
テレワークの実施率は年収1000万円以上での導入率が38%
今、加速的に浸透している「テレワーク」だが、実施後にメリットの大きさに気づくビジネスパーソンは少なくない。 今回、リクルート住まいカンパニーの調査により「自宅を仕事に適した環境に整えている人は約7割」ということが判明した。その他の調査結果もあわせて見てみよう。
自宅内で工夫したことの1位は「仕事用の資料、PC置き場など収納スペースを整備」となっている。
また、テレワークをきっかけに「引越しを実施した」「前向きに引越しを検討し始めている」「検討していないが引越してみたい」割合は53%と高い数字を示した。
今後テレワークが促進された場合には、テレワーカーの57%が「通勤時間が長くなっても引越しを検討する」との意向を示している。
現在テレワークきっかけでの引越しを実施していない人が、今後テレワークの推進 によって引越しを実施する際に重視する項目としては、「どこにいくにも電車/バス 移動が便利」が30%と最も挙げられている。「物価が安い」や「住居費が安い」などの生活費にかかわることも重視している 。
テレワークきっかけで自宅環境整備と引越しの両方を実施した人は、 テレワーク実施前の生活満足度が6.2に対し、自宅環境整備や引越し後の満足度 が7.2と向上している。
企業規模(従業員規模)別に見ると、おおよそ規模が大きいほどテレワーク導入率が 高い傾向にあり、1000人以上での導入率は24%と高い。
年収別には、年収の高さとテレワーク導入率に企業規模と同様の相関が見られ、 1000万円以上での導入率は38%と高いこともポイントだろう。
テレワークの実施理由は、「通勤時間の減少」を挙げる割合が29%と高く、 続いて「仕事の集中度向上」「家事と仕事の両立」が挙げられる 。
一方、子どものいるファミリー層に絞ると「子育てと仕事の両立」が女性では1位、 男性でも2位に挙がっている。
調査概要
調査目的 テレワーカー(リモートワーカー)のテレワーク(リモートワーク)の実態把握を目的を把握する
調査対象
【スクリーニング調査】
性年代:20歳-64歳のクエストリサーチモニタの男女
地域:東京都/千葉県/埼玉県/神奈川県/茨城県/栃木県/群馬県/山梨県/長野県にお住まいの方
※ 非完遂(途中離脱)回答者 / 現在の通勤時間(FA)設問「300分」以上回答者は除外
【本調査】
職業:「会社員(経営者・役員)」「会社員(正社員)」「会社員(契約社員)」「会社員(派遣社員)」「公務員」
「パート・アルバイト」「自営業」「自由業・フリーランス」のいずれか
テレワーク割合:全仕事量の内テレワークで実施している割合が10%以上
調査地域 東京都/千葉県/埼玉県/神奈川県/茨城県/栃木県/群馬県/山梨県/長野県
調査方法 インターネットリサーチ
調査時期 スクリーニング調査 :2019年11月22日~11月25日
本調査 :2019年11月23日~11月25日
構成/ino.
こちらの記事も読まれています