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カミソリで男性のマスクによる肌荒れを予防できる!?スキンケアシェービング法を皮膚科医が伝授

2020.07.22

マスク生活が続く中、マスクによる肌荒れが気になるという声が聞こえる。そこで今回は皮膚科専門医に、マスクによる肌荒れの原因と、男性向けの対策方法をレクチャーしてもらった。

【取材協力】

野村有子先生
野村皮膚科医院院長・医学博士、日本皮膚科学会認定専門医。1986年、慶應義塾大学医学部卒業後、同大学医学部皮膚科教室に入局。同大学助手、神奈川県警友会けいゆう病 院皮膚科勤務を経て、98年、横浜市に野村皮膚科医院を開業。「一人ひとりの患者を大切にし、最高の医療を提供する」という医療理念のもとに、あらゆる皮膚疾患についてていねいに説明をし、治療からスキンケアにいたるまできめ細かな指導を行っている。

マスクの男性の心配ごとアンケート調査結果

マスクが手放せない生活は、夏になってもまだ続くとみられる中、男性ビジネスパーソンたちはさまざまな心配をしている。

男性専門の総合美容クリニック「ゴリラクリニック」が2020年6月1日~6月2日に実施した、20代~50代男性ビジネスパーソン600名に対する「2020年/夏場の悩み」アンケート調査の結果によれば、夏のマスク着用時の心配ごととして、「マスク蒸れ」(60.4%)、「マスク内の汗」(46.9%)、「マスク熱中症」(39.6%)、「マスク内の臭い(口臭)」(31.1%)、「マスク焼け」(23.1%)、「肌荒れ(ニキビ・吹き出物)」(15.6%)が上位に上っていた。

この1位のマスク蒸れは暑さや不快だけでなく、肌荒れにもつながるといわれている。

マスクの肌荒れの原因は「角質層のふやけによるバリア機能の低下」

皮膚科医の野村有子先生は、気温の上昇とともに、マスクの中の湿度も上がり、皮膚の表面にある角質層のふやけが起こりやすくなるという。そして角質のふやけが起こることで、皮膚の本来の機能が低下してしまうのだそうだ。

「皮膚には外部刺激から守るためのバリア機能が備わっています。表面のわずか0.02mmの角質層が肌からの水分の蒸散を抑えて、さらに外部刺激から肌を守っています。ところがマスクの蒸れにより、この角質層がふやけて不安定な状態になり角質細胞がはがれやすくなって、本来のバリア機能が低下してしまうのです」

バリア機能低下が起こると、外からの刺激に弱くなり、肌荒れを起こしてしまうそうだ。

「肌のバリア機能の低下が起こると、ちょっとしたマスクの着脱で起きる摩擦で刺激を受け、トラブルの原因なります。また、何度か使ったマスクの繊維のケバ立ちによるチクチクした刺激、サイズの合わないマスクによる締め付けや、耳にかけるゴムの摩擦も刺激になります。肌のバリア機能が正常に働いていれば、多少のマスクの摩擦には耐えられますが、角質ふやけてバリア機能が低下していると、摩擦刺激に敏感に反応し、かゆみ、ピリピリした痛みや、赤みなどの肌荒れにつながります」

角質をリセットして予防ができる

では、この原因となる「角質ふやけ」はどのように対策できるのか。

「男性なら、毎朝のヒゲ剃りをカミソリにすることで、不安定になった角質をリセットして予防することができます。ですので、カミソリを使って毎朝シェービングを行うことをおすすめします。シェービングを行うことで、古い余分な角質が除去され、角質ふやけを起こりにくくします。また、シェービングは皮膚のターンオーバーを促進し、皮膚のバリア機能が正常に働きます。

カミソリを使ったシェービング後は、肌が水分を吸収しやすい状態になっていますので、このゴールデンタイムを逃さず保湿することで、マスクによる肌荒れを防ぎます」

いつも電気シェーバーなどで剃っている人は、カミソリに変えて角質を除去してみるのも試してみよう。とはいえ、カミソリは肌を傷める恐れもあるので、角質を除去したいからといって、強い力で行わないように注意を。より安全に行う方法を次で確認しておこう。

スキンケアシェービングの方法

カミソリメーカーのシック・ジャパンは、「スキンケアシェービング」というヒゲ剃り方法を提唱している。これを実践すると、古い余分な角質が除去され、シェービング後の保湿効果が高まることがわかっているそうだ。

●スキンケアシェービングの8ステップ

1.洗顔フォームで顔を洗って肌を清潔にし、余分な皮脂を落とす。ヒゲにたっぷりと水分を与え、やわらかく剃りやすい状態にする。

2.洗顔でやわらかくなったヒゲの上からシェービング剤を塗布することで、ヒゲをさらにやわらかくする。肌表面も滑りやすくなり、刃 による摩擦から肌を守る。

3.面積の大きい頬から剃っていく。カミソリは頬の外側から当てる。細かくカミソリを動かすのではなく、大きなストロークで上から下へ。さらには外から内へ剃り進める。一番内側は頬から鼻の脇を通ってそのまま斜めに口周り上部まで剃り落とす。(口周りは残しておく)。

4.両頬を剃ったら、次に喉。毛流れに沿って順剃りを。人によって毛流れが違うので、よくチェックしよう。

5.顎(あご)はフェイスラインに沿って剃る。頬を剃るときに剃りきれなかった顎のヒゲを順剃りで剃る。顎のラインと平行に外から内のステップで剃る。

6.最後に残るのは鼻下と唇下の三角地帯。まずは唇下をやさしく剃り落とす。何度もカミソリを当てず、 すっと1回で剃れるとベスト。

7.一番デリケートな鼻の下は最後に。三角に残ったヒゲを、やさしく順剃りで剃り落とす。軽くカミソリを当てて、すっと1回で。

8.洗顔、シェービング後は、余分な皮脂や古い角質が取り除かれ、肌が水分を吸収しやすくなっている。こ のタイミングがまさにスキンケアのゴールデンタイムです。このゴールデンタイムを逃さず保湿することで、肌がしっかり水分を吸収し理想的な肌へと導くことができる。

マスクの肌荒れが気になるなら、その原因をチェックし、場合によってはカミソリによるヒゲそりを試してみるのもいいかもしれない。

取材・文/石原亜香利

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