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アクセス重視から環境・スペース重視へ!コロナ影響下で物件選びのニーズに大きな変化あり

2020.07.20

新型コロナの感染拡大により進んだ在宅生活やテレワーク。その生活の中心が家になったことで、物件選びのニーズも変化している。果たして、どのような変化がみられるのか、不動産情報サイト「アットホーム」の担当者に聞いた。また、お部屋探しの最新のトレンドも合わせて探ってみた。

【取材協力】
三留香澄さん
アットホーム株式会社 マーケティングコミュニケーション部 広報グループ
1990年生まれ。アットホームに入社後、不動産会社に対し課題解決ソリューションなどを提案する営業職を経て広報にて加盟店向け会報誌「at home TIME」の編集を担当。現在は、広報・PR業務、アンケート調査業務に携わる。

テレワークの増加にともない物件選びの条件はどう変化?

テレワークの増加にともない、具体的にはどんな条件で物件を選ぶ傾向が出ているのか。アットホーム株式会社のマーケティングコミュニケーション部 広報グループの三留香澄さんは、次のように話す。

「“新しい生活様式”としてテレワークの浸透などが予想される今、住まい探しでこだわる条件を見直す人が増えているようです。アットホームがテレワーク経験者を対象に実施した調査(※1)では『今後もしテレワーク中心になったら、住まいを選ぶ条件が変わる』と回答した人が78.0%でした。

具体的には、『アクセス重視』から『生活環境・スペース重視』という傾向に変わってきています。『通勤に便利』や『最寄り駅が近い』などの条件よりも、『仕事部屋が確保できる間取り』『閑静な住宅街』『防音』『本当に住みたいエリア』などの条件を重視して住まいを選ぶ人が多いようです。

『仕事部屋・書斎が欲しい』『閑静な住宅街』と回答した人にその理由を伺うと、自宅で仕事を行っていると家族の気配や生活音が気になる、Web会議中に車の音や家族の声が入ってしまうなど、仕事に集中できる環境を整えたいと考えていることが分かりました。

また、『好きなエリアに住みたい』と回答した人は、実家の近くや郊外など通勤アクセスを考えずに住むエリアを選びたいと考えているようです」

テレワーク化したことで、物件選びには、住まうことそのものへの関心が増し、何より仕事場としての環境を確保することが重要になってきているようだ。

※1調査概要/対象:テレワーク経験者159名、期間:2020年6月12~18日、方法:インターネット調査

治安の良さ・災害への強さにもニーズが

三留さんによると、現在はエリアにこだわる傾向も出てきたという。

「アットホームの調査(※2)によると、新型コロナウイルス感染症の流行前に、住まいを探す際にこだわっていた条件として、『通勤・通学に便利』『最寄り駅から近い』など交通アクセスに関わる条件が多く挙げられていましたが、現在は『周辺環境』『治安が良いエリア・災害に強いエリア』など住むエリアにこだわる人が増えていることが分かりました。今後、災害などの有事が発生した場合でも、感染予防のために避難場所へ集まるのではなく、自宅で過ごすことが求められるケースも想定されるため、そのような場合でも自宅で安全に過ごせるエリア、必要な物資を確保できる、買い物がしやすいエリアに住みたいと考えている人が増えているようです」

※2調査概要/対象:10~70代男女、期間:2020年6月12~18日、方法:インターネット調査

近年は狭小、コンセプト、カスタマイズ…特殊な物件のニーズも増加

そして、コロナ以前から「狭小物件」や「コンセプト賃貸」、「カスタマイズ賃貸」などの特殊な物件のニーズも増加しているという。それぞれの概要と増加の背景を聞いた。

●狭小物件

「狭小物件とは、一般的な広さを確保した物件よりも狭い物件のことを指します。シングル向け物件であれば、一般的には15~30平米ほどといわれていますが、それよりも狭い物件を狭小物件ということが多いです。近年、『通勤・通学の利便性』や『セキュリティー』、『築年数』を重視する人が多い中、『家は寝るための場所』と割り切って「広さ」にこだわらないという考えから狭小物件を選ぶ人も増えているようです。その他、『掃除が楽』『光熱費が下がる』『ミニマリストになれる』など狭い物件ならではのメリットを感じている人も見受けられました」

●コンセプト賃貸

「コンセプト賃貸とは、同じ趣味や嗜好を持つ入居者をターゲットとする、特定のコンセプトをもった賃貸住宅のこと。『北欧風やNY風などデザインに特化した家』『ペットと共生するための工夫を盛り込んだ家』『料理好きのための多機能キッチンを設置した家』などさまざまなコンセプトを持つ物件が登場しており、注目を集めています」

●カスタマイズ賃貸

「カスタマイズ賃貸とは、原状回復義務が免除されている賃貸物件を、リノベーションやDIYによって、自分好みや住まい方に合わせてアレンジを加えることができる物件のことです」

これらの物件は多様化する入居者のニーズに対応するものであり、近年、注目を集めている一方、供給物件数が少ないという現状もあるという。このこともニーズが高まっている背景だそうだ。

ウィズコロナの視点での物件選びは、やはり今後重要になってきそうだ。合わせて、近年のトレンドの物件についても押さえておきたい。

不動産情報サイト アットホーム
https://www.athome.co.jp/

取材・文/石原亜香利

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