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ダイキン独自のプラズマ放電の一種「ストリーマ技術」が新型コロナの不活化効果を実証

2020.07.20

ダイキン工業は、同社独自のストリーマ技術の新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)およびマウスコロナウイルス(MHV-A59)に対する不活化効果を東京大学大学院 農学生命科学研究科 久和茂教授、岡山理科大学 獣医学部・微生物学 森川茂教授らの研究グループと共同で実証したと発表した。

同社は2004年よりストリーマ技術の効果検証として、ウイルスでは鳥インフルエンザウイルス(A型H5N1)やRSウイルス、マウスノロウイルス、細菌では大腸菌や緑膿菌、アレル物質ではスギ花粉やカビ・ダニのフンや死骸など60種類以上を公的機関にて実証してきた。

今回新たに、ストリーマを3時間照射することにより新型コロナウイルスおよびマウスコロナウイルスが99.9%以上不活化することが確認できたという。

なお本実証は、試験用ストリーマ発生装置を用いた実験の結果であり、実機・実使用環境での効果を示すものではない。

実験結果

ストリーマを1時間照射することにより新型コロナウイルスは93.6%、マウスコロナウイルスは91.8%不活化された。

ストリーマを3時間照射することにより新型コロナウイルスおよびマウスコロナウイルスが99.9%以上不活化された。

※1出典:岡山理科大学獣医学部微生物学講座 森川 茂「プラズマイオン発生装置(ダイキン社製ストリーマ)のSARS-CoV-2に対する不活化作用に関する研究報告書」
※2出典:東京大学大学院 農学生命科学研究科 実験動物学研究室 久和 茂「プラズマイオン発生装置(ダイキン製ストリーマ)のマウスコロナウイルスに対する不活化作用に関する研究」

評価方法

マウスコロナウイルス(MHV-A59)は、ニドウイルス目コロナウイルス科ベータコロナウイルス属に属するウイルス(1本鎖RNAウイルス、プラスセンス、エンベロープあり)で、新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)と同じ属に属するウイルスの1つである。

まず、マウスコロナウイルスを用いて実験系を確立し、その後に、新型コロナウイルスを用いて評価を行なった。

安全キャビネット内に約31Lのアクリル製ボックスを2個設置(ストリーマ放電装置が装備されたボックスと、装備されていないボックス)、両ボックス内にシーソーシェーカーを置き、その上に6ウェルプレートを置いた。

プレートの各ウェルにウイルス液0.5mlを入れ、シーソーシェーカーで撹拌(約12回/分)しながらストリーマ照射を行なった。

1、2、3時間後にそれぞれ2つのウェルからウイルス液を回収し、ウイルス価を測定した。

マウスコロナウイルスのウイルス価は、DBT細胞を用いてプラーク法で定量した。新型コロナウイルスのウイルス価は、Vero E6 / TMPRSS2細胞を用いてTCID50法で定量した。

ストリーマ技術について

ストリーマ放電

ストリーマ技術は、2004年に同社が実用化したストリーマ放電により有害物質を酸化分解する技術。プラズマ放電の一種であるストリーマ放電は、それまで困難とされていた「高速電子」を安定的に発生させることに成功した画期的な空気浄化技術で、一般的なプラズマ放電(グロー放電)と比べて、強力な酸化分解力が得られる。

そのため、ニオイや菌類・室内汚染物質のホルムアルデヒド等に対しても持続的な除去効果がある。

同社はこれまでにも、鳥インフルエンザウイルス(A型H5N1)やインフルエンザウイルス(A型H1N1)、マウスノロウイルス、食中毒の原因となる毒素や細菌といった有害物質に対して、大学及び公的研究機関と共同で効果実証してきた。

これまでに実証されたウイルスの試験項目

その他、細菌ではレジオネラ菌や緑膿菌など7種類、アレル物質では、スギ花粉やコナヒョウヒダニ(フン・死骸)など30種類、有害化学物質19種類を公的機関にて実証している。

関連情報:https://www.daikin.co.jp/

構成/DIME編集部

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