
「パンツに強いこだわりを持つ男」が最も多い都道府県はどこだ?
近年、男性用パンツも、色や柄・形など種類が豊富になってきている。外から見えないパンツだが、こだわりを持っている男性は世の中にどのくらいいるのか。
今回ワコールは各都道府県の20~50代の男性100名ずつ、計4,700名を対象に男性用パンツに関する調査都道府県別に調査した。県民性に詳しい“県民性博士”こと矢野 新一氏のコメントも紹介しよう。
調査の結果、パンツにこだわりがある都道府県ベスト3は、1位高知県(45.0%)、 2位新潟県(44.0%)、 3位奈良県(42.0%)となった。
“県民性博士”矢野氏の解説
かつて、現在の高知県である土佐藩では、藩主が代わった時にそれまでの家臣たちの位が下げられ、新たな家臣が上位についたといいます。
そのため家臣間の確執が大きく、このことが現在でも高知県の男性を表す「いごっそう」(頑固で強情で理屈っぽく、権威に屈せず妥協しないという意味)の気質につながりました。
その背景から、高知県民は好き嫌いがはっきりしていて、ファッションも流行に流されず自分に似合うものを買う傾向があるので、パンツに対してもこだわりを強く持っている方が多いと考えられます。
また、パンツは素材が大事だと思っている都道府県ベスト3は、1位京都府(89.0%)2位東京都・山口県(87.0%)という結果に。男性用パンツに使われる素材は、コットン(綿)やナイロンだけでなく、シルクや天然由来繊維であるリヨセルを採用したものなど様々な種類がある。素材選びは肌ざわりだけでなく、はきごこちにも関係するパンツ選びの重要な要素のひとつだろう。
“県民性博士”矢野氏の解説
1位の京都府の男性は、プライドが高くこだわりのある方が多いですが、クールな一面もあります。2位の東京都もプライド高く、こだわりのある方が多いです。山口県も前身が明治維新で活躍した長州藩ですから、郷土意識が強く、自分に誇りを持っている方が多いでしょう。
また、アウターウェアをかっこよく着こなすために、からだのラインを気にする男性も多いだろう。そこで、体がぽっちゃりしてきたのが気になるかどうかを都道府県別で調べたところ、「福井県」(76.0%)が2位よりも10%以上高い結果に。次いで「静岡県」「徳島県」「長崎県」(66.0%)の3県が同率で2位に挙がった。
“県民性博士”矢野氏の解説
1位の福井県は、負けず嫌いの頑張り屋。かつて「越前詐欺」という言葉がありました。これは、食えなくなったら詐欺をしてお金を儲けるという意味で、越前商人が成功をおさめていたことに対する近隣の人からの嫉みから出た言葉です。
つまり、これは要領がよく商才に長けていることを表しています。そのため福井県の男性は、負けず嫌いで努力を続けられる頑張り屋で、逆境に強い面がある方が多いです。
年を重ねるにつれてぽっちゃりが進行するのは致し方ないと考える方が多い中、太っていく自分が許せずどうにか身体を絞れないものか…と、自分のぽっちゃり具合に真摯に向き合い悩んでしまう、負けず嫌いで頑張り屋な福井男子の県民性がうかがえます。
調査概要
調査期間:2019年12月20日(金)~12月24日(火)
対象人数:4,700名(内訳:都道府県別各100名)
対象情報:全国の20~50代の男性
調査方法:インターネット調査
構成/ino.
こちらの記事も読まれています