小学館IDをお持ちの方はこちらから
ログイン
初めてご利用の方
小学館IDにご登録いただくと限定イベントへの参加や読者プレゼントにお申し込み頂くことができます。また、定期にメールマガジンでお気に入りジャンルの最新情報をお届け致します。
新規登録
人気のタグ
おすすめのサイト
企業ニュース

家族と過ごす時間が増えたけどケンカも増えたという人が実践すべき話し方のヒント

2020.07.04

コロナによる外出自粛やテレワークで、家族と自宅で過ごす時間が増えたという声が多く聞かれる。ポジティブな要素も大きいが、家族とのコミュニケーションがうまくいかないという声も少なくない。夫婦や親子喧嘩が多くなっていないだろうか。

そこで今回は、コミュニケーションセミナーを開催する株式会社モチベーション&コミュニケーションの代表であり講師も務める桐生稔さんに、家族と喧嘩にならないトークテクニックを聞いた。

【取材協力】

桐生 稔さん
株式会社モチベーション&コミュニケーション代表取締役、モチベーション&コミュニケーションスクール講師。
全国35県で年間2,000回コミュニケーションセミナーを開催するビジネススクール「モチベーション&コミュニケーションスクール」を展開している。著書にベストセラーになった『雑談の一流、二流、三流』(明日香出版社)、『10秒でズバッと伝わる話し方』(扶桑社)がある。

コロナの影響で家族とのコミュニケーションの機会が増えた

新型コロナウイルス感染拡大による生活者の暮らしが変化し始めていることを受け、これからの暮らしを考えるプロジェクト「話そう、これからの暮らし。From MY HOME」を開始したLIFULLが独自に調査を実施した。全国2万人を対象にした「新しい暮らしへの兆し調査」調査だ。その結果、約8割の人が新型コロナウイルスの感染拡大によって暮らしに変化が起こったと回答し、過半数を超える約68%がコロナ禍におけるさまざまな生活の変化を総合的に「ポジティブ」「ややポジティブ」と好意的に捉えていることが分かった。

また、コロナ禍での行動変化と価値観変化の両方に、家族とのコミュニケーションに関するものが上位に上っていた。

行動変化では、「手洗い・うがいなどの清潔さを保つ習慣が身についた」が76.3%でトップだったが、2位は「家族揃って食事をとる機会が増えた」で41.1%。5位には「家族で過ごす時間を家族やパートナーとのコミュニケーションに充てられた」36.4%となった。

価値観変化では、6位に「家族やパートナーとの時間を以前よりも大切にしようと思った」が54.4%となっていた。

コロナの影響により、家族コミュニケーションが増え、密になったのが一つの大きな変化であったことが分かる。

喧嘩にならない!家族コミュニケーションをレベルアップさせる方法

コロナ禍で、よくも悪くも家族とのコミュニケーションが密になった今、そのコミュニケーションのレベルを上げてみるのもいいかもしれない。

家族とコミュニケーションをとる際に、「相手が自分の思い通りに生活してくれない」などからイライラすることもあるのではないだろうか。そのちょっとしたイライラの積み重ねが、やがて大喧嘩につながることもある。

そこでコミュニケーション講師の桐生稔さんに、喧嘩にならない家族とのトークテクニックを教えてもらった。

●前提「相手の頭の中を想像しよう」

トークテクニックを知る前に、まずは前提として、このことを踏まえておくことが必要だという。

「伝える側の心構えとして、自分の正論が相手に伝わるとは限らない、相手の頭の中を想像するということをよく知っておくことが大事です。

例えば、お母さんが子どもに『勉強しなさい。そうしないと良い大人になりませんよ』と言ったとします。お母さんの言うことはまったく正論です。しかし子どもの頭の中は『勉強はつまらない・勉強はめんどくさい・早く遊びたい』などがあり、相手には相手の正論があります。

ですから、前提として、正論は人によって違うということを理解することが大事です。それを理解していないと喧嘩になります。自分の思うことは正論だと思ってしまうと、相手を言い負かそうとしてしまうからです。そうするとバトルになってしまいます。相手に伝えたいことがあり、伝えるときにも、自分の正論と相手の正論は違うんだと認識することが大事です。その上で、相手の頭の中を想像し、相手の正論を理解しようとすることが重要です」

