説や漫画が読みやすい
Fireタブレットはスマホよりも画面サイズが大きい。そのため、小説や漫画、新聞などの文書を快適に閲覧できる。
容量の軽いゲームなら動く
オンラインゲームなどで容量が大きいゲームは別として、パズルゲームや音楽ゲームなど、軽めのアプリであれば、快適に利用可能。
Wi-Fiは必須
FireタブレットにはSIMカードスロットが搭載されていないので、データ通信サービスを利用したい場合には、Wi-Fiへの接続が必須だ。
GPSは搭載されていない
FireタブレットはGPS機能を搭載していない。
Google PlayストアやApp Storeは非対応
FireタブレットにはFire OSという独自のOSが搭載されているため、Google PlayストアやApp Storeからアプリをダウンロードできない。
※データは2020年7月上旬時点での編集部調べ。
※情報は万全を期していますが、その内容の完全性・正確性を保証するものではありません。
※製品のご利用はあくまで自己責任にてお願いします。
文/佐藤文彦