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昭和の香りがエモい!巨匠たちの暮らしを忠実に再現した「豊島区立トキワ荘マンガミュージアム」

2020.07.12

東京豊島区椎名町(現・南長崎)にかつてあった木造アパート トキワ荘は、手塚治、赤塚不二夫、藤子不二雄、石ノ森章太郎など、日本の漫画文化を開拓し、現在の発展へとつながる礎を築いた昭和を代表するマンガ家が若手時代に集った伝説のアパート。1982年に老朽化のために解体されたものの、区は、地域の住人やかつて住まわれていた先生方、関係者の皆様から聞き取りなどを行い、トキワ荘の当時の姿を忠実に再現。この度「豊島区立トキワ荘マンガミュージアム」としてオープンしました。

開館にあたり豊島区長の高野之夫さんは、「3月22日に予定していた開館が延期となり、本日待ちに待った開館を迎えることができた。設計図も資料もない中、調査を重ね、地元の皆さんの協力を得て4年かかってようやく復元が出来た。まさに、地元の皆様の熱い思いがつくり上げたミュージアム。これから、マンガ文化を発信していく拠点となるよう、皆さんと共に育てていきたい」と挨拶しています。

豊島区立トキワ荘マンガミュージアムへの入館は事前予約制

当初は3月22日に開館予定でしたが、コロナ禍により7月7日に延期。来場者同士の密な接触を避けるため、入館するには事前に公式ホームページまたは電話での事前予約が必要です。初日の7日に予約をし、早速行ってきました。

現地ではまずは入り口前にいるボードを持つスタッフに予約した時間と名前を伝えます。インターネットでの予約は1回の申し込みで1名まで、複数名を同時に申し込むことはできません。また、本人確認のために申し込むと送られてくる「予約完了メール」の提示が必要となります。画面やプリントアウトでの提示が必要となるので、お忘れなく。建物の外は、予約なしでも見てまわってもOKなので、少し早めについたら裏手に回ったりして時間をつぶしましょう。

トキワ荘の外観。

裏手もわざと経年劣化した錆がつけられるなど、しっかりと作りこまれています。

漫画家たちが暮らした当時の部屋をリアルに再現した2階フロア

館内では靴を脱ぎ、まずは2階に上がる順路で回ります。2階は、木造アパート・トキワ荘の当時の様子を再現。住人たちが日々使っていた共同炊事場や便所、水野英子や山内ジョージが住んでいた部屋など、時空を飛び越えてかつてのトキワ荘にお邪魔しているかのように作りこまれていました。

カレンダーやジュースの瓶、ゴミ箱の新聞など、細部までこだわって配置されているので、昭和を知る人にとってはかつては生活のすぐそばにあったものに再会できるかもしれません。赤塚不二夫の部屋だった16号室ではマンガ家になりきって撮影体験できます。

2階の写真撮影可能エリアのマップ。動画の撮影は禁止されています。

再現された炊事場。

共用の掃除道具などもここに置かれていたようです。

撮影体験できる16号室で、座布団に座って窓に向かって見上げた先には、墨入れした原稿が干してありました。

よこたとくおの部屋を再現した20号室。ここは時期によって入れ替えする予定。

水野英子が住んでいた部屋を再現した19号室。

水野英子の部屋にある柳行李の上にはコミック以外にも資生堂の「花椿」が置かれています。

18号室 山内ジョージの部屋には小説が詰まった本棚がありました。

1階は企画展示室とマンガラウンジ

マンガミュージアム開館記念企画として、「漫画少年とトキワ荘 ~トキワ荘すべてはここからはじまった~」が開催中(会期は9月30日まで)。手塚治虫が「ジャングル大帝」を連載し、全国のマンガ家を目指す若者たちがこぞってマンガを投稿した雑誌「漫画少年」です。現存数が少なく、極めて貴重な「漫画少年」約100冊を公開するとともに、1986年に豊島区立郷土資料館で開催した特別展「トキワ荘のヒーローたち」の際、マンガ家たちが寄せ書きしていただいた襖も展示。

企画展示室内には、現在活躍中のマンガ家たちによるイラスト入り色紙も飾られていて、トキワ荘マンガミュージアムの門出に花を添えています。

トキワ荘マンガミュージアムへの入館料は、有料の企画展示の実施時を除き、無料です。

「漫画少年とトキワ荘 ~トキワ荘すべてはここからはじまった~」の展示の様子(画像提供:豊島区)。

ミュージアムの外にはトキワ荘ゆかりの場所が現存

豊島区では近隣地域と一体となり、トキワ荘マンガミュージアムを中心に、回遊性を持たせたマンガによる街づくり「南長崎マンガランド事業」を推進しています。トキワ荘マンガミュージアムとかつてのトキワ荘があった場所の間をつなぐ「トキワ荘通り」には、ミュージアムグッズが購入できる「トキワ荘通りお休み処」や、トキワ荘ゆかりのマンガ家たちの作品を手に取って閲覧できる「トキワ荘マンガステーション」があります。実際にトキワ荘が建っていた跡地には、「トキワ荘跡地モニュメント」が建てられており、そこからトキワ荘通りに戻った正面にはトキワ荘に住んでいたマンガ家たちも通っていた中華料理店「松葉」は現在も営業中。ミュージアムで当時の光景を目に焼き付けたら、藤子不二雄Aの自叙伝マンガ「まんが道」にも登場する松葉の味で口の中もタイムスリップするのは鉄板コースなのか、ミュージアム帰りの方がたくさん訪れていました。

ミュージアム前には、当時の若いマンガ家たちが雑誌編集者と連絡を取るために使った電話ボックスを再現して設置。

トキワ荘跡地モニュメント

トキワ荘通りにはコロナ禍前の会館予定日のままの垂れ幕が飾られていました。

松葉の外観。

「松葉」のラーメン ¥600なり。

豊島区立トキワ荘マンガミュージアム
住所:豊島区南長崎3-9-22
開館時間:10時~18 時(入館は17時30分まで)
月曜休館(祝日の場合は翌平日)
※その他、年末年始、展示替え期間は臨時休館
入館料: 無料 (企画展は有料の場合あり)
入館予約:
1)トキワ荘マンガミュージアム公式ホームページ
2)電話予約 03-6915-3666 受付時間:10時~17時まで(月曜を除く)

取材・文/北本祐子

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