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東京スカイツリーの照明が色っぽくなった?500mの高さまで登ってわかったその理由

2020.06.21

(C)TOKYO-SKYTREE

2012年5月22日に開業した「東京スカイツリー」は、自立式電波塔で世界一の高さ「634m」を誇る高層建造物だ。

(C)TOKYO-SKYTREE

開業に前後して激しい報道合戦が繰り広げられ、人気沸騰。展望施設に登るにも長蛇の列。そんな中「いつか登ろう……」と思いつつも、8年の時を無駄に過ごしてしまった筆者。

「東京タワーには何度か登っているから、まあいいか……」とうそぶいていたが、実はかなりの高所恐怖症であり、心のどこかで避けてきたのも事実であった。

パナソニックが東京スカイツリーのライティング増強工事に参画

しかし、新型コロナウイルス感染拡大に対する緊急事態宣言が解除され、そろそろ街も正常化へ向けて動き出した2020年6月のある日、パナソニックの広報から一通のメールが届く。「東京スカイツリーに登ってみませんか?」と……。

様々な取材企画で楽しませていただく名物広報マンからのお誘いということもあり、「これは高所恐怖症を理由に断るワケにはいかない。スカイツリーに登ろう……」と観念した。いや、切望したと言わねばならぬ。

東武タワースカイツリーが運営する東京スカイツリーは、2020年2月27日より、通常ライティング「粋(いき)」「雅(みやび)」「幟(のぼり)」のデザインを新しくした。

心意気の「粋」 (C)TOKYO-SKYTREE

美意識の「雅」 (C)TOKYO-SKYTREE

賑わいの「幟」 (C)TOKYO-SKYTREE

東京スカイツリーのライティングに詳しい人なら、その違いに気づいている人もいるかと思われるが、2月末といえば新型コロナウイルス感染拡大の渦中。取材会は行われたものの、世間の注目を大々的に集める状況ではなかった。そのため、変化は「知る人ぞ知る」といったところであった。

そのライティング増強工事にパナソニックが参画しており、リニューアル完成から3か月の時は経っているが、改めてメディア向けの技術説明と現場見学を含む説明会を実施してくれるという。

しかし、相手は高さ634mの巨体。その照明となると常識を越えた設備が必要になる。その設備を記者自身の目で確認されたしということである。これは、尋常ならざる事態である。

地上約500mに広がる恐怖の世界

ということで、いざ、東京スカイツリーに登るのである。

東京スカイツリーの1階にある会議室で待機していると、ものものしい装備が用意される。ヘルメットに安全帯……。「いやいや、見学にそんな大層なものは不要でしょ……」と拒む間もなく、それら重装備を身にまとうことに。

「もしかして東京スカイツリーの外に出るんじゃないだろうなぁ……」と、いやな予感を覚えるが、もはや、まな板の上の鯉。蛇ににらまれたカエル。逃げることは許されないのである。

「上に登ったら、水を飲めないので今のうちから水分補給とトイレを済ませてくださいね〜」と東京スカイツリータウン広報事務局の女性担当者の元気な声が、ミーティングルームに響く。その一方で、参加した10名強の記者たちが会話する声は、徐々に小さくなってくる……。「そうだ、自分だけじゃない。みんなビビっているんだ」とひとりほくそ笑む。

「では、2班に分かれてエレベーターを登っていきますね〜」と女性担当者。いざ、出陣である。

業務用エレベーターで450mほどの高さへ一気に上昇

やや広めながら業務用ということで無骨なデザインのエレベーターに乗り込む。本当はこの辺の画像もご覧いただきたいのだが、残念なことに撮影禁止。つたない文章で恐縮だが、レポートを続けさせていただきたい。

何に驚くかといえば、エレベーターの階数というか高さ表示するボタンだ。通常のビルが高いといっても、せいぜい50階とか60階とかの表示がほとんどであろう。しかし、東京スカイツリータワーの業務用エレベーターのボタンはメートル単位の表記で、とんでもない数字が並ぶのである。

「これは手強い……」

エレベーターの中でみな、緊張の度合いを増していく。

そして、エレベーターはやがて上昇を止め、記者たちは目的のフロアに降り立つ。閉鎖された空間に巨大なドアが存在し、そのドアは巨大なハンドルでロックされている。

「では、みなさん、扉を開けますね。いよいよ外に出ますよ〜」

そう、450mを超える高さで外に出るのだ……。

視界に広がるのは見たこともない景色

その日は風も穏やかな晴天であった。そして、扉の外には想像を超える絶景が待ち受けていたのである。

マスク越しに記者たちのため息がもれる……そう、みな興奮しているのだ。それはそれは、美しい東京の街並みが眼下に広がり、東京ゲートブリッジや、羽田空港が望める。

やや湿気があるせいか、富士山までは拝めないものの、隅田川や荒川、東京湾が見渡せる。

「東京って水の街なんだな……」と改めて実感する。

しかし、感動もつかの間、あと30〜40mほど階段を登るというのである。これが、実に怖い。床は部分的にコンクリートとなっているが、多くは網目状。そう、真下が見えるのだ。

しかも、階段の傾斜角度は70〜80度くらいはありそうな急峻。いざ、階段を目の前にして足がすくむ。

「逃げたい……。でも、これは仕事なんだ……」とひとり、自己陶酔することで、勇気が出てくるのを待つ。しばしの時間が永遠に感じられる中、意を決して階段に足を掛ける。

一歩、一歩、絶対に下を見ないようにして必死に階段を登る。命綱を掛ける装置は用意されているが、手間取るとその間に恐怖が襲ってくる。「何も考えず、ひたすら登るしかない」と、心を無にして階段を登る。

たどり着いたのは「東京スカイツリー天望回廊」の約50m上、アンテナ設備を設置する「ゲイン塔」のたもとである。

(C)TOKYO-SKYTREE

497mの高度になると当然、周囲を妨げる建造物は一切ない。天候が許せば栃木県の宇都宮、神奈川県の小田原あたりも見えるのだそう。関東一円をカバーする巨大電波塔の実力を思い知る。

と同時に、記者たちは思い思いに取材ならぬ、記念撮影。もちろん、筆者も記念撮影で地上をバックにパシャリ! 冗談抜きで命がけの思いで階段を登ったのだから、これくらいは許されてもよいのでは?

地上約500mでもすでに尋常な高さではないが、このフロアに置かれた照明装置60台が照らすのは、ゲイン塔。ここからさらに130mあまりの高さを有する。

(C)TOKYO-SKYTREE

さすがにここから130mも階段を登り続けるのは、素人には困難。ということで、497mのフロアで気持ちよく、施設を見学させてもらう。

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