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コロナ禍でシニア世代のデジタルシフトが加速、ECサイトや動画共有サービスの利用が急増

2020.07.08

振り返ってみれば、緊急事態宣言が発令され、新規感染者数が激増した4月から5月あたまくらいにかけては、国民がコロナの脅威をもっとも感じていたタイミングだったと言える。

この外出自粛の期間、シニア世代の消費にはどのような傾向が見受けられるのだろうか?

そこでこのほど、緊急事態宣言が全国に発令されていた2020年4月24日から5月6日にかけてシニア世代における巣ごもり消費をテーマにした調査が実施されたので、以下にその結果を紹介していく。

なお本調査は、シニア層の趣味活動を応援するウェブサイト「シュミカツ!」にて、50歳以上の男女1,065人を対象として実施された。

生活必需品を扱うリアル店舗の利用頻度はすべて減少

生活必需品を扱う「スーパー」、「コンビニ」、「ドラックストア」、「個人商店」について、新型コロナウイルス感染拡大の影響による利用頻度の変化を尋ねる調査が行われたところ、全てで減少傾向となった。

「減った」の割合が一番高いのは、「スーパー」の38.2%で、年代が上がるほどその割合は大きくなっている(50代 33.8%、60代 40.4%、70代 44.1%)。また、ドラックストアは「減った」の割合が20.2%と一番低く、「増えた」が1割(12.8%)を唯一超えるという結果だった。

また、購入金額の変化について尋ねる調査が行われたところ、「スーパー」は「増えた」が24.4%と唯一増加傾向という結果になった。

スーパーの利用頻度(Q1)は減少していることからまとめ買いをしている傾向が見受けられる。

一方、「ドラックストア」は「減った」(15.5%)と「増えた」(15.3%)がほぼ同じ割合で、「コンビニ」、「個人商店」は「減った」(19.2%、23.8%)の割合が大きいという結果になった。

ネットサービスの利用は、「通販・EC サイト」で19.3%が「以前より頻度が増えた」と回答

リアル店舗の代替となるネットサービスとして、「通販・ECサイト」、「ネットスーパー」、「料理・食材宅配サービス」、「フリマアプリ・ネットオークション」、「インターネット金融サービス」の利用頻度の変化について尋ねる調査が行われたところ、これら5つのうちで利用率が一番高い「通販・ECサイト」では、「以前から利用しており、頻度が増えた」が19.3%と最多だった。

続いて、利用率が2番目に高い「インターネット金融サービス」で「頻度が増えた」が2位3.8%なり、利用率が高いサービスの順に「頻度が増えた」が高いという結果になっている。

一方、すべてのサービスで、「以前から利用しているが、頻度は変わらない」の割合が「以前から利用しており、頻度が増えた」を大きく上回っている。また、「初めて利用した」の割合は、いずれのサービスでも1%にも達しない。

*利用率は、「1.初めて利用した」から「4.以前から利用しているが、頻度は減った」までの合計

また、各ネットサービス利用者を対象に購入金額の変化について尋ねる調査が行われたところ、「通販・EC サイト」(22.5%)、「料理、食材宅配サービス」(21.1%)で「増えた」が2割を超え、増加傾向が見られた。

ネットサービス利用で便利な点は、「外出する必要なく、サービスを利用できること」がトップ

各ネットサービス利用者を対象に、実店舗でのサービスと比べて便利な点について尋ねる調査が行われたところ、全てのサービスで「外出する必要なく、サービスを利用できること」がトップだった。一方、2 位以下の回答はサービスによる違いが見られた。

「通販・EC サイト」、「ネットスーパー」では、「営業時間などを気にせず好きな時に利用できること」、「購入した商品やサービスを自宅などに届けてもらえること」が上位で、実店舗と同じサービスがいつでも利用できる点を便利と感じていることがわかった。

「インターネット金融サービス」では、「営業時間などを気にせず好きな時に利用できること」、「購入や利用にかかる時間を短縮できること」が上位で、実店舗より時間に関する利便性が高いという点が評価されているという結果に。

ネットサービスを選ぶ時に重視する点は、「価格や利用料が安いこと」が各サービスで上位

各ネットサービス利用者を対象に、サービスを選ぶ時に重視する点をたずねた質問では、「通販・EC サイト」、「ネットスーパー」、「フリマアプリ・ネットオークション」で「価格や利用料が安いこと」が1位。一方、インターネット金融サービスでは、「セキュリティ面など安心して利用できること」、料理・食材宅配サービスでは、「豊富な商品や高い質のサービスを提供していること」がそれぞれ1位になった。

ネットサービスを利用しない理由は、「必要性を感じないから」がトップ

各ネットサービス未利用者を対象に、利用していない理由について尋ねる調査が行われたところ、全てのサービスで「必要性を感じないから」が1位になった。

特に、年代が上がるほど増加する傾向があり、「通販・EC サイト」(50 代47.1%、60 代 55.2%、70 代58.6%)、「ネットスーパー」(50 代 54.0%、60 代 64.4%、70代 66.2%)、「料理・食材宅配サービス」(50 代 64.4%、60 代 75.2%、70 代 76.0%)では、10ポイント以上の差異が見られた。

一方、2位以下はサービスによる違いが見られた。「通販・EC サイト」、「ネットスーパー」では「実際に商品を見たり、人に相談して購入や利用を決めたいから」が2位、「インターネット金融サービス」では「セキュリティに不安があるから」が2位となった。

自宅で楽しめるエンタテインメントの利用、1位は「動画共有サービス」で17.7%

自宅での余暇時間に楽しめるエンタテインメントの利用頻度の変化について尋ねる調査が行われたところ、利用率の一番高い「動画共有サービス」では「以前から利用しており、頻度が増えた」が17.7%と他サービスと比べ最多だった。続いて、「動画配信サービス・宅配レンタル」で「頻度が増えた」が2位11.0%となった。

また、「初めて利用した」の割合は、一番高かった「動画配信サービス・宅配レンタル」でも1.2%に留まった。

さらに、「動画配信サービス・宅配レンタル」、「電子書籍サービス・オンライン書店」、「音楽配信サービス」の利用者を対象に、実店舗と比べて便利と感じる点について尋ねる調査が行われたところ、すべてのサービスで「外出する必要なく、商品購入やサービスを利用できること」がトップで、「営業時間などを気にせず好きな時に利用できること」が2位、「購入や利用にかかる時間を短縮できること」が3位という結果になった。

※「シュミカツ!」調べ
https://segask.jp

<調査実施概要>
・調査対象:『シュミカツ!』会員、50歳以上の男女
・総回答数:1,065 人
(男女:男性 777人、女性288 人、年代:50 代456 人、60 代 421 人、70 代以上188 人)
・調査期間:2020年4月24日~5月6日
・調査方法:インターネット
・調査地域:全国

出典元:株式会社セガ

構成/こじへい

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