
ファンサービス×IT技術「エンタメ業界のファンテックサービス カオスマップ」
昨今、エンターテインメントを取り巻くあらゆるコンテンツがオンラインサービスへと急速に移行を続けている。1枚 3,000円前後で売られていたCDが 1再生 約1円(※プラットフォームにより差あり)の音楽配信サービスに代わり、音楽業界をはじめとしたエンターテインメント業界がパッケージに変わるマネタイズ方法の創出を余儀なくされている。
また、4マスという選択肢しか無かった時代から、インターネットの普及により SNS をはじめとするあらゆるサービスが生み出され、急激にメディア数が増加した。ユーザーの可処分時間の取り合いが行われる中、あらゆるコンテンツにとっては如何にファンを増加させ、ファン離れを防ぐかが大きな課題となっている。
それを受け、THECOOは『エンタメ業界のファンテックサービス カオスマップ』を公開した。ファンテックとは「 ファン 」と「 テクノロジー(技術)」を組み合わせた造語であり、ファンサービスとIT技術などを結びつけた新しいサービスや動きのことを指す。
業界の変化に伴いファンビジネスを取り巻くテクノロジーも進化し、サービスは拡大した。しかしながら、それらに特化した業界マップはなく、「 サービスの違いがわからない 」、「 どのサービスを選択すべきかわからない 」という声もあり、ファン作りに悩んでいる方のサービス選択に活用して頂けるよう業界全体像の整理を行った。
ファン獲得サービスの増加に伴い、獲得したファンのエンゲージメントを高め、ファン離れを防ぐサービスにも注目が集まるようになった。
従来の発信者のみが発信する一方通行型の ファンクラブ だけでなく、ファンも発信できる双方向コミュニケーションが可能なサービスも多数生まれてきている。
実業家・文化人に強い オンラインサロン から始まり、直近 2年程では、アーティストやタレント・インフルエンサーなどエンターテイナーに向けた ファンコミュニティサービス も急増。その他にもテクノロジー技術を活用したVR配信で差別化を図るなどファンビジネスの範囲は広がりを見せている。
構成/ino.