
同居人がいるかいないかで、コロナ禍におけるステイホームの過ごし方はガラリと変わりそうだ。
独身者は一人過ごすおうち時間にどんな価値を見出しているのだろうか。一方で既婚者は、パートナーと自宅にいる時間が増えたことでどんな心境の変化があったのだろうか。
そこで今回、エン婚活エージェント株式会社による、独身者545人、既婚者561人を対象とした「コロナ禍での過ごし方に関する調査」が、5月15日~2020年5月17日の期間に実施されたので、その結果を紹介していきたい。
独身者と既婚者のおうち時間の過ごし方は?
はじめに、独身者には主に1人で、既婚者には主にパートナーとどのようにおうち時間を過ごしているか尋ねる調査が行われたところ、次のような結果になった。
独身者の回答と比べ、既婚者は共同生活者がいる分、生活に必要な掃除や料理などを一緒に行っている人が多いようだ。また、既婚者の「その他」の回答には、「育児」や「自宅カラオケ」、「ガーデニング」などパートナーと様々なことをして過ごしている人もいるようだ。
独身で良かったこと、不安なこととは
独身者を対象として「新型コロナウイルスの影響を受けて、独身で良かったなと思うことを教えてください」と尋ねる調査が行われたところ、「対人ストレスが減る(25.9%)」と回答した人が最も多く、次いで「自由時間が増えて好きに使える(25.3%)」「感染リスクが減る(22.2%)」「何もない(早く結婚したい)(17.4%)」となった。
新型コロナウイルスの影響により、外出自粛要請や休業要請の発令が出される中で、人と会わないことによるメリットを感じている人は少なくないようだ。
独身であることに不安を感じたこととしては、具体的に以下のような回答が寄せられた。
■コロナ禍で独身であることに不安に感じてしまったこととは……?
・「人との接触が減り寂しさが出てきた」(20代/女性)
・「このまま婚活ができず独身が長くなるのではないか…!?」(20代/女性)
・「感染してしまったとき、自分の身の回りのことができなくなってしまう」(20代/男性)
・「頼れる人がそばにいない」(40代/女性)
・「自分が重症化したときが心配」(40代/男性)
新型コロナウイルスで改めて知ったパートナーの好きなところ
次に、既婚者を対象に「新型コロナウイルスで改めて知ったパートナーの好きなところを教えてください(複数回答可)」と尋ねる調査が行われたところ、もっとも多かったのが「頼りになる(27.6%)」という回答だった。以降、「一緒にいて楽しい(23.2%)」「家事や育児を手伝ってくれる優しさ(20.3%)」「料理が上手(15.9%)」「前向きで明るい性格(15.9%)」と続いた。
共に過ごす時間が増えたことで、改めてパートナーの好きなところを知った人が多いようだ。
さらに、「新型コロナウイルスでