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世代をコンセプトに作られた「人生醸造craft」ってどんな味!?AIとビール職人による夢のコラボ誕生秘話【PR】

2020.07.29PR

20代、30代、40代、50代といった4つの世代をAIとビール職人が表現したら、どんな味、香り、色になるのだろうか……。そんなユニークな発想から『人生醸造craft』という全く新しい商品が誕生した。気になる味わいはもちろん、開発された背景について、プロジェクトに携わった3人のキーマンに話を聞いた。

話を伺ったのは〝世代別〟の味、香り、色を表現するためのデータ分析に携わったNECのデータサイエンティストである有里さん(右)と柏原さん(左)。そして、NECのデータをふまえて醸造を行なったCOEDOビールの朝霧社長(中)。

意外と個性の強い20代、柑橘系の爽やかな30代

色とりどりの表現ができるクラフトビール。その職人が手がけた『人生醸造craft』は、20代から50代まで、4つの世代ごとに色が違う。香りも味も様々だ。そんな『人生醸造craft』を、20代の有里さん、30代の柏原さん、40代の朝霧社長と、世代が異なる3人に試飲してもらうことに。

グラスに注ぐと、20代のピンク、30代のブルー、40代の黄金色、50代の赤褐色と、色の違いが際立つ。特に30代のブルーが注がれると「お~っ!」という、2人のデータサイエンティストから歓声が上がった。

――世代別に〝人生の軌跡〟が味わえるという『人生醸造craft』ですが、ご自身の年代はいかがでしょうか?

有里(20代) ぼくらの世代は、おとなしめのイメージで見られていると思うのですが『人生醸造craft』で表現した20代の香りは、かなり個性が強くて驚きました。味としては40代が一番好きです(笑) 

朝霧(40代) 『人生醸造craft』の4種類では40代が一番〝おとなしい〟レシピ設計になっています。色も一般のビールに近いですし。

柏原(30代) 〝包容力のある上司〟って感じですかね(笑) ぼくも40代の香りが好きですね。フェノールが強く、未体験の面白い香りがします。色はやっぱり30代のブルーがいいですね。

朝霧 いちばん苦労した色ですよ。青いビールってないから。

柏原 AIがファッション画像を分析してデニムの青を出して来たんですよ。COEDOさんから「この色は出せない」と、断られるかもしれず、ちょっと心配でした。

有里 20代と30代は酸味(SOUR)が強いのが特徴ですが、それぞれの酸味の種類が微妙に違うようですね。

朝霧 20代のピンクはハイビスカスの花から抽出し、花の香りが甘酸っぱさを引き出しています。30代の酸味はレモンを使っています。色のイメージがブルージーンズだというので、爽やかな柑橘系が合いそうだと。このへんはビール職人の感性で素材を選びました。

有里 香りは50代が一番まろやか。

朝霧 20代は個性があっていい。50代ともなれば落ち着いて、まろやかな大人であってほしいというビール職人の願いも込められている気がします(笑)

30代のブルーは、かつてデニムが流行した証拠!?

クラフトビールは、はじめに色、次に香り、最後に舌と喉で味わうもの。この「色」「香り」「味」の3ステップを人生になぞらえて表現したのが『人生醸造craft』なのである。

開発に当たり『CanCam』や『DIME』といった小学館の雑誌を約40年分用意し、その写真、テキスト情報を、NECのAI「NEC the WISE」が学習。その分析結果をもとに、世代ごとの色、香り、味を表現するためのデータを、柏原さんと有里さんが導き出したそうだ。

例えば、40代を表す「40’s YELLOW」では、色は20代の頃に読んでいた『CanCam』のトレンドカラー、香りは30代に読んでいた『Oggi』や『DIME』のトレンドワード、味は40代の今読んでいる『Domani』のトレンドファッションを分析している。

――なぜ、クラフトビールという業界で、このような世代別の商品を作りたいと思ったのですか?

有里 ぼくは昨年社会人になって、年上の人と話す機会も増えました。しかし、なかなか共通の話題を見つけることができなくて(苦笑)。『人生醸造craft』のような商品があれば、コミュニケーションのきっかけになると思ったからです。

柏原 特に年下は、年上の人に対して仕事以外の話はしにくいですよね。『人生醸造craft』は、雑誌をデータベースにしているので世代間の違いがわかりやすく、ファッションの話題からプライベートの話にもつながりやすいのではないでしょうか。

――AIは味や香りを具体的にどうやって導き出したのですか?

柏原 色は本人たちが20代の頃に読んでいた『CanCam』の服の画像からトレンドカラーを分析しました。次に香りは、20代の頃と〝現在〟の間の時期(今の40代なら30代の頃)に読んでいた雑誌の単語を分析しました。香りの指標は5つありますが、例えば「フルーティー」なら、それを連想させる「華やか」とか「キレイ」といった単語を、AIがピックアップしていきます。たくさん「キレイ」という単語が使われている世代はフルーティー度数が高くなる……というわけです。最後に味は、今現在、当人たちが読んでいるファッション誌からファッションテイストを抽出しました。

――ファッションからどのように味を分析するのですか?

有里 それは雑誌の編集者の力も借りました。編集者の方にファッションのテイストを「甘め」とか「ドライ」とか、ある程度タグづけしてもらい、それをAIに学習させたのです。例えば、スカートや柔らかい印象の服装なら「甘め」、パンツや寒色系の服装なら「ドライ」といった具合です。学習したAIが数千枚に及ぶファッションの画像を分析し、各世代の味を出しました。

――30代のブルーはどんな分析から?

柏原 おそらく、今の30代が20代の頃に流行していたデニムファッションの影響ではないかと思います。GANという画像生成のAI技術が当時の『CanCam』を学習し、架空の人物を生成しました。トレンドカラーはそこから抽出したのですが、30代のその架空人物が履いていたのが、デニムだったのです。また、50代が濃い赤になっているのは、今の50代が20代だった頃はバブルの真最中で、原色系のファッションが流行っていたのを、AIが学習したからだと思われます。

有里 バブル後のトレンドは原色系からアースカラーに移り、その結果が40代のやや濁ったカラーとして出たのかもしれませんね。

――『人生醸造craft』の開発で苦労された点は?

有里 クラフトビールの開発には、どんなデータをどのような指標に落とし込めば成立するのか。COEDOビールのブリュワーさんに、どういった情報をお渡しすれば醸造に生かせるのか。それを決めるまでが、大変であり、データサイエンティストとしてやりがいを感じるところでもありました。

柏原 そもそも指標がわからなかったので、そこはCOEDOビールの朝霧社長と一番議論を重ねたところですね。

クラフトビール職人だから作れた『人生醸造craft』

――人生を醸造するという独創的すぎるコンセプトの商品づくりに、COEDOビールの職人たちはどのように取り組んだのでしょうか。

朝霧 我々は普段「どういうビールを作ろうか」という話からスタートします。今回の『人生醸造craft』はAIが導き出したデータをもとに色、香り、味わいを突き詰めるという、今まで経験のない企画でした。また、飲む人にもそのコンセプトがわかりやすく、世代をイメージしやすいものにしなければなりませんでした。そのことをふまえて、フレーバーだけで何十もの指標がある中から、5つに絞り込んだのです。

――特に色は、世代によって様々。実にきれいですね。

朝霧 AIの分析結果にもとづく色の表現が、最も苦労しました。ピンクやブルーの色を表現できたのは、自由度の高いクラフトビールを、COEDOビールが日頃から手がけているからです。例えば、ワインは基本的に主原料にブドウしか使いませんし、日本酒なら米です。しかしクラフトビールは、麦の加工もいろんな方法があるし、副原料も使えます。大きなクリエイティビティが醸造者側に委ねられるのですね。ただ、ブルーの色を実現するのはかなり難航しましたね。かといって、COEDOとしては合成着色料を使いたくはありませんでした。

――では、どうやって青を出したのですか?

朝霧 クチナシの実から取られる天然色素です。『人生醸造craft』の「20代」で使ったハイビスカスは以前にも採用したことがありましたが、クチナシの青は私たちにとっても初めての経験。ブルーへの挑戦は、ブリュワーのクリエイティビティを大いに発揮できたと言えますね。

人とAIの協同作業で、いまだかつてない商品が生まれた

――そもそも40年分の雑誌のデータなどをもとに、各世代の人生を表現しようという発想は、AIがなければ生まれなかったことだと思います。AIと人は将来、どんな関係になっていくのでしょうか。

有里 AIというと、人の仕事を奪うみたいなイメージを持っている人もいるかもしれません。しかし、AIだけでできる作業はほんの一部。人が介在して初めてできる作業が、ほとんどだと思います。『人生醸造craft』も、ファッションの各写真に対して「甘め」や「ドライ」というタグづけをしてくれたのは雑誌の編集者の方ですし、香りや味の指標を決めたのはビール職人さんたちでした。ぼくはそうした人の仕事をサポートできるようなAIを、今後も開発していきたいですね。

柏原 AIはこのプロジェクトで、何万という画像と、数えきれないテキストを読み込んで分析しました。これを人間がやったら何年かかるかわかりません。大量のデータ処理をAIが担い、人は人にしかできない仕事に集中する。役割分担をしながら助け合える関係になっていくといいですね。

朝霧 『人生醸造craft』は、AIが分析したデータをもとに作られたから面白いんですよ。ぜひ、グラスに注いで色も愛でながら、いろいろな人と楽しんでほしいですね。

有里 今回のAIの分析結果は、各世代の特徴を断言しているわけではありませんが「確かに、この色は30代っぽい」とか「40代の味はもっとこうだと思う」とか、いろいろツッコミながら、別の世代の人たちと飲んでもらえると楽しいかも。

柏原 確かに。『人生醸造craft』を通じて、世代間の理解も深まると思いますね。

AIのデータ分析によって生まれた、見て楽しい、飲んでおいしい『人生醸造craft』を手に、3人の話は大いに弾んだ。この先もAIを駆使した、想像もつかない商品が生まれることを期待したい。

有里悠希(左)
NEC Al・アナリティクス事業部 データサイエンス部。2019年入社。データサイエンティスト。流通・小売業界、製造業界の分析を主に担当。数値予測や画像分析が得意。

柏原洋允(右)
NEC Al・アナリティクス事業部 データサイエンス部。2014年入社。データサイエンティスト。流通・小売業界、製造業界の分析を主に担当。時系列分析や数値予測が得意。

朝霧重治(中)
コエドブルワリー代表取締役社長 ビール伝道士。埼玉県川越市出身。2003年から社長に。コエドブルワリーは1996年創業。川越名産のさつまいもを原料に用いたビールが特徴。

『人生醸造craft』4缶セット
コエドビールオンラインストア
https://webshop-coedobrewery.com/

「NEC the WISE」
https://jpn.nec.com/ai/ai_craft/index.html

取材・文/佐藤恵菜 撮影/干川修

クラフトビールには麦芽とホップ+副原料が使われることがあるため、一般的なビールよりも広い定義で本記事では使用しております。
副原料を使用しているものは酒税法上は発泡酒に分類されます。「人生醸造craft」には発泡酒が含まれております。

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