
猛暑は、夏バテなど健康トラブルの原因になります。そのため、猛暑対策をしっかり行うことが大切です。簡単にできる予防や対策、暑さを軽減する便利なグッズなどを紹介します。猛暑対策で、健康に夏を乗り切りましょう。
猛暑はさまざまな健康トラブルの原因
日本の夏は高温多湿なため、夏バテだけでなく、深刻な健康トラブルになり得る『熱中症』なども発症しやすくなります。しかし、きちんと暑さ対策をすることで予防も可能です。
熱中症予防は暑さ対策から
熱中症を予防するには、正しく暑さ対策をすることが肝心です。まず、室内にいるときは、クーラーを使用し、過ごしやすい温度に調整しましょう。たとえ室内だとしても、高温多湿だと熱中症になることもあるためです。
外出は、できるだけ暑くない日や暑くない時間帯にし、無理をしないようにすることが大切です。また、暑さを避ける日傘や帽子なども積極的に利用しましょう。なるべく涼しい服装を心掛けることも対策になります。
なお、少しでも体調が優れないと感じたら、日陰の涼しい場所で水分補給をしつつ、休憩するようにしましょう。
夏の外出に便利なひんやりグッズ
夏は、室内から一歩外に出た瞬間に、暑さを感じますよね。また、数分歩いただけで、たくさん汗をかき、不快感が増すことも多いでしょう。そんな夏の外出を快適にする、便利なグッズを紹介します。
ぬらして冷却 クールコアタオル
『クールコアタオル』は、アメリカで開発された新しい冷感テクノロジーを使用したタオルです。クールコアタオルを水にぬらして絞り、振るだけでタオルの温度が下がる仕組みになっています。
また、クールコアタオルは、紫外線の遮断率が98%のUVカット効果もあります。そのため、首元に巻くだけで暑さ対策だけでなく、紫外線対策も可能です。
さらに、抗菌加工がされており衛生的なことや色のバリエーションが豊富なことも、うれしいポイントです。
- 商品名:クールコアタオル
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炭酸ジェルで冷涼感 スパークリングジェル CLASSY
『スパークリングジェル CLASSY』は、冷たい炭酸ジェルが瞬時に肌を冷やす、スプレータイプの収れん化粧水です。また、メントールのクールな爽快感や炭酸のパチパチとした刺激が、リフレッシュにもなります。
アーモンド油・ヒマワリ種子油・ホホバ種子油など、自然由来の保湿成分を含んでいるため、クーラーによるインナードライ肌対策もできます。また、紫外線の刺激を受けた肌へのアフターケアとしても使えます。
さわやかなグリーンローズの香りやトロピカルなボトルも爽快感を増します。
- 商品名:スパークリングジェル CLASSY
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寝苦しい夜も快適。寝室の猛暑対策グッズ
暑い夜は寝苦しく、睡眠不足から体調を崩す人も少なくありません。質のよい睡眠をサポートする便利グッズを紹介します。
接触冷感がポイント Nクールダブルスーパー 敷きパッド シングル
『Nクールダブルスーパー 敷きパッド』は、接触冷感生地のため、触れたときにひんやりと冷たく感じるのが特徴です。そのため、暑く寝苦しい日でも快適に眠れます。
また、優れた吸湿機能付きの中綿を使用していることや、抗菌防臭生地で衛生的なことも、汗をかきやすい夏におすすめのポイントです。洗濯ネットを使用すれば、自宅で簡単に洗濯も可能です。
さらに、リバーシブルなのも特徴の一つです。接触冷感生地は片面だけで、裏面は肌触りのよいパイル生地になっています。そのため、夏以外の涼しい時期には、裏面を使用するなど季節に合わせて使い分けることで、睡眠の質の向上につながるでしょう。
- 商品名:Nクールダブルスーパー 敷きパッド シングル
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汗を吸ってさらり 接触冷感ひんやり枕カバー
『接触冷感ひんやり枕カバー』は、接触冷感糸であるゼロクールを使用して作られた枕カバーです。そのため、肌に触れるとひんやりと冷たく感じ、安眠をサポートしてくれます。
汗の吸収力が高く、寝汗を素早く吸収するため、ベタっとした不快感もありません。寝苦しい暑い夜でも、朝までサラサラですっきりとした感触が続き、快適に眠れます。
なお、縦30cm、横50cmと大きめのため、いろいろなサイズの枕に使用可能です。
- 商品名:接触冷感ひんやり枕カバー
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大風量が頼もしい サーキュレーター アイPCF-SC15T
