世界中で毎日2600万以上のマッチを生み出す、世界最大級のソーシャル系マッチングアプリ「Tinder」は1年前の2019年6月、メンバーが自身の性的指向を選択してプロフィールに表示させることができる「オリエンテーション(性的指向)機能」を導入*1 した。
オリエンテーション機能では、メンバーは9つの性的指向(ストレート、ゲイ、レズビアン、バイセクシャル、アセクシャル、デミセクシャル、パンセクシャル、クィア、クエスチョニング)のうち最大3つ選ぶことができ、既に本機能が導入されている国々*1 では、62%のメンバーが性的指向を設定している。なお、本機能は今後、日本を含む多くの国に順次拡大していく予定だ。
さらに、社会課題への意識が高く、多様性と包含性に対して偏見にとらわれない自由な考えを持つと言われるZ世代(18~25才)のメンバーは、ミレニアルやX世代のメンバーに比べて性的指向を設定する割合が20%多く、「クエスチョニング&ストレート」というように複数の性的指向を選択する人が 37%多いこともわかった。
オリエンテーションに続いて、今後、「モア・ジェンダー(自認する性)機能」*2 の導入拡大も予定している。2016年に LGBTQ支援団体の協力を得て開発されたこの機能では、30 種類以上の性から、自分に該当する、あるいは近いものを選び表示させることができる。現在、26才以上のメンバーと比べて開拓精神が旺盛なZ世代のメンバーの方が、この機能をより活用している傾向にある。
Tinder は、オリエンテーションとモア・ジェンダーの導入によって、LGBTQコミュニティを含むすべてのメンバーが自分らしさに誇りを持ちながら、新たな可能性を広げる出会いへの扉を開くことにつながると信じている。
すべての人のありのままの姿が尊重される世の中になり、メンバーが新たな可能性を発見していけるよう応援していく。
■CEO エリー・セイドマン氏コメント
「ありのままの姿でいることは全ての人が持つ権利であり、それは真の自分を表現することから始まると考えています。その理由からこの度、オリエンテーションとモア・ジェンダーの拡大を決定しました。Tinder のメンバーの約半数を占めるZ世代は、世の中がより包含的になることを願っている世代と言われており、この度のオリエンテーションとモア・ジェンダー機能の拡大が、その一助となることを願っています。これらの機能を世界中の人にお届けできることを楽しみにしています。」
*1 2019年6月オリエンテーション機能導入済の国:アメリカ、カナダ、イギリス、アイルランド、インド、オーストラリア、ニュージーランド
*2 モア・ジェンダー機能導入済の国:アメリカ、イギリス、カナダ、フランス、スペイン、ドイツ、オーストラリア、インド
出典元:Tinder Japan
https://tinder.com/
構成/こじへい