
新型肺炎(COVID-19)の感染拡大を背景に、除菌対策に関連したアイテムの需要が高まっているが、なかでも、緊急事態宣言の解除に伴い、外出する際の対策に注目が集まっている。
そこで、今回、中国で需要が増えている“衣類スチーマー”での除菌対策について紹介。中国大手ECサイト蘇寧では、小型家電製品の販売データより、主な流行防止製品としてのスチームアイロン機の売上高は前年比220%増加したと発表。さらに、ハンディ型衣類スチーマーは2月だけで店舗販売台数は前年比の409%増加(業界全体)にもなっているという。(出典:FEB Consulting ※中国内陸地域での販売台数)
除菌スプレーなどの薬品は肌や小さい子どもの影響が気になる、衣類に付着したウイルスもしっかり除去したいなどの理由で、中国では外出後に“衣類スチーマー”を使用し、除菌対策を行うことが広まっている状況なのだそうだ。
スチームによる除菌については、約80度の蒸気(スチーム)を噴射することで、バクテリアやカビ、ウイルスの抑制効果があるとのこと。
※根岸感染制御学研究所所長・東京医療保健大学名誉学長小林寬伊先生による情報
また、日本食品分析センターによる試験では、高温アイロン面押し当てにより99%の除菌効果(試験は2種類の菌で実施)が確認されたという。
※【試験依頼先】(一財)日本食品分析センター【試験対象】衣類【試験方法】高温アイロン面を押し当てた菌付着布の除菌確認【除菌方法】高温アイロン面押し当てによる【試験結果】99%の除菌効果(試験は2種類の菌で実施)【試験成績書発行番号】16107291001-0101、16107291001-0201【試験成績書発行日】2016年10月17日
もちろん、衣類スチーマーは、手軽にシワとりできるのも利点。パナソニックが今年発売した「衣類スチーマー NI-FS760/NI-FS560」なら、約23秒で立ち上がるうえ、傾けてもしっかりスチームできる360度スチームを搭載。さらには脱臭効果も期待できるので、除菌対策のみならず、さまざまなシーンで活用することができそうだ。
「NI-FS760/NI-FS560」の価格はオープン。実勢価格は「NI-FS760」が12,500円前後(税別)、「NI-FS560」が9,500円前後(税別)。
「衣類スチーマー NI-FS760」
関連情報
https://panasonic.jp/iron/products.html
構成/立原尚子
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