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スポーツカーの本質を正しく体現するアルピーヌ「A110」「A110S」試乗インプレッション

2020.06.14

 アルピーヌ「A110」は単に姿形を現代流に蘇らせただけでなく、走りの部分でもアルピーヌというスポーツカーは“こうあるべき”的な資質にまでこだわり、現代のテクノロジーとともに復活と遂げたことは前編で紹介した。「A110」らしいエモーションの豊かさは他ブランドのソレとも異なる個性も感じられる。

 一方で、新型がかつてのモデルと異なるのは、毎日、質実ともに快適に、またドライバーを選ばないモデルとして生まれている点だ。今回は「A110リネージュ」と「A110S」の2台を試乗した。「110S」のほうがストイックさは増すけれど、マニアックさはどちらにも存在する。

フランスの粋とスポーツを着こなすならぬ、走りこなす

 まずは、アルピーヌのシートからの眺めから紹介したい。バケットタイプのシートに体をフィットさせ、ルーフ(天井)が頭上先まで伸びて、上下方向の視界がやや狭められた独特の視界の中に抜ける道路や景色には、独特の世界観が見い出せる。ロードクリアランスが低いスポーツカーということもあって、街中ではいつもよりビルが高い。

 また郊外のワインディング路では目の前の路面のアンジュレーションでさえ、ウインドウが切り取るワンシーンを今いる室内空間の設えとともに味わいつくすことも可能だ。この体験はスピードやコーナリングテクニックにこだわらなくても楽しめるだろう。

ルノー「メガーヌRS」と同じエンジン

「A110」(ピュアとリネージュ)と「A110S」に搭載されるエンジンが1.8L直4ターボであるのは同じだが、「A110」の最高出力(パワー)が252ps/6000rpmとトルクの320Nmが2000-5000rpmあたりまでで発生するのに対し、「A110S」の最高出力は292ps/6420rpm、最大トルクの320Nmは2000-6420rpmで発生する。「110S」のほうが40馬力ほどハイパワー化されており、トルクバンドも広く、ターボのブースト圧も0.4バール増加している。

 それらとともにブレーキのキャリパー/ディスクの性能アップ、シャシーも専用チューニングされ、アルピーヌ用に専用開発されたミシュランタイヤのサイズもフロント215mm、リア245mmとなり、グリップ力がアップしている。トランスミッションの7速DCT(ダブルクラッチトランスミッション)は共通だ。

 参考までに、このエンジンは、ルノー「メガーヌRS」に搭載されているものと同じものを縦置きから横置きに換えて、アルピーヌに搭載されている。ルノーの「RS」とはルノーのモータースポーツ部門ルノー・スポール=RSを意味し、市販車にも技術がフィードバックされているのだ。

 アルピーヌ「A110」は軽量さと一体感によって、あらゆる動作中に明確な軽量感がうかがえる。子犬が私の握るリードを引っ張るような軽さとトルクとで先に進もうとするし、曲がろうともする感覚が心地いい。いうまでもないが、コントロール性は子犬より数百倍良い。

 ボディーの重さ(軽さ)と剛性、サスペンションセッティング、タイヤの剛性感やグリップ性能、そしてエンジン性能のバランスが上手く図られているからこそ、この軽量スポーツカーの軽さや1.8Lターボエンジンの性能に素直に一喜一憂できるのだ。さらにアルピーヌ「A110」には絶妙なしなやかさを伴うサスペンションの固さが最大の調味料、スパイスともいえる。

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