
緊急事態宣言が解除されたとはいえ、いまだ新型コロナウイルスの感染拡大は予断を許さない状況。引き続き不要不急の外出を控え、そのために月々の電気代がかさみがちになってしまっている人も多いに違いない。
そんな電気代が気になる方々のために本稿では、家電の電気代節約に役立つワンポイントアドバイスを紹介していきたい。
家電別の節電術
■冷蔵庫
(1)庫内の温度をあげない
冷蔵庫を開けるだけで庫内温度は上昇する。冷蔵庫の開閉回数と時間は少なくして、温度をあげないようにするのが重要。温かいものはそのまま入れると、多くの電力を消費するため、冷ましてから入れると効果的。
(2)庫内はすっきり収納
詰め込みすぎると冷気の流れが悪くなるため、ある程度冷気が流れる空間があるほうが庫内温度を保つことができます。冷気の引き出し口や吸込口をふさがないようにするのもポイント。
(3)庫内の温度調節をする
季節に応じて庫内の温度調節をすることも効果的。環境省によると、設定温度を「強」から「中」にした場合は年間約1,400円の節電になるといわれている。夏場は「強」、冬場は「弱」と使い分けることがおすすめ。
■炊飯器
炊いた後は、なるべく保温をせずにすぐに食べるか冷凍保存をすると節電に繋がる。保温時間を短縮するためには、食べる時間に合わせてタイマー予約を使うことも効果的だ。
■電子レンジ
使用しないときはコンセントを抜くことで待機電力をカット。庫内に汚れが溜まっていると温めムラができてしまうので、庫内が汚れた場合はすぐに拭き取り、清潔に保つことが重要。
■冷凍庫はタイプによって節電方法が全く異なる!?
巣ごもり需要により、注目を集める家電が「冷凍庫」。食品の長期保存や作り置きによりまとめ買いが可能となり、買い物へ行く回数を減らすこともできるため、冷凍庫を活用しているご家庭も多いのではないだろうか。
冷凍庫の節電方法を、大型家電世界No.1*を誇る家電メーカー「ハイアール」の担当者が解説。
*ユーロモニター・インターナショナル「Global Major Appliances 2019 Brand ランキング」の調査結果を受けて。
(1)ファン式の場合
一般家庭で多く使われている冷凍庫はファン式。ファンを使って冷気を送り込み庫内を冷却するため、詰め込みすぎると、冷気が通りにくくなり、温度ムラが発生する可能性がある。適度に隙間をあけた保存方法がオススメ。
(2)直冷式の場合
小型前開きのものや上開き冷凍庫に採用されている直冷式は、ファンを使わず直接冷気を伝えていくため、庫内をパンパンにした方が、食品が互いに冷やし合って効率が高まり、電気代の節約に繋がる。
出典元:株式会社スキュー
構成/こじへい
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