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ブルーライトの浴びすぎが引き起こすカラダの昼夜逆転状態「デジタル時差ボケ」

2020.06.08

オンはリモート会議に、オフはリモート飲み会にNetflixにYouTube……こんな調子では目が休まるはずもなく、外出自粛期間中に何らかの不調を感じた人も多いことだろう。

この度、メガネブランド「Zoff」を運営する株式会社インターメスティックでは、ブルーライトが及ぼす悪影響や危険性の実態を探るべく、全国のビジネスマン層500名、小学生の子どもを持つ親層500名の計 1,000 名を対象にした、デジタルデバイスの使用状況や生活習慣・健康状態についての調査を実施。調査結果と共に、眼科医・林田康隆先生が教える、「デジタル時差ボケ」を事前に防ぐための4つの対策についても併せて紹介していきたい。

はじめに、林田先生が監修を務めた「デジタル時差ボケチェックシート」を用意したので、ぜひ、いくつ当てはまるか確認してもらいたい。

眼科医 林田康隆先生 監修「デジタル時差ボケチェックシート」

・日中、眠いと感じることが多々ある。
・目の痛みや疲れ、乾きなどのトラブルを感じやすい。
・合計すると1日8時間以上、テレビや PC、スマホなど電子機器の画面を見ている。
・PC、スマホなどの電子機器は90分以上連続で使用していることが多い。
・本や漫画、雑誌を読む際は、電子書籍を利用することが多い。
・寝る前にはたいていベッドでスマホを見る。
・朝起きるときに朝日を浴びる習慣がない。
・首や肩が痛いと感じたり、凝ることが多い。
・通勤や通学の移動時間など、隙間時間はスマホを見たりゲームをしたりが大半だ。
・毎日適度な運動をする習慣がない。

※上記の 10個のうち6個以上チェックがある場合は「デジタル時差ボケ」に陥っている。また、チェックが4個以上ある人も「デジタル時差ボケ予備軍」なので注意。

■ブルーライトが引き起こす身体の昼夜逆転状態、「デジタル時差ボケ」とは?

PCやスマホなどの画面から発せられるブルーライト。デジタルデバイスの普及によって、今や、四六時中光を見つめている時代になった。このブルーライトは太陽光にも含まれており、「睡眠ホルモン」とも言われるメラトニンの分泌を抑制することで、人間の体内時計をコントロールしている、人間にとって元来欠かせない光だ。

先にも述べたように、近年の目覚ましい科学進歩により、太陽の動きに関係なく24時間光に触れている時代になったことで、夜中でもブルーライトを浴び続け、メラトニン分泌のバランスを崩してしまうことが危惧される。

こうしたデジタルデバイスの使い過ぎによるブルーライトの悪影響で、睡眠のリズムが乱れて身体が常に“昼夜逆転状態”に陥る、いわゆる「デジタル時差ボケ」が引き起こされ、その結果、夜でも睡眠ホルモンの分泌が抑制され不眠症になったり、日中の集中力や仕事の生産性低下にも繋がったりしてしまう。

「利便性を追求することで、今や多くの現代人がデジタル画面と向き合って生活しています。便利すぎることで微弱でもその使用頻度が過剰になってしまっている。本来、有益なものでも過剰になることで、いつかその代償があるはずで、将来的に何らかの健康被害が問題になる可能性が高いと考えます。今後、より一層の自己管理が重要になってくるのは間違いないです。」と、眼科専門医であり「医療法人社団康梓会Y’s サイエンスクリニック広尾」理事長でもある、林田康隆先生は警鐘を鳴らしている。

●監修:林田康隆(はやしだ やすたか)

眼科専門医。「医療法人社団康梓会 Y's サイエンスクリニック広尾」理事長。過去、大阪大学大学院医学系研究科および米国フロリダ州マイアミ・オキュラーサーフェスセンターにて眼表面および間葉系細胞の幹細胞研究に携わり、実際の細胞培養の経験まである再生医療のスペシャリスト。現在は、主に大阪で難治性白内障手術や網膜硝子体手術等に取り組む傍ら、眼科の領域にとどまらず、東京では肌再生療法や脂肪幹細胞療法、免疫療法も手掛ける。また、メディアにおいても活躍中。

2人に1人がブルーライトの浴び過ぎによる昼夜逆転状態、「デジタル時差ボケ」に陥っていることが判明

林田先生監修の「デジタル時差ボケチェックシート」を元に調査が行われたところ、51.6%の人が6個以上の項目に当てはまることが判明し、「デジタル時差ボケ」に陥っていることが明らかになった。

さらに、23.8%の人が4個以上の項目に該当すると回答しており、「デジタル時差ボケ予備軍」を合わせると75.4%、4人に3人もの割合で「デジタル時差ボケ」の危険性があることが明らかになった。

9割が「ブルーライトについて聞いたことがある」と回答

ブルーライトについて聞いたことがあるか尋ねる調査が行われたところ、93.6%もの人がブルーライトという言葉を知っていると回答。ほとんどの人がブルーライトを知っていることが明らかになった。

一方で、ブルーライト対策を行っていると回答したのは35.8%で、たったの4割という結果になった。

ブルーライト対策を行っていない理由、上位の回答からは「知識不足」であることが明らかに

実際にブルーライト対策を行っていない理由について尋ねる調査が行われた。上位の回答としては、1位「面倒くさいから(42.7%)」、2位「対策方法を知らないから(25.5%)」、3位「どのような危険があるのか知らないから(25.2%)」などが挙げられた。対策方法や危険性・悪影響を知らないなど、知識不足がゆえの回答が目立つ結果となった。

約7割の人が、PCやスマホを使うと首や肩が凝ることが多いと感じると回答

デジタルデバイスの使用による弊害について尋ねる調査が行われたところ、PCやスマホを使うことで首や肩が凝ると感じている人の割合は、73.6%となんと7割以上にも及ぶことが明らかになった。

日常生活の中でデジタルデバイスの使用がますます当たり前になってきている現代だからこそ、使い方に関して今一度見直す必要がありそうだ。

「寝る前にベッドでスマホを見る」20 代は約9割にも及ぶことが判明

寝る前のスマホ使用頻度について尋ねる調査が行われたところ、全体では80.4%の人が寝る前にスマホを見ると回答。とりわけ20代においては86.8%と、9割近くもの人が寝る前にスマホを見る習慣があることが明らかになった。

寝る前にスマホを使用すると、より日中眠いと感じる傾向があることが明らかに

日中に眠気を感じることがあるか尋ねる調査が行われた調査したところ、寝る前にスマホを使用している人は、そうでない人に比べて日中眠いと感じる傾向があることが判明した。

使用している人で日中眠気を感じる人の割合が 92.5%であるのに対し、使用していない人で眠気を感じる人の割合は64.3%と、約 1.5 倍も開きが生じることが明らかになった。

デジタル時差ボケに陥っている人ほど、日中眠くなり仕事の集中力も下がることが判明

デジタル時差ボケに陥っている人とそうでない人で、日中眠くなり仕事の集中力が低下すると感じている割合の比較が行われたところ、前者は91.5%、後者は50.5%と、約2倍もの開きが生じているという結果が見られた。

約8割の人が、ブルーライトカットで仕事の生産性が上がるのであれば対策したいと回答

先述の通り、「デジタル時差ボケ」に陥ると日中眠気を感じ仕事の集中力も低下することが、調査によって明らかになっている。そんな中、ブルーライトカットをすることで仕事の生産性が上がるのであれば対策したいと回答したビジネスマンは76.9%と、約8割もの人が該当した。

2人に1人が、1日あたりのデジタルデバイス使用時間が10時間を超えていることが判明

1日あたりのデジタルデバイス使用時間について尋ねる調査が行われたところ、49.4%、おおよそ2人に1人の使用時間が10時間を超えていることが明らかになった。これだけの割合の人がかなりの使用時間を費やしており、問題であると言えそうだ。

約7割の人が「テレワークにより PC を見る時間が増えた」と回答

新型コロナウイルスの影響で、各企業でテレワークを実施する人が増えている中、65.2%の人がテレワークになってPCを見る時間が増えたと回答した。

また、67.8%の人がスマホに関しても見る時間が増えたと回答。テレワークによりデジタルデバイスの使用時間は増えているということが言えそうだ。

テレワークを実施している人ほど、「デジタル時差ボケ」に陥っていることが明らかに

テレワークの実施有無で「デジタル時差ボケ」の割合が変化しているか調査が行われたところ、テレワークを行っている人ほど、「デジタル時差ボケ」に陥っていることが明らかになった。

「デジタル時差ボケ」になっている人の中で、テレワークを行っている人は60.5%、行っていない人は44.7%と、テレワークの実施有無で約1.5倍も差があることが判明した。前述のように、テレワークによってデジタルデバイスとの接触時間が増えていることが関係しているのかもしれない。

「子どもの目を十分ケアできていると思う」親はたったの3割であることが明らかに

続いて、小学生の子どもを持つ親を対象にした調査結果において、子どもの目を十分にケアできていると感じている親の割合は、32.8%とたったの3割しかいないことが明らかになった。

また、より具体的に、子どもへのブルーライトカットの対策有無を尋ねる調査が行われたところ、対策をしていると回答した親は26.4%と、3割にも満たないことがわかった。

