春の新規出店が次々と延期になるなか、こちらも当初の予定よりも遅れてのオープンとなったウィズ原宿。近代的なデザインに生まれ変わったJR原宿駅表参道口の正面に位置し、東京メトロ 明治神宮前駅も利用できる抜群のアクセスを誇る場所で、新たなランドマークとして注目を集めています。
6月5日のユニクロ原宿、6月8日のイケア原宿と、商業施設としては異例の段階的なオープンとなっているのは、すべて三密を避けるため。今回は順次開業しているほかの店舗のなかから、ゆったりとしたスペースを持つ飲食関連のものをピックアップしてご紹介します。
資生堂パーラー ザ・ハラジュク
飲食店舗のなかで最も早い6月5日にオープンしたのが、ウィズ原宿 8階の「資生堂パーラー ザ・ハラジュク」。店舗のデザインコンセプトは“森”。インテリアデザインは京都迎賓館の設計にも携わった建築家の浦一也さんが担当。窓の外に広がる明治神宮の杜を眼下に、遮るものがない東京の空を眺めながら食事を楽しめます。
店内はメインダイニングのほかに、8席まで利用できる個室、スイーツやアペタイザーなどを提供し、カジュアルに利用できるラウンジに分かれています。
「WITH HARAJUKU」のガーデンテラスと赤坂方面を望む大きなカウンター席のあるラウンジ。
ランチ、ディナーともにワゴンデザートで選べるコースメニューを展開。
イータリー ハラジュク
6月9日にオープンしたのが、イタリア・トリノに本店を構えるイタリア食材専門店「イータリー」の国内3店舗目「イータリー ハラジュク」。日本国内では初めてテラス席70席を備えるレストランなど、自然光がたっぷり入る高い天井の店内は、レストランの利用のほか、ジェラートやドリンクをカジュアルに楽しめるカウンター席があるゾーンもあり、多様な利用ができそう。
原宿店限定メニュー以外にも、イラストレーターの長場 雄のアートワークをプリントしたオリジナルグッズも展開。量り売りのハムやチーズ、直輸入のオリーブオイルやワインなども豊富にそろえています。
イータリーの味を一通り楽しめる前菜の盛り合わせは原宿店限定。「アンティパストミスト EATALY 原宿」 ¥1800(税別)
テイクアウトメニューの「フリットミスト」。3種類あり、こちらは生ハムをトッピングした「ニョッコフリット コン プロシュット」 ¥618(税別)
原宿店限定のテイクアウトメニューの「マリトッツオ」。価格は1個\381~¥436(税別)
オー・バカナル
同じく6月9日にオープンしたのが、オーバカナル。かつて明治通り沿いにあったビル、パレ・フランスの1階に出店し、原宿の象徴のような店舗があった頃から時は流れ、原宿の地に再びオー・バカナルが戻ってきました。今回は地上ではなく、ビルの3階ですが、当時と同じく原宿の風を感じられるテラス席があります。広さは229.6㎡、店内91席、テラス席22席の大型店舗のブラッセリーカフェです。
このほかにも、1階にスターバックス コーヒーが出店しているのに加え、6月23日に地下2階にティーストアの「ジ・アレイ」、6月25日に抹茶専門店とカフェが併設された「MACCHA HOUSE 抹茶館」がオープン予定です。
ウィズ原宿
https://withharajuku.jp/
取材・文/北本祐子