●喧嘩にならない!相手に伝わるトークのテクニック3つ

これを踏まえたところで「相手を怒らせずに伝え、相手がそれを受け入れて理解し、相手に何らかのアクションを起こしてもらうこと」をゴールとし、それに近づけるためには、この3つのトークテクニックが有効だという。早速、見ていこう。

1.アイメッセージを上手く使う

「アイメッセージとは、相手にしてほしいことを伝えるときに、主語を『自分=I(アイ)』にするということです。主語を『相手=YOU(ユー)』にすると相手は反論したくなりますが、主語を自分にすると相手は反論できません」


●母が子どもに対して
ユー(YOU)メッセージ「●●くん、勉強しなさい。」
アイ(I)メッセージ「●●くんが勉強してくれるとお母さん嬉しいわ。」

●妻が夫に対して
ユー(YOU)メッセージ「あなた、またトイレの電気消してないわね!」
アイ(I)メッセージ「トイレに行った後は、必ず電気を消してくれると、私とっても助かるわ。」

「このようにアイメッセージで伝えると、相手は『そうだよな』と思いやすくなり、伝わりやすくなります」

2.メリットを提示する

「これは、動機付けとも呼びますが、相手に何かをやってもらいたいときに、やる理由も一緒に提示することです。例えば子どもに『勉強しなさい』と言うのではなくて、『勉強すると賢くなって将来、何でも好きな職業につけるわよ』『勉強したら担任の●●先生も喜んでくれるだろうな』など、メリットを伝えるのです。人は、やる理由があるほうが行動に移しやすいためです。

先に例に出した“夫のトイレの電気を消さない問題”も、『あなたが電気を消してくれたら、節約できて、もう少し自由に使えるお金が増えるかもね』と夫にとってメリットがあることを伝えましょう。もちろんケースにもよりますが、相手は動きやすくはなります」

3.プリフレーム(前置き)を使って準備してもらう

「プリフレームとは、心理学の言葉で、“前に枠を設定する”という意味です。例えば、背後からいきなり殴られると、ものすごくびっくりしますよね。でも殴る前に、『今から殴るからね? いい? 殴るわよ?』と言われたら、準備をすることができるので、それほどびっくりしませんよね。このように、言いたいことを言う前に、前置きを言うと、相手は反論しにくく、受け入れやすくなります」


「今からすごく厳しいこと言うけどいい? 朝は10時までには起きてほしいんだけど…。」
「言おうか言うまいかすごく迷ったんだけど伝えることにするよ。毎週火曜日にゴミ出ししてくれるかな?」
「びっくりしないで聞いてほしいんだけど、私、あなたにもう一つ家事を手伝ってほしいの」
「腹が立ったら正直に言ってね。~~~~~。」

「このように、前置きをすると、相手が聞く準備ができるので、伝わる確率が高まります。人はいきなり否定されると、防衛本能があるので、抵抗したくなるのです。前置きの後に、アイメッセージやメリットを伝えるといったテクニックを使ってうまく話せば、喧嘩にはなりにくくなるでしょう」

コロナ禍によって増えた家族とのコミュニケーション。日々、イライラや言い争い、喧嘩が勃発しているのなら、ぜひこれらのトークテクニックを試して、家族コミュニケーションのレベルアップを図ってみよう。

【参照】「話そう、これからの暮らし。#しなきゃなんてない From MY HOME LIFULL

取材・文/石原亜香利

興味のあるジャンルを登録して@DIMEをもっと便利に!話題のコーヒーメーカー「BALMUDA The Brew」やAmazonギフト券が当たるキャンペーン実施中

@DIMEのSNSアカウントをフォローしよう!

DIME最新号

最新号
2021年11月16日(火) 発売

DIME最新号の特別付録は「自撮り棒一体型スマホ三脚」! 特集は「今聴くべき、ラジオと音声コンテンツ」、「家電進化論2022」

人気のタグ

おすすめのサイト

ページトップへ

ABJマークは、この電子書店・電子書籍配信サービスが、著作権者からコンテンツ使用許諾を得た正規版配信サービスであることを示す登録商標(登録番号 10401024号)です。詳しくは[ABJマーク]または[電子出版制作・流通協議会]で検索してください。