『サーキュレーター アイPCF-SC15T』は、小型軽量でありながら、18畳と広い部屋にも対応できるパワフルなサーキュレーターです。
左右や上下に動く首振り機能が付いており、部屋の隅々まで風が行き渡ります。また、エアコンの風を効率よく循環できるため、省エネにもつながります。梅雨時や天気が悪いときの室内干しにも便利です。
パワフルながら風切り音が静かなため、睡眠の邪魔になりません。さらに、前面のカバーは取り外しができるので、簡単に掃除もでき、衛生面でも安心です。
- 商品名:サーキュレーター アイPCF-SC15T
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クーラーを使わない住まいの猛暑対策
夏はクーラーが欠かせませんが、1日中使用していると電気代がかさみ、家計を圧迫することもあります。また、クーラーによる体の冷えなど、体に負担がかかることもあるでしょう。クーラーを使わずにできる猛暑対策を紹介します。
すだれやカーテンで直射日光を防ぐ
家で簡単にできるクーラーを使わない猛暑対策は、窓やベランダからの直射日光を防ぐことです。これは、室温が上昇する主な原因が、窓やベランダからの熱気であるためです。
具体的な方法は、すだれやカーテンを付けて、直射日光を防ぐことです。近年は、カフェやレストランなどで見かける、カンバス地などでできた『オーニング』と呼ばれるおしゃれな日よけが人気です。
また、窓に遮熱カーテンを取り付けたり、遮熱フィルムを貼ったりすることでも、直射日光による室内温度の上昇を防げます。
植物やすのこを設置
コンクリートは、直射日光を強く照り返すだけでなく、熱を吸収して温度も上昇させます。そのため、家の周りやベランダなどがコンクリートの場合は、なるべく直射日光が当たらないようにすることで対策できます。
例えば、『植物』や『すのこ』を置く方法があります。すのこを置けば、コンクリートに直射日光が当たらず、強い照り返しを防げます。また、すのこは木製で熱を蓄えにくいため、気温も上昇しにくくなります。
すのこに上に植物を置けば、直射日光をさらに遮断できるだけなく、見た目もおしゃれになります。
食べ物も重要。夏バテ防止のおすすめ食材
夏は、「暑くて食欲がない…」と感じる人が増えます。しかし、夏バテ防止のためにも、栄養バランスよい食事を心掛けることが大切です。夏バテ防止におすすめの食材を紹介します。
ビタミンB1・B2を含むもの
夏は、さっぱりとして喉ごしのよいそうめんなどの麺類や冷たいジュースなど、糖質を多く摂りやすい傾向にあります。糖質は、エネルギーに変わる大切な栄養素ですが、ビタミンB1やB2を摂らないと、糖質がエネルギーに変わりません。
エネルギー不足で疲労感や脱力感といった夏バテの症状を予防するには、ビタミンB1とB2を多く含む食材を意識して食べましょう。食材としては、豚肉・うなぎ・きのこ類・卵・納豆や豆腐などの大豆製品です。
なお、ビタミンB1とB2は、『アリシン』と呼ばれる成分と一緒に摂ると、吸収力が増します。アリシンは、ニンニクやネギ類に多く含まれているため、前述の食材とニンニクなどを組み合わせた料理がおすすめです。
酸っぱいものに含まれるクエン酸
クエン酸も糖質をエネルギーに変えてくれるため、夏バテ防止になります。昔から、夏バテ防止に梅干しや酢の物を食べるのがよいとされているのは、クエン酸が多く含まれているからなのです。
クエン酸は、レモン・グレープフルーツ・キウイ・パイナップルなど、酸っぱい果物にも多く含まれています。フルーツは、さっぱりと食べやすく、調理する手間もないため、おすすめです。
ネットには、ビタミンB1とB2を多く含む豚肉とクエン酸が豊富な梅やレモンと組み合わせたレシピのアイデアも多く出ているため、参考にしてみるのもよいでしょう。また、納豆に梅を混ぜたり、冷やっこに叩いた梅をトッピングしたりすれば、簡単に夏バテ対策の1品ができます。
おいしい旬の夏野菜
野菜は旬の頃が最も栄養価が増すため、旬の夏野菜を多く食べることで、夏バテ防止になります。夏が旬の野菜は、キュウリ・トマト・ナス・オクラ・カボチャ・トウモロコシ・ニラ・ピーマン・パプリカ・ズッキーニなど、種類豊富です。
夏は汗をたくさんかくため、水分だけでなく、ミネラルも不足しがちです。夏野菜には、カリウムなどのミネラルを多く含む物も多いのもメリットです。
夏野菜は火を通さずに食べられる物も多いので、「暑い日は火を使う料理をなるべく控えたい」という人にもおすすめです。例えば、キュウリ・トマト・ナス・オクラ・ピーマン・パプリカなどをクエン酸が豊富な酢を使ってピクルスにすれば、手軽に夏バテ対策ができます。
構成/編集部