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父母間で意識に違い?子どものスマホ利用について「特に心配していない」父親は母親の2倍

2020.07.05

子どものスマホ利用、父親と母親の間での意識の差

親にとって子どもはなによりも大切な存在。幸せでいてほしい、傷ついて欲しくない、守ってあげたい。親であれば誰しもが持つ自然な感情だろう。しかしこの感情が、子どもが自分の目の届かない時に、不安と心配を生み出す原因となる。

セントラル警備保障が東日本旅客鉄道、東京都交通局、東京地下鉄との共同で実施した「親子間でのスマホ利用に関する調査」を見ると、親に対して子どもとのスマホでのコミュニケーションにおけるやり取りについて尋ねた設問では「帰宅時間の連絡をしない」ことで子どもを叱ったことがあると回答した親の割合は「学年が上がるにつれて増加している。

中学生、高校生と年齢が上がるにつれて、帰宅時間などの日常の連絡が煩わしくなる子どもに対して、いつ帰ってくるか想定しにくくなるためか、親もついつい口うるさくなってしまうようだ。

子どものスマホ利用に関して不安なことがあるかという質問に対して、「特にない」と答えた母親は15.0%だったのに対し、父親は30.5%と倍以上の割合となった。母親と比べてて父親の方が、子どものスマホ利用に関して楽観視する傾向が明らかになった。

具体的な不安の内容としては、「スマホ依存にならないか」(45.3%)が最も多く、次いで「知らない人とのトラブルに巻き込まれないか」(30.0%)と続いている。

教育評論家 小川大介先生からのアドバイス

不安と心配を減らすために、親は子どもにルールを課したり、今何をしているのか確認したりすることで安心を得ようとします。 ただ困ったことに、親が安心を得るためのこの行為は、子どもの目には自分への不信感の表れと映りがちなのです。それは多くの場合、親の側の理由説明が不足していることが原因です。

親子でルールについて話をする時には、なぜそのルールが必要なのか、守らないとどのようなことになるのか、必ずお子さんが理解できるよう伝えましょう。

伝え方のコツですが、「親の私たちは~と考えているんだけれど、あなたはどう思う?」と、最後にお子さんの考えを聞く姿勢を示すようにしてください。子どもが納得しない原因の多くはルールの「目的」ではなく、「やり方」の方です。子どもなりに他の方法を考えつくならそれを受け止め、親子で話し合って「わが家のルール」を決めていくようにすればお子さんも納得しやすいでしょう。

ルールを厳しくしすぎることによる2つの弊害

中には子どものためと思って、がんじがらめのルールを作ってしまうご家庭もあります。親の安心を優先しすぎて、子どもの日々の成長に目を向けられていない家庭です。子どもを信頼していない、信用していない心の表れでもあります。

厳しすぎるルールには特に2つの大きな弊害があります。

1つは子ども自身の考える力を奪っていくということ。

2つ目は親への信頼を失うということです。

ルールを厳しくされると、子どもには判断の余地がないため、ただ従うだけでいるのが一番楽になります。自分はどうしたいのか、どうありたいのかということを考えず、ただ親の言いなりになっておくのが子どもにとって一番安全な道となってしまいます。

これは、答えのない社会において、自分なりに向き合い考えて行動する力が求められている今の時代に逆行してしまいます。

また、ルールを厳しくされる側の子どもには、「親のわたしはあなたを信頼していませんよ」というメッセージが伝わるため、子どもから親への信頼感を育てられるはずがありません。

子どもを大切に育てているつもりでルールを厳しくすればするほど、子は親から心が離れていってしまうようなことになりかねません。

ネガティブな母親と楽観的な父親

不安に思っている事柄の質問に対して、父親と母親とで明らかに差が出たのは興味深いです。一概には言えませんが、子どもに対して、母親は総じてネガティブな見方をして心配を募らせる傾向にあります。

それに対して、父親は「なにか問題が起きたら対処すればいいだろう」と、子どもに対して比較的楽観的な見方をする傾向があります。

大切なことは、夫婦の間でお互いの気持ちの持ち方を理解し合うことです。

そして、お互いにお子さんを大切に思う気持ちは同じである事も理解してほしいと思います。

相手が子供を心配しすぎてしまうということがあれば、「考えすぎ」とあしらうのではなく、心配する気持ちに理解を示してほしいと思います。心配する気持ちを「分かってもらえている」ということが分かると自然と不安は和らぐものです。

父親も母親もお互いがお互いを安心させる役割を持っているということを忘れないでください。

子どもの成長に合わせた見守りを。

子どもが持てる力を発揮して幸せな人生を歩むことを願うなら、子どもの成長度合いに合わせて見守り方やルールを変えていくことが大切です。まず子ども自身の今を見つめて、どこまでは子どもに任せて大丈夫か、どこからは親が見守る方がいいのかを考え、子どもとの距離感を選び直していくというのが、上手な見守り方です。そのためには、子どもをどこまで信用して良いか、今の様子を知ることが大切です。

小学校高学年あたりになってくると、なかなか子どもも自分のことを話してくれなくなります。だからといって子どもの行動を把握しようと、あれこれ聞き出そうとすると子どものストレスも大きいですし、親の監視下にいる気分では自立心が育つ妨げにもなります。そのような時は、見守りサービスを使うことも1つの手です。

親子間でのスマホ利用に関する調査概要

調査主体 :セントラル警備保障
調査期間 :2020年2月1日(土)~2月4日(火)
分析対象 :①スマホを所持する小学校高学年から高校生の子を持つ首都圏在住の男女 400名(小学校高学年の子を持つ父親・母親50名ずつ、中学生の子を持つ父親・母親75名ずつ、高校生の子を持つ父親・母親75名ずつ)

②スマホを所持する首都圏在住の小学校高学年から高校生の男女 300名(性年代で均等割付)
調査方法 :ウェブアンケート

構成/ino.

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