
国内でも新型コロナウイルスの影響が拡大していく中、テレワークを推進する流れは広がってきている。そんな中、冒険法人プラコレは「webが本社」とし、自由な場所で働きながらも、創業当時から経営が右肩上がりになる理由を公開した。
「リモートワーク」で業績が右肩上がりになる2つの方法
冒険法人プラコレでは、2016年創業当時からリモートワークを導入。オフィスに出社するのではなく、自宅で電話やインターネットを使って仕事をする「在宅勤務」や移動中にスマートフォンやパソコンで仕事をする「モバイルワーク」、大阪・名古屋・沖縄などそれぞれのエリアでシェアスオフィスで活用しながら仕事をする「サテライトオフィス勤務」など、政府が推進するリモートワークを全て行っている。また毎週火曜日を「自由な場所day」とし、自分の好きな場所で仕事をする福利厚生も設定した。
解決策① webを「本社化」
冒険法人プラコレは、「webが本社」と定義。
リモートワークは、社員がそれぞれ違う場所で働くことになるので、社員同士のコミュニケーションが少なくなってしまうのが課題だ。また、コミュニケーションが少なくなると、自社の企業風土が伝わらなかったり、情報共有がスムーズにできず業務効率が低下につながる。
そこで、毎日出勤時間に決まったweb空間に入室し、webカメラを繋ぎコミュニケーションをとる方法をとることによって、オフィスで実際に隣で働いているように業務が可能に。また、出勤時間にweb空間に入室することにより、社員全員の一体感やコミュニケーションを損なわず業務を行うことが可能になった。
解決策②360度評価
一般的な会社では、上司が部下を評価する人事評価制度が多い中、冒険法人プラコレでは上司部下という概念を無くし、完全にフラットな組織づくりを努めている。
そんな中、「定性的な評価は仲間に、定量的な評価はお客様に」をコンセプトに"みんなから給"という360度評価を導入。評価者が1人だけでなく、多面的に複数の評価者からの意見を総合することで、対象者にとっても納得感を高められ、公平さが増すことによって、仕事へのモチベーションが上がるきっかけになる。各項目のチャートをぜんいんに公開することにより、個人の評価が見える化され、自他の認識を把握できるようになり、結果、強み・弱みといった特性をより客観的に把握が可能に。
また、自身もぜんいんを評価する立場になることで、更に社員間でのコミュニケーションが円滑化され、リモートワークにおいて社員の生産性アップにつながった。
構成/ino.