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エモーショナルなフレンチスポーツカー、アルピーヌ「A110」の魅力

2020.06.13

フランスを代表する最新スポーツカー

 わずか数%の生息数といわれるスポーツカー。しかし現代のそれらには大きく分けて2種類のタイプが存在する。1つは700~800馬力もしくはそれ以上という高出力エンジンを搭載するモデル。スペックを眺めているだけでうっとりするもよし、めくるめくスピード感を味わうもよしというタイプだ。

 もう1つは、エンジン出力こそ300馬力前後ながら軽量かつコンパクトなボディーの全身を駆使して走る、人車のシンクロ感をより身近に味わえるタイプだ。今回、紹介するアルピーヌ「A110」は後車(者)にして、今のフランスを代表するスポーツカーとして覚えておきたいモデルと言っても過言ではない。

 ところで、アルピーヌ「110」には、先代が在る。60年代から70年代にかけて、ラリーで成功を収め、当時のアルピーヌ社が手がけたモデルの中でも、今でも根強い人気を誇る。アルピーヌ社は1956年に設立され、1973年にルノーの傘下に入り、そこでオリジナルモデルの製造は途絶えていたが、2012年にブランドが復活した。

 2015年のル・マン24時間レースでコンセプトカーが、そして2017年のジュネーブショーで新世代のアルピーヌ「A110」がデビューを果たした。同年のル・マン24時間レースに取材に行った際、会場にはイメージカラーのブルーとアルピーヌの“A”(ブランドロゴ)が鮮やかに映えるブースが仕立てられ、そこに多くの人が吸い込まれていったのを今でも鮮明に覚えている。

 アルピーヌという名前を聞いて、ピンときた方はかなりのクルマ通かもしれないが、そうでなくても、スポーツカー好きが注目するモデルであることに変わりないことを会場で実感した。日本では2018年の秋に発表され、その時は50台の限定のファーストエディションに1000台以上の申し込みがあったという。

 現在は、ベースモデルの2仕様(ベーシックな「ピュア」とより装備が充実した「リネージ」)に加え先日、よりスポーティーな走りとスタイルを持つ「S」モデルがラインアップに加わった。今回は「リネージ」と「S」モデルを中心に「A110」を紹介したいと思う。

軽さと質実の高バランス

 新型のアルピーヌ「A110」は、かつてのモデルへの敬意や尊敬というオマージュを込めつつ、デザインや性能/機能においては現代のテクノロジーとともに魅力的な復活を遂げたと言えるだろう。リバイバルという言葉が頭に浮かぶ方もいるはずだ。これまでも「ビートル」や「MINI」「FIAT500」などがデザインに現代流のアレンジを加えつつ登場、今なお人気がある。

 ただ、それらと「A110」が大きく異なるのは、名前や姿形に当時に思いを馳せることができるだけでなく、スポーツカーであるアルピーヌ「110」は“こうあるべき”的な資質にまでこだわる技術を集結し、フィーリング(感性)に至るまで追求されているという点だ。そこで走らせても「A110」らしい豊かなエモーションが得られるのは想像通り。一方で、新型がかつてのモデルと異なるのは、毎日、快適で使いやすく、ドライバーを選ばないモデルとして生まれている。

 ボディーサイズは全長4205mm×全幅1800mm×全高1250mmで、ホイールベースは2420mm。車重は仕様により若干異なるが1100kgくらい。ちなみに、ボディーの96%がアルミ製であり、さらにSabelt製バケットシートや鍛造アルミホイールなど軽量=ライトウェイトスポーツカーとしてのこだわりは重量に見事に反映されている。初代モデルはもっと小ぶりで背も低いが、ライバルとされる例えば、ポルシェ「ケイマン」(718型)より全長は20cmほど短く全高も低く、軽い。

 また、新型「A110」の1.8L直4ターボエンジンは、シートの後ろに搭載するミッドシップレイアウトで、駆動方式は後輪で駆動するMRだ。トランスミッションは7速AT(7DCT)。今やF1だって、MTではない時代。ロードスポーツカーであるアルピーヌ「A110」は万人がオートモードでゆる~くクルーズすることも、パドル操作でよりキビキビと走らせることができる。

 ちなみに、トランスミッションのセレクトは、P、D、Rのプッシュボタン式。おかげでインテリアに突起物もデザインには新世代感が生まれている。サスペンションは前後にダブルウイッシュボーンを採用しており、ブレーキはBrenbo製。フロントにはアルミものブロック対抗式4ピストン、リヤにアルミシングルピストン(電動パーキングブレーキ内蔵)。タイヤはミシュランと共同で開発した「パイロットスポーツ4」を履いている。スペックに不足はない。ちなみに、前後重量配分はフロント44:リヤ56だ。

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