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スニーカー、ハンドバッグ、時計、安心してレア物の売買ができるマーケットプレイス「StockX」の仕組み

2020.06.23

 @DIME、そしてDIME本誌の読者の皆さんであれば、一度ならずオンラインオークションやフリマアプリで、気になるグッズを手に入れたことや、手に入れようと試みたことがあるのではないだろうか? そうしたアイテムも、すべて需要と供給のバランスによって購入/落札価格が決まるとはいえ、それが必ずしも適性なものとは限らない。同じ商品でも落札価格はタイミング次第だったり、希少なものほど真贋が定かでないなど、かなりの部分を運と勘に頼ることになる。

 そういうスリルをギャンブル的に楽しみたいのであれば話は別だが、レアモノの市場を適切かつ健全に成長させていくには、売り手と買い手の間の信頼関係や、双方にとっての適切な価格設定が不可欠だ。スニーカーのコレクターでもある起業家のジョシュ・ルーバーは、もしそれらを実現できる仕組みを構築できれば、リセール市場が一層の盛り上がり、安心して利用できるものになると考えた。

 一時期、IBMの戦略コンサルタントでもあったルーバーは、大量のデータ分析を行うためのノウハウを活用して、オークションサイトeBayの売買データを分析する手法を確立。それを基にスニーカーの転売ガイドサイトを立ち上げ、さらにその仕組みを発展させて2016年にStockXのサービスをスタート。社名の通り、ストック、つまり株の取引にヒントを得て、スニーカーやウォッチ、ストリートウェア、ハンドバッグ、コレクション対象のフィギュアなどの希少なアイテムを専門に扱うオンラインマーケットプレイスだ。売り手は、販売したい商品の希望額を買い手に提示するか、即販売の場合は買い手が提示している入札額を承諾することで、取引が成立する。

 画面に示される株価のような価格推移は、売り時や買い時の判断の目安となり、購入アイテムは、売り手と買い手のプライバシーが保つために、一度、StockXに送られる。その際に、偽物の流通防止のために専門家による鑑定が行われ、万が一、正規品ではなかった場合には、StockXが品物を売り手に送り返し、買い手に返金を行うので、直接的な被害は発生しない。

 こうしたプロセスは、すべて、従来のリセール市場における「匿名性」、「透明性」、「正統性」の問題を解消するために採用され、今では年間流通総額は数億ドル規模の巨大ビジネスにまで成長した。

 このようにして欧米のリセール市場で信頼できるマーケットプレイスとしての地位を築いたStockXは、満を待して日本でのサービス開始を6月1日に正式発表した。これからは値付けの確かさや真贋に悩むことなく、好みのレアモノ購入にいそしめるというわけなのである。

StockXにおける取り引きアイテムは、すべて、コンディションや発売時の小売価格に加えて、株価のように過去の高値や安値、現時点での買値と売値などの情報と共に掲載される。

ディテールやカラーの異なる関連商品や、価格推移のグラフ、利益率の表示など、売り手と買い手の求める情報が明確に提示されている。

スニーカーのリセールからスタートしたStockXだが、希少性に関する価値の点で同様のニーズがあるストリートウェアやウォッチ、フィギュアのようなコレクティブル、ハンドバッグについても扱うようになった。

取り扱いアイテムにまつわるエピソードやニュース、裏話などの情報通になれるコンテンツを提供することで、ユーザーの知識と関心を高める工夫も行われている。

文/大谷和利

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