スマホを持っている小学生は、「デジタル時差ボケ」に陥りやすいという結果

スマホを持っている小学生と持っていない小学生で「デジタル時差ボケ」の割合が変化するか尋ねる調査が行われたところ、持っている子は20.8%が「デジタル時差ボケ」に陥っており、持っていない子の割合は 8.1%と、実に2倍以上もの開きがあることが明らかになった。スマホが発するブルーライトの悪影響がこの結果に結びついていると言えそうだ。

約半数の親が子どものデジタルデバイス使用時間を制限していないことが明らかに

子どものスマホ使用に対する親の行動について尋ねる調査が行われると、使用時間を制限していると回答した親の割合は48.1%と、半数以上の家庭では使用時間が特に制限されていないことが明らかになった。

先述の、子どもの目のケアを十分に行えている割合の低さと合わせて、総じて子どもの目の健康に対しての親の意識が低いということが言えるのではないだろうか。

子どもの学習のオンライン化で、8割以上の親が「子どもの目を心配している」ことが判明

新型コロナウイルスの影響で、休校によって学習のオンライン化が進むなどの変化が見られる昨今。8割以上(84.0%)もの親が、オンライン化が増えることによる子どもの目への悪影響を懸念していることがわかった。

親の2人に1人が「休校で子どものTVやスマホ、ゲームなどのデジタルデバイスを見る時間が増えた」と回答

また、学習のオンライン化による目への弊害だけでなく、休校が増えたことで、TVやスマホ、ゲームなどへの接触時間が増え、それらもまた悪影響を及ぼしていると言うことができそうだ。

親の72.8%が、休校によりTVを見る時間が増えたと回答。同様に、57.8%がゲームをする時間が増えたと回答し、41%がスマホを見る時間が増えたと回答している。休校により子どもたちのデジタルデバイスへの接触時間が全体的に増えている昨今。特に目への対策に意識しなければならない。

2人に1人がデジタル時差ボケに陥っている昨今。デジタルデバイスの普及により、生活の中でブルーライトに触れることが当たり前の社会になったからこそ、皆それぞれ今一度自身の生活習慣を見直し、何らかの対策を行う必要があると言える。日々の生活の中に取り入れるべき、デジタル時差ボケを事前に防ぐための4つのポイントを、林田先生が紹介している。

■林田先生が教える「デジタル時差ボケの対策」4つのポイント

1:寝るときくらいはアナログに

就寝時のスマホの充電はベッドから離れたところで。また、目覚まし時計としてのスマホ使用は控えよう。もちろん、就寝時は部屋の電気は真っ暗に。

2:適度な運動を意識して

適度な運動は健康維持にとても重要。日常生活に階段の利用やウォーキングなどを取り入れよう!

3:ブルーライトカットの対策をしよう

スマホや PC の使用時間の長い(1日4時間以上)人は、ブルーライトカットメガネをかける習慣をつけよう!

4:目に良い成分を持つ栄養素を積極的に取ろう!

「睡眠ホルモン」と言われるメラトニンが多く含まれている食品は様々。例えばマッシュルーム、ウォルナッツなどのナッツ類、シリアルフード、卵、そしてサーモンなどの魚介類にもメラトニンが豊富。特にサーモンは目に良い抗酸化成分であるアスタキサンチンも含む。

その他、果物や野菜ではポリフェノールの豊富なぶどう、アントシアニンの豊富なクランベリー、そしてビタミンCの豊富なイチゴ、リコピンの豊富なトマトなどもオススメ。これらの食物を取り入れることで、ブルーライトによって分泌バランスが崩れてしまったメラトニンを補うことができ、抗酸化力・体内時計の回復などの効果が期待できる。デジタル時差ボケ対策として取り入れたい食習慣だ。

【林田先生コメント】
今や多くの現代人がデジタル画面と向き合って生活しています。もともと健康に使えていたものが、便利すぎることでその使用頻度が過剰となり、それらが蓄積していくといつかは必ず健康被害が生じます。これからの時代、人類は光を見つめる時代に突入して初めての経験になることが増えてきます。それだけに、自己管理がとても重要になってくるのです。

※インターメスティック「Zoff」調べ

【調査概要:ビジネスマン(有職男女)におけるブルーライトによる悪影響と対策について】
調査名:ブルーライトに関する調査
日時:2020/05/12~13
性別:男女
年齢:20~40 代のビジネスマン(会社員(正社員、契約・派遣社員)、経営者・役員、公務員)
地域:全国
その他:性年代均等割付
サンプル数:500ss

【調査概要:小学生におけるブルーライトによる悪影響と対策について】
調査名:ブルーライトに関する調査
日時:2020/05/12~13
性別:男女
年齢:小学生の子を持つ 20~40 代の父親・母親
地域:全国
その他:子の学齢×性別ごとに均等割付
サンプル数:500ss

出典元:株式会社インターメスティック

構成/こじへい

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