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料理中の食材が見える鍋、土の中まで見えるプランター…何でも見える透明性バツグンの雑貨4選

2020.07.29

■連載/コウチワタルのMONO ZAKKA探訪

 現代はとかく分かりやすさが求められている時代だと思う。分かりにくいモノに対してコストを費やすことに対する根強い抵抗感があり、分かりやすいモノを喜んで受け入れる空気が蔓延しているように感じる。分かりにくいモノを時間をかけて理解することで真の意味で自分の中に浸透させる側面はあるものの、時間や大量の情報に追われる現代にあっては分かりやすさが求められるのも頷ける。

 そんなわけで、今回はそんな時代に合致した透明性の高い雑貨たちを集めてみた。今まで見えなかったものを見えるようにするなど、どれも分かりやすさを重視した透明性バツグンの雑貨たちばかりだ。

ついに完成?感情を煙で可視化する帽子『FUME HAT』

 昔から怒っている人を表す表現として「頭から湯気が出ている」のようなフレーズがあるが、『FUME HAT』はまさにそれを具現化したようなプロダクトだ。このプロダクト、耳の後ろに付けた脈拍センサーがユーザーの感情を察知し、その感情に応じて帽子から煙が出てくるというモノとのこと。製作された時点ではすべての感情を細かく表現するというよりは、一定のレベル以上に感情が高まるとそれを察知する、という仕組みになっているようである。技術は日々進化しているので、将来的には感情の種類に応じて煙の量や色を変えて可視化する、ということは十分にできそうな気がする。

 私自身がまさにそうなのだが、内向型の人間は自身の中では様々な考えや感情が渦巻いているのだが、それらが外に表現されるまでの時間がとても長く量も少ない。そのために「何を考えているのか分からない」なんてことを他人に言われてしまうことがある。このようなプロダクトがあると、そうした誤解の解消に繋がるかもしれない。もっとも、何を考えているかまで他人に知られる社会になって欲しくない、という思いも個人的には強いので、使われる場面は限定的であって欲しいと願う。

 こちらのプロダクト、個人製作によるものだそうで、現在のところ市販化される予定は未定のようだ。

見える化することで適切な手洗いが可能になる蛇口『iWash』

 全世界的に問題となっている新型コロナウイルス感染症(COVID-19)。こうした感染症と付き合う上で難しいのが、見えないウイルスを相手にしないといけない点だろう。『iWash』は残念ながら実用化されたものではなくプロダクトデザインとして公表されているものであるが、私たちのニーズに合致するものではないかと思う。

 この『iWash』、蛇口が進化したプロダクトなのだが、蛇口にデジタル顕微鏡とスクリーンが付随しており、洗っている手の細菌の様子をスクリーンに表示することでユーザーに適切な手洗いを促す仕掛けになっている。しかもLEDライトが赤色から緑色に変わることで細菌が洗い落とせたことも教えてくれるので、子どもに対して手洗いを教える際にも教えやすい仕組みとなっている。

 私たちが手洗いをする際、細菌を実際に目で見て確認することはできないので、化学的もしくは経験則に頼った洗い方をするしかない。その方法でおおよそ洗い落とせていると信じたいがそれを裏付けるものは何もない、というのが現実だ。このようなプロダクトが実用化されることによって恩恵を受ける人たちは確実にいるに違いない。

料理の出来上がる過程も可視化する鍋『THE GLASS POT』

 鍋というのは一般的に横から中身を見ることはできず、上から見下ろして中身を見るもの。そんな鍋がもしスケルトンになったら?そんな想像でしかないようなアイデアを現実にしてしまった製品が存在する。それがこの『THE GLASS POT』だ。素材に高密度のホウケイ酸ガラスを用いることで、鍋としての形と用途を保ちつつ、透明なデザインの鍋を実現している。もちろん、鍋であるのでそのままコンロにかけて加熱することができるし、食洗器に入れて洗浄することも可能とのこと。

 鍋がスケルトンになる、というアイデアはメリット・デメリットがあると思う。メリットとしては横から具材の様子を観察できるのでより的確に調理時間や方法を調整できることだろう。また、実際に調理される過程が見えることは子どもに料理を教える際の楽しみを増やすことにも繋がる気がする。一方のデメリットはやはり耐久性の問題。ステンレス鋼製の鍋なら落としたところで割れることはまずないが、ガラスを使用している『THE GLASS POT』では落としどころが悪ければ割れてしまう。扱いにより気を遣わないといけない点がデメリットだろう。

 価格は210ドルで「ARTEMEST」のHPで販売されている。日本への配送の場合は追加で20ドルかかるとのことだ。

植物の見えない健康状態まで可視化するプランター『Self Planter』

 まるでテレビの検証番組か何かで出てきそうな断面図状になっている『Self Planter』。実はこれでれっきとしたプロダクトである。一般的なプランターではまず見えない土中の様子が見えるので、例えば根が腐り始めていたらこれまでより早くその異変に気付いてあげることができる。

 このプロダクト、最初に目にした時は「土の状態が分かるから、水のあげるタイミングを間違わないで済む点」がメリットだと勘違いした。ところが、実際には底面のメンブレン製の芯が水を吸い上げて土に送るので、ユーザーは外側のポケットに水を入れておけばいちいち土の乾燥具合を確認して水やりする必要がない製品となっている。そうなると、どうしても見える化しないといけなかったのかという疑問が湧いてくるが、視覚的な面白さが加わる点は確実にこの製品の特長だと思う。見えない部分が見えるようになっている点も面白いし、使われているスケルトンのパーツや水や植物の色とマッチして溌剌とした印象を受ける。

 カラーラインナップはアンバー・アクア・イエロー・クリアの全4色。価格は税込み16,500円で「Generate Design」のHPから購入することが可能だ。

text/Wataru KOUCHI

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