DIME MAGAZINE
夏に欠かせない“昔ながらの食材”といえば、梅干し！
疲労回復、食中毒予防などの効果があると言われている。お弁当やおにぎりの具材としても定番だ。
今回は、定番から変わり梅干しまで8種類を食べ比べ。
みかん梅干し、りんご酢梅干し、昆布だし梅干し、かつお梅干し、キムチ梅干し、白干梅、しそ梅干し、はちみつ梅干しを順に紹介する。
みかん梅干し
南高梅と同じく和歌山の名産品であるみかん果汁を使用した、オシャレ感のある梅干し。
今回試したのは、石神邑『高級梅干し お試しセットＢＯＸ入り 8種』の『みかん梅 （1粒入×1パック）』。
味は塩分少なめで、フルーティー。みかんの主張はそれほど強くなく、ほんのりと風味が香るさりげなさ。
甘さレベルははちみつ梅干しと同じぐらいだが、みかん梅干しの方が爽やかな味。
そのままでも食べやすいので、夏のお茶うけとしても喜ばれそう（冷やすとさらに美味しいそう）。
なお、白いご飯にはあまり合わないと思う……。
りんご酢梅干し
『一の縁』の『訳あり6種類から選べる紀州産梅干し』の『まろやかりんご酢梅干し』を食べてみた。材料は、梅・食塩・りんご酢のみ。
りんご酢を加えることによって、化学調味料無添加でも優しい味に仕上げているそう。
名前からはフルーティーな味を想像していたが、実際に食べてみるとかなり酸っぱい。最近メジャーなはちみつ梅干しに比べると、かなり刺激的な酸味だ。
あえて言うなら、昔ながらのしそ梅干しに比べれば、ややまろやかでフルーティー……かもしれない。
後味はスッキリ爽やか。酸っぱい梅干しが好きな方にはオススメ。
昆布だし梅干し
昆布だしのきいた梅干しも、人気があるらしい。
石神邑『高級梅干し お試しセットＢＯＸ入り 8種』の『邑咲（むらさき）（1粒入×1パック）』は、梅干しに昆布だしと酢を加えて、じっくり漬け込んだもの。
小さな容器の中には、大きな梅干しがだし汁に漬かった状態で入っていた。
柔らかい豊かな果肉に上品な昆布だしが染み込んでおり、噛むたびにじゅわっと口の中に広がる。酸っぱい＆しょっぱい梅干しが苦手な方にもオススメ。
白いご飯に載せても美味しく食べられるが、そのまま“おつまみ”にしても良さそう。
かつお梅干し
梅干しと一緒にかつお節を漬けている、かつお梅干し。
今回試したのは、『一の縁』の『訳あり6種類から選べる紀州産梅干し』の『かつお梅干』。
水飴も入っており、今回ご紹介した梅干しの中ではやや甘め。万人受けしそうな、まろやかでコクのある味だ。かつお節の旨みで、ご飯がすすむこと間違いなし。
酸っぱい＆塩辛い梅干しが苦手な方にもオススメ。
キムチ梅干し
こちらも、ご飯と相性抜群の組み合わせ。キムチと梅干しが、お互いの良さを引き立て合っている。
『不動のうめ』の『家庭用紀州南高キムチ梅200g まいちゃん家の紀州南高梅』は、容器のフタを開けた瞬間、食欲をそそる香りがふわっと広がる。
食べてみると、ピリ辛で甘くてコクのある味。名前だけ見ると強烈な味を想像するかもしれないが、伝統的なしそ梅干しに比べると、酸味と塩味はかなり控えめ。
ご飯と一緒に食べるのはもちろん、そのままで“おつまみ”として食べてみても良さそう。
白干梅
白干梅は、しそ等で着色しておらず、梅と塩のみで漬け込んでいるのが特徴の梅干し。
今回食べたのは、石神邑『高級梅干し お試しセットＢＯＸ入り 8種』の『香壌栽培の白干梅 （1粒入×1パック）』。
他の梅干しと比較すると淡い色で、上品な見た目をしている。
しかし食べてみると、ダントツで酸っぱい＆しょっぱい。とくに塩味のキツさは、この白干梅が今回食べた中でナンバーワンかもしれない。
ジャリジャリとした塩の歯ざわりが残っていることから、かなりたくさんの塩を使っているようだ。
真夏の塩分補給＆疲労回復用として、おにぎりやお弁当に入れるのをオススメしたい。
しそ漬け梅干し
商品名に“しそ漬け梅干し”と書かれていても、化学調味料が入っているものと無添加のものがあるのでご注意。
今回ご紹介する『一の縁』の『訳あり6種類から選べる紀州産梅干し』の『昔ながらのしそ梅』は化学調味料無添加、しそと塩だけで漬けている。
昔ながらの懐かしいしそ梅干しは、とても酸っぱい＆しょっぱいけれど、食べた後はなんだか元気になったような気がする。
おにぎりやお弁当のほか、和え物やお茶漬け、梅干し茶・梅湯の材料としてもオススメ。
はちみつ梅干し
最近人気のはちみつ梅干し。健康のために減塩をしている人や、酸っぱいのが苦手な小さな子どもでも食べやすい。
石神邑『高級梅干し お試しセットＢＯＸ入り 8種』の『蜜っこ 1パック（1粒入×1パック）』は、紀州南高梅を国産はちみつで漬け込んだもの。塩分を約5％までカットした、優しい味。
今回ご紹介した梅干しの中では、一番甘い。そのままでも食べやすいので、冷蔵庫で冷やして、夏のお茶うけにしても良さそう。
酸味と塩味はかなり控えめなので、刺激が欲しいという方には上記で紹介した梅干しをオススメしたい。
■関連情報
https://item.rakuten.co.jp/ishigamimura/8829/
https://item.rakuten.co.jp/kishu-fudonoume/100000045/?scid=me_ich_conf_order_03&_mpt=101&_mpe=316226-20200630-00006734
https://item.rakuten.co.jp/hitotsunoen/10000405/?scid=me_ich_conf_order_03&_mpt=101&_mpe=302027-20200629-00328710
取材・文／吉野潤子
最新号
