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毎日体重を記録している人に「コロナ太り」した人が少ないワケ

2020.06.26

在宅生活にテレワークと運動不足の日々で、体重が増えたという人もいるだろう。そんなコロナ太りを解消したい場合、あるものを記録することがカギになるようだ。

リンクアンドコミュニケーションの調査結果で体重の記録が多い人ほど、体重の増加が少ないことが判明した。果たして、その真相は? 医師の見解やその他の生活のポイントを聞いた。

【取材協力】
近藤 尚己 先生(医師・医学博士)
社会疫学者、公衆衛生学研究者、東京大学大学院医学系研究科准教授(保健社会行動学分野、健康教育・社会学分野主任)、日本老年学的評価研究機構理事、日本疫学会代議員、日本プライマリケア連合学会代議員

リンクアンドコミュニケーション調査リリース「“コロナ太り”急増!?体重を記録しない人は約1kgの体重増加 新型コロナウイルス流行下での生活習慣の変化を調査」
https://www.linkncom.co.jp/news/press/264/

体重を記録している人ほど体重増加が少ない

株式会社リンクアンドコミュニケーションは、企業向け健康経営支援アプリ「カラダかわるNavi」(現在は「カロママ プラス」に名称変更)のユーザー、主に企業で働く従業員を対象に、新型コロナウイルス感染拡大による身体状態や健康行動の変化に関する調査分析を行った。

調査期間は2020年2月2日(日)~2020年3月28日(土)、2019年2月3日(日)~2019年3月30日(土)の 各8週間。

体重については、2019年は、2~3月の8週間で0.6kg減少していたのに対し、2020年ではほとんど減少が見られなかった。

体重の変動の比較(n= 2020年 16,857人、2019年 11,552人)

ユーザーのうち約75%はダイエットやメタボ改善を目的としている。昨年は、正月後に順調に減量できていたが、今年は新型コロナウイルスの感染拡大による生活変化の影響を受けていたためか、ダイエットの成果が現れにくくなっていると分析されている。

また、こんな面白い結果も出ている。

体重の入力頻度と体重の変動 2020年
(n=16,857人。このうち体重入力週2日未満の人は46%で7,698人)

アプリへの体重入力が週に2回未満の人は、3月後半から他の人に比べて顕著に体重が増加しており、1ヶ月弱で約1㎏の体重増加が見られたという。

一方で、体重を週2回以上、アプリに入力している人は、体重変動がおおむね抑えられているのがわかる。

体重記録でなぜ太りにくくなる?

なぜ体重を記録すると太りにくいのか。この調査にコメントを寄せている医師・医学博士の近藤尚己先生に理由を聞いてみた。

―体重を記録していると、なぜ太りにくいのでしょうか?

「行動科学では『測定』と『情報のフィードバック』がとても重視されています。行動変容にとても効果があることが知られているからです。体重計に乗ることは、まさにこの2つを自分で行うことで、適正体重の維持に効果が期待できます。毎日体重計に乗るだけでもいいですし、記録をすれば変化がわかりますので、より良いでしょう。フィードバックは、頑張った後などすぐにもらえることが大切です。運動した後などに体重計に乗ると、励みにもなりますね」

在宅生活で体重増加を防ぐには?

まだ完全には安心できない外出。在宅生活が続いている。体重増加を防止する方法を近藤先生に聞いた。

―生活でどんなことに気を付ければ体重増加を防ぐことができますか?

「毎日体重計に乗ってみてはどうでしょうか。誘惑に負けないよう、周りの人にも体重コントロール中であることを宣言したりして、助けてもらいながら進めるといいと思います。周囲の人も、応援するのを楽しんでくれると思いますよ」

―食事は、何をどう食べるのがおすすめですか?

「手品のように健康になることはできません。毎日当たり前のことを続けることが大切です。『これを食べるだけで痩せる!』みたいな、単純でマジックのような話は魅力的ですが、効果があるわけではありません。すぐに信じ、惑わされないようにしましょう」

―忙しくて運動の時間を取れない場合に、家事でも運動の代替えは可能ですか?

「当然、家事も身体活動になります。強度は作業によってまちまちです」

「在宅勤務になると、全部自分で決めなければならなくなりますので、つい、だらだらと仕事をしがちです。家事の時間も含め、1週間、1日の過ごし方の予定を組むことも大切です。在宅勤務を始めると、今までわずらわしいと思っていた出勤時間・退勤時間など会社のスケジュールのルールが、実は生活リズムを作ってくれていたありがたいものという面も持っていたことに気づくことと思います」

「通勤時間が無くなるのは、大きなメリットですね。通勤時間に充てていた分を、楽しめる運動に回してみてはどうでしょうか」

日々、体重を記録し、自分でフィードバックを得ること。また空いた時間を運動に回したり、在宅勤務なりの生活リズムを作ったりして時間を有効活用しながら賢く生活していこう。

取材・文/石原亜香利

新型コロナウイルス対策、在宅ライフを改善するヒントはこちら

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