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知ってる?高齢化が進む農業の現場を歌とダンスで盛り上げるアイドルユニット「茶果菜」

2020.06.19

■茂木雅世のお茶でchill out!

高齢化が進む農業の現場を歌とダンスで盛り上げようと活動を続けるアイドルユニットがいる。

静岡県藤枝市を中心に地元の農産物の魅力を伝える“茶果菜”(ちゃかな)

「お茶」「果物」「野菜」から一文字ずつ取って名付けられたという彼女達の活躍が今、地域の農業に新たな風を吹かせているという。

茶果菜はアイドル事務所や養成所がマネージメントしているアイドルグループではない。

静岡県藤枝市に本店を構え、焼津市、島田市、川根本町を管轄するJAおおいがわが手探りながら0からスタートさせたプロジェクトだ。

静岡県はアイドル文化が根付いていないとも言われる地域だというが「地元の農産物を県内外にPRしたい」「地域の若い世代の人達にも農協を知ってもらいたい」そんな想いでこれまで走り続けてきた。

スタート当初はメンバーを集めるのも一苦労で、JAの職員自らカラオケボックスやダンススクールを訪れ、募集活動を行っていたという。

そうして集まったメンバーは全員が地元の学生。半年間のレッスンの末、地元の航空祭でデビューしたのが2016年9月のことだった。

それから現在に至るまで、月に3回~5回地域のお祭りや商業施設でのイベントなどに出演し、パフォーマンスと農産物のPRを行っている。

アイドルのステージ後の物販と言えば、CDやグッズ、ツーショット写真などを販売するのが一般的だが、茶果菜のブースにはCDやタオルに加え、いちごやセロリ、ミカン、たまねぎ、お茶といった農産物が並ぶ。

ステージでのMCでは客席を巻き込んだ農産物にまつわるクイズなどを繰り広げ、楽しく地元の果物や野菜、お茶の魅力を伝える。

パフォーマンス後はそのまま物販ブースへ移動し、直接メンバーが野菜や果物、お茶を販売するのだという。

今では、静岡を代表するアイドルとして、これまでJAとしてはイベントをすることがなかった場所からの依頼も増え、アイドル×農産物の化学反応が起こりつつあるという。

ステージだけでなく、実際に農業の現場も訪れ、田植えや茶摘み、収穫なども体験している彼女達。

体験を通して気づいたこと、感じたこと、知ったことを日々SNSなどでも発信している。

若い彼女達が自分の言葉でダイレクトに伝えることで、農業に興味を持つ人もいることだろう。

現在のメンバーは中学生から24歳までの9人。つのだ☆ひろ氏によるプロデュースで精力的に活動を続けている。

藤枝市内のスタジオで月に何度も練習を重ね、パフォーマンスに磨きをかける。

そんなひたむきな姿に注目が集まり、彼女達を応援するファンも全国に広がっているという。

茶果菜を担当するJAおおいがわ広報課の石川智浩さんは

「全国の色々な所でライブをしたいですね。彼女達の存在はもちろん、JAおおいがわと農産物の魅力を多くの人に知ってもらい、ファンになってもらうこと。それが目標です」

と声をはずませる。

現在は日本全国から選ばれたアイドルが参加する「TOKYO IDOL FESTIVAL2020」の本戦出場を目指し、ライブ配信を通して応援を募っている。

後継者の減少、お茶の市場価格の低下に伴う収入減少など多くの問題を抱えている農業の現場に新風を吹かせている茶果菜。

地域の農産物とそれに携わる人達のために走り続ける彼女達から目が離せない。

茶果菜→ https://ooigawa.ja-shizuoka.or.jp/prunit/

文/茂木雅世(もき まさよ)

お茶好きが高じて、2009年仕事を辞めてお茶の世界へ。2010年よりギャラリーやお店にて急須で淹れるお茶をふるまい始め、現在はお茶にまつわるモノ・コトの企画・商品プロデュース・コラム執筆やメディア出演などの活動を行っている。
ゆるっとお茶を楽しもうが合言葉の“ゆる煎茶部”代表。
FMyokohama「NIPPON CHA茶CHA」では最新のお茶情報を毎週発信中。
煎茶道 東阿部流師範/日本茶アーティスト/ティーエッセイスト
オフィシャルサイト:https://ocharock.amebaownd.com/
Twitter:https://twitter.com/ocharock

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