人気のタグ
おすすめのサイト
企業ニュース

副業と何が違う?“片付けパパ”として活躍する会社員に聞いた「複業」のメリットとデメリット

2020.06.09

新型コロナの感染拡大が起き、コロナ時代がやってきた。さらに、いつ大きな自然災害が起きるかわからないところもある。そんな今、副業や複業によるリスク分散は有効な手段といえる。

そもそも副業と複業とはどう違うのかを確認しつつ、自らも5年以上も複業を実践し、複業を普及している片付けパパの大村信夫さんに、コロナ時代の複業のメリットやデメリットについて聞いた。今後の自分の活動のヒントにしたい。

副業と複業の違い

「副業」と「複業」はどちらも複数の仕事や職業を持つことを指す。しかし一般的に、副業は本業とは別に、サブ的に行う仕事を行うことを指し、複業はメインやサブなど序列を付けずに複数の仕事を行うことを指す。

従来は会社など、いずれかの組織ひとつに属して働くスタイルが通例だったため、「ふくぎょう」といえば、本業の収入を補うためなど、サブ的な「副業」が一般的だった。

しかし、現代においては多様な働き方があり、どこか一つの組織に属するとは限らず、フリーランスとして活動したり、自ら事業を起こしたりと、どこにも縛られない働き方が当たり前になってきた。

複業はその象徴ともいえ、まさに現代らしい働き方といえる。

コロナ時代の複業のメリット

そこで今回は、複業の特徴とともに、withコロナ時代の複業のメリットとデメリットについて大村さんに聞いた。

大村さんは、家電メーカーに勤務しながら、自ら複業として片付けパパや片付け部長の名で片付けについての講演やワークショップを開催しており、パラレルキャリアの普及にも注力している。

―複業には、そもそもどのようなメリットがありますか?

「複業のメリットとして『収入が増える』と答える方もいますが、それは副次的なものだと思います。それ以上に『自分の視野が広がる』『自分の好きなことや強みがみつかる』『人脈が広がる』『タイムマネジメントができるようになる』など、お金ではない無形の資産を得ることができます。そして複数取り組んでいる活動が相乗効果を生んでスパイラルキャリアとなり、人生をさらに豊かにできると思います」

―新型コロナの影響を受け、複業はどのようなメリットを生み出していますか?

「コロナの影響を受け、例えば価値提供がオンラインになった、在宅勤務などで通勤時間がなくなり、その分、時間の余裕ができた、オンラインでの仲間づくりがしやすくなったなどの変化があります。

これによって、オンライン上での顧客が増え、またオンラインに対する抵抗感が薄らいだ、オンラインで完結できるスキームを確立できるようになった、会場を使う必要がなくなるなどでコスト面でのリスクを低減できるようになったなどのメリットが生まれました。

特に人数による制限を考えなくなったのは大きい変化であり、メリットだと思います。例えば我が家は、子どもが学習塾に通っているのですが、普段は20名ほどの教室で行う授業がオンラインに切り替わったところ、なんと約250名が一斉受講しているのです。これはオンラインのメリットを最大限活かしている例ですね。

今後はオンラインがベースになりますので『サービス提供も消費も自宅で』という視点で検討してみると良さそうです」

コロナ時代の複業のデメリット

―反対に、複業のデメリットにはどんなことがあるでしょうか?

「会社勤めの場合、会社から理解が得られない場合があるということや、他の業務との時間的な問題、全体的な労働時間が増えるなどのデメリットがありました」

―新型コロナにより新たに生まれたデメリットは?

1.オンラインに移行できない活動は不利になる

「オンラインに移行できない活動については、特有のデメリットといえます。例えばオンラインに価値提供が移ることによって、講演などを行うのがメインの活動であればデメリットが少なく、むしろメリットのほうがあるかもしれませんが、物理的なワークがメインの活動、ものづくりとか、対面で実施するワーク等はオンラインに移行できなくて不利になります。3密を避けて開催していくか、新しい活動を検討する必要があるかもしれません」

2.家族の理解が必要になる・長時間活動しがち

「このデメリットは特に在宅勤務が多くなることによって発生します。例えば平日の夜に会社帰りなどにやっていた活動をオンラインに切り替えると、自宅から活動をすることになります。家族との夕飯もそこそこで部屋にこもり、知らない相手と深夜まで何かやっていることに対して、家族からはあまりいい顔はされないでしょう。まずは家族の理解、関係性を構築した上でやらないと、本来応援してくれるべき家族なのに…となってしまいます。また、自宅という安心感や体力も使っていないからか、今まで以上に長時間活動してしまう傾向もあります」

コロナ時代の複業の展望

―withコロナ、Afterコロナを見据えると、複業とはどのように付き合っていくといいでしょうか。

「メリット、デメリットも踏まえつつも、ピンチをチャンスと捉える見方を持ち、先の見えない時代だからこそ、複数の活動を通じて人生を豊かにするということを意識していかれると良いと思います」

―今後、ご自身の複業についてはどのような展望を持たれていますか?

「私の複業はワークショップが中心ですので、オンラインのメリットを最大限活かして活動をしていきたいと思います。オンラインのおかげで遠くのお客様が参加できるようになりましたし、地方の会社からオンラインでお仕事もいただけるようになりました。また移動時間がなくなることで時間を効率的に使えるようになり、生まれた時間を使って、さらなるオンラインでの価値提供、例えば動画配信や電子書籍などにも取り組んでいきたいと思います。

また平行して、オンラインでのコミュニティを作っていきたいと思います。やはり人と人のつながりによってビジネスが生まれるだけでなく、人生が豊かになることが多いのです」

すでに複業をしている人、これから始めようと思っている人、コロナ下で新規で始めた人、さまざまだろう。いずれにしても今後はさらに複業は大きな強みとなる可能性がある。メリットとデメリットをよく理解しながら進んでいこう。

【取材協力】

「片付けパパ(R)」代表 大村 信夫さん
整理収納アドバイザー1級、3児のパパ。モノを整理することで心も整理され、日常生活や人間関係など人生全体に好循環が生まれることを伝えるべく、家電メーカーに勤務しながら複業として講演やワークショップを開催。パラレルキャリアの普及に注力している。
片付けパパの「7つの片付け習慣術」https://omuranobuo.com

取材・文/石原亜香利

新型コロナウイルス対策、在宅ライフを改善するヒントはこちら

@DIMEのSNSアカウントをフォローしよう!

DIME最新号

最新号
2020年7月16日(木) 発売

DIME最新号の特別付録はミクロの世界を楽しめる「90倍スマホ顕微鏡」!特集は「家ナカ オフィス改造計画」

人気のタグ

おすすめのサイト

ページトップへ

ABJマークは、この電子書店・電子書籍配信サービスが、著作権者からコンテンツ使用許諾を得た正規版配信サービスであることを示す登録商標(登録番号 10401024号)です。詳しくは[ABJマーク]または[電子出版制作・流通協議会]で検索してください。