
約7割が「AI関連サービスへの個人情報提供は不安」だが、所有者の約半数がAIスピーカーを「ほぼ毎日利用」
スマートフォンに搭載されたAIアシスタントや、AIスピーカーなどから個人情報が収集され、「クラウド」などに蓄積されていくことについて懸念する報道もあるが、AI関連サービスへの「個人情報の提供」に対して「不安を感じる」人は、ジャストシステムの2017年9月度調査では60.5%、2018年8月度調査では66.0%、2019年8月度調査では70.2%だった。2019年8月度調査では7割を超え、「不安に感じる」人は年々増加傾向にある。
また、2019年9月度調査において、「AIスピーカー」を所有している人のうち、「ほぼ毎日」利用している人51.8%、「週に2~3回程度」の人は20.2%、「週に1回程度」の人は13.2%。
「ほぼ毎日」と答えた人の割合を男女別に見てみると、女性は66.7%に対し、男性は43.1%だった。AIスピーカーを持つ女性の7割近くが日常生活の中に取り入れているようだ。
また、最も利用頻度が高い時間帯を挙げてもらったところ、「21時~22時台」が最も多く(17.5%)、次いで「19時~20時台」(16.5%)、「11時~12時台」(12.6%)だった。
2019年8月度調査においては、IoT家電を「購入したことがある」人は8.8%、「購入したことはないが、購入を検討している」人は9.2%、「購入を検討していないが、興味がある」人は27.7%でした。あわせて45.7%の人がIoT家電に興味があることがわかった。
IoT家電に興味がある人に対して、最も興味を持っているIoT家電を聞いたところ、「エアコン」と答えた人が最も多く(64.8%)、次いで「スマートロック(鍵)」(48.9%)、「AIスピーカー」(45.7%)となっている。
2019年2月度調査において、AIやロボットが当たり前に身の回りに存在するAI時代を備えて、学校や家庭で育むべきと思う能力を3つまで挙げてもらったところ、最も多くの人から挙がったのは「発想力や想像力」(43.8%)、次いで、「論理的思考や判断力」(31.9%)、「主体性や能動性」が(24.5%)だった。
調査名:『人工知能(AI)&ロボット月次定点調査』
調査期間 : 2019年1月~2019年12月の間、毎月1回実施
調査対象 :Fastaskのモニタのうち、17歳から69歳までを5歳ごとに、男女それぞれ50名ずつ割り付けて回収(合計1,100名)。
調査方法:セルフ型ネットリサーチ Fastaskでのアンケート調査
構成/ino.
こちらの記事も読まれています