
“マイナポイント”の認知率は33%、利用意向率は41%
2020年9月からマイナンバーカードの普及促進を目的としたキャッシュレス還元ポイント“マイナポイント”が開始される。
キャッシュレス決済をすると、自分が選んだ決済事業者のポイントが付与される仕組みで、還元されるポイントは期間を通して最大5,000円分。事業の期間は2021年3月までの予定で、マイナポイントを利用するためには、マイナンバーカードの発行など、いくつかの準備が必要となる。
そこでネットエイジアは20歳~49歳の男女2,000名に、この“マイナポイント”を知っていたか聞いたところ、「知っていた」は33.3%、「知らなかった」は66.7%となった。2019年10月の消費税増税時にはキャッシュレス・消費者還元制度が話題となったが、マイナポイントについてはまだ広く認知されていないようだ。
では、どのくらいの人がマイナポイントの利用に関心があるのだろうか。
マイナポイント事業が開始された際には、利用したいと思うか聞いたところ、「利用したいと思う」は41.4%、「利用したいと思わない」は58.6%で、利用に対し消極的な人が多数派となった。
利用しているポイントサービス
また同調査で利用しているポイントサービスを聞いたところ、1位「Tポイント」(65.7%)、2位「楽天スーパーポイント」(60.2%)、3位「Pontaポイント」(46.6%)、4位「dポイント」(34.8%)、5位「Amazonポイント」(25.0%)となった。
2019年2月実施の前回調査結果と比較すると、利用率が5ポイント以上上昇したサービスは「楽天スーパーポイント」(2019年54.4%→2020年60.2%)と「dポイント」(2019年28.5%→2020年34.8%)、「LINEポイント(LINE Pay)」(2019年17.7%→2020年23.0%)だった。中でも、「LINEポイント(LINE Pay)」は2019年9位→2020年6位と、順位を大きく上げる結果となった。
信頼できるポイントサービス
では、ポイントサービスの利用者は、自身が利用するサービスをどのように評価しているのだろうか。
各ポイントサービスの利用者が“このサービスは信頼できる”と評価した割合(=信頼度)をみると、1位「ANAマイレージクラブ(全日空)」(76.2%)、2位「JALマイレージバンク(日本航空)」(74.8%)、3位「楽天スーパーポイント」(70.2%)となった。航空会社系のポイントサービスを利用している人の多くが、サービスを“信頼できる”と感じていることがわかった。
各ポイントサービスの利用者が“このサービスは今後も利用したい”と評価した割合(=リピート意向度)をみると、1位「楽天スーパーポイント」(73.3%)、2位「JALマイレージバンク(日本航空)」(59.9%)、3位「dポイント」(58.8%)となった。“利用しているポイントサービス”では2位だった「楽天スーパーポイント」が、リピート意向度でトップとなった。
構成/ino.