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テレワークの実施と人事異動が重なると、仕事への熱中度合いが低下する?

2020.08.07

テレワークの継続によりエンゲージメントが低下するパターンとは?

新型コロナウイルスの感染が拡大している今、十分な準備体制が整わないまま、在宅勤務によるテレワークを実施せざるをえない企業が増えている。

しかし、遠隔でのコミュニケーションや労働実態の管理、新入社員や異動した社員の定着支援を含めたマネジメントの困難さを理由に、テレワーク導入の意思決定が容易でないこともまた事実だ。在宅勤務が実現できる一方で、対面でのコミュニケーションがなくなることで組織の一体感やエンゲージメントの低下が課題として挙げられている。

今回パーソルプロセス&テクノロジーの調査により、テレワークを行っていても,オンラインを活用したマネジメントの工夫によりワーク・エンゲイジメントが維持される可能性を示唆された。

テレワークの長期継続による組織への共感とチームワークへの悪影響


下記グラフは、wevoxのエンゲージメントスコアを5つの要素に分解し、その推移を今回の調査対象の部署(group_2)についてプロットしたグラフである。

この部署においては、「チームワーク」と「組織への共感」のエンゲージメントスコアが長期的に下降トレンドであることがわかる。これは長期間のテレワークにより人と人とが直接会えない時期が続くことで、人とのつながりが弱まってくる可能性があることを示唆している。

新入社員・異動した社員のエンゲージメント低下について

次のグラフは、wevoxで測定されるエンゲージメントスコアの推移を、調査対象の2部署に対してプロットしたものである。2019年10月の前後で、異動があった group_1 の部署のみスコアが急落している。

詳細を確認すると、 group_1 のみ仕事への熱中度合いが低下していることがわかる。

詳細

以上の事実を総合すると、テレワークの実施と人事異動が重なると、仕事への熱中度合いが低下する事があることを示している。(※)

※同時期に group_2 のスコアに変化はないので、全社的な要因ではなく、 group_1 に固有である異動が原因であると考えられる。

エンゲージメント低下へ対するテレワーク時の対処について

group_1 の場合も、2019年11月以降、仕事への熱中度合いが回復したのみならず、他のほぼすべての項目で状態が改善している。

この背景には、ワークスイッチコンサルティングにて2019年11月から行われている以下の施策がエンゲージメントスコアに反映されていると考えられる。

通常からオンライン通話サービスを利用した 1on1、週次の部署全体のオンラインMTG、月次のワークショップ等によって組織方針の共有を密に実施していた。

特に「仕事への熱中」に関するスコアの低下を察知した後、 1on1 等の施策を通して目標設定を集中的に行うことで、2019年12月以降には、異動前と同等レベルかそれ以上を達成している。

また、先程 group_2 での低下が指摘されていた「組織への共感」や「チームワーク」の項目もともに改善していることが確認できる。これは、リモート環境下で直接顔を合わせることができなくとも、 1on1等のコミュニケーションを適切に実行することで、組織への共感やチームワークを維持・強化することが可能であることを示している。

サンプル数:201サンプル(男性102名、女性99名)
調査方法:インターネット調査

構成/ino.

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