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約4割のビジネスパーソンが「仕事のために心にゆとりがなくなった」「心身ともに疲れ果てた」と週に1度以上感じていた

2020.07.30

仕事に熱意があるのは全体の約4割、仕事から活力を得ているのは約2割

エンゲージメント』は、人事領域において「社員と会社との間での確固たる信頼関係」を意味しており、現在大きな注目を集めている。

エンゲージメントは大きく分けると「組織に対するもの」と「仕事に対するもの」があるが、今回リクルートマネジメントソリューションズは個人と組織の両方にポジティブな影響がより大きい「仕事に対するエンゲージメント」、すなわち『ワーク・エンゲージメント』に焦点をあてて調査を実施した。

「ワーク・エンゲージメント」とは、「仕事から活力を得ていきいきとしている」(活力)、「仕事に誇りややりがいを感じている」(熱意)、「仕事に熱心に取り組んでいる」(没頭)の3要素が揃った状態のことだ。

測定にあたっては、いくつかのよく使われる尺度があるが、今回はユトレヒト・ワーク・エンゲイジメント尺度の9項目版を使用。活力、熱意、没頭の各要素3項目ずつについて、「最近1年くらいにおいて、どのくらいの頻度で感じているか」を、0.まったくない~6.いつも感じる、の7段階で聞いている。

約4割が1週間に1度以上の頻度で「仕事に熱心だ」、3割強が「仕事に誇りを感じる」「仕事をしているとつい夢中になってしまう」と回答。一方で、「活力がみなぎるように感じる」「さあ仕事へ行こう、という気になる」と回答した人は全体の約2割だった。

また、9項目を平均したワーク・エンゲージメントのスコアは2.62(活力2.35、熱意2.92、没頭2.57)であった。

性別、年代、職種ごとの平均点に有意な差は見られなかったが、この3属性をかけ合わせた24群別にみると、スコアが高いのは営業職の20代男性(3.05)、40代女性(3.03)、低いのはサービス職の30代女性(1.98)、40代女性(2.33)であり、小さくない差が見られた(図表3左列)。

具体的にどのような仕事の場面でワーク・エンゲージメントが高まるか(仕事が楽しくて知らないうちに時間が過ぎているように感じたり、仕事に喜びを感じたりするのは、どのようなときか)という設問の

自由記述回答をみると、多いのは「仕事が前に進む時」「役に立っていると思ったとき」「集中しているとき」「成果が出たとき」「良いものを目指して工夫しているとき」などだった(図表4)。

「貢献」「達成」といった場面に加え、「仕事が段取り通りに進む」「作業に集中している」といった日常的な場面が、仕事へのポジティブな感情につながっていることがわかる。

一方、「仕事が面白くない、仕事がくだらない、意味がない仕事だ、と感じるのはどのようなときか」という設問への自由記述回答では、「誰のためにもならないと感じるとき」「誰でもできる仕事だと感じるとき」「上司からの理不尽な扱い」などが見られた(図表5)

約4割の人が週に1度以上、「仕事のために心にゆとりがなくなった」「心身ともに疲れ果てた」と感じている 

「バーンアウト(燃え尽き症候群)」とは、ワーク・エンゲージメントの対義語で、「自分はこれだけ頑張っているのに、これだけ尽くしているのに、なぜ成果が上がらないのだ」という思いが募った結果、何かの引き金によって燃え尽きてしまい、突然休職したり、重い場合には離職したりうつ病になってしまったりすることを指す。

調査では、ワーク・エンゲージメントの実態と共に、仕事に熱心に取り組みすぎるあまりに心身が疲弊してしまうことへの懸念も鑑み、バーンアウトの実態についても調査を実施した。日本版バーンアウト尺度で使われる項目のうち情緒的消耗感に関する3項目を用い、ワーク・エンゲージメントと同様に最近1年間の状況を0.まったくない~6.いつも感じる、の7段階で尋ねた。

「仕事のために心にゆとりがなくなった」「心身ともに疲れ果てた」と1週間に1度以上の頻度で感じている人は約4割だった。

バーンアウトの理由を選択肢で尋ねたところ、バーンアウト高群(上位33%)で多かったのは、「賃金の低さ」「突発的な業務の多さ」「顧客対応の大変さ」だった(図表6)。「仕事の裁量の低さ」「仕事の負荷に対する報酬の不足」が、疲弊感をひきおこすと考えられる。

調査概要

調査対象:会社勤務の正社員
※勤務先の従業員規模は300名以上、管理職・役員・経営者は除く。勤務先企業での在籍移管は1年以上
※性別、年齢層(20代/30代/40代)、職務系統(営業/サービス/事務/技術)がそれぞれ均等になるように回収

調査内容:どの程度仕事に熱中したり喜びを感じたりするか、またそれはどのようなときか、どの程度仕事が面白くない、意味がないと感じるか、またそれはどのようなときか、仕事や職場・上司の状況、適応感など

実施期間:2019年11月
実施方法:インターネット調査
有効回答数:624名

構成/ino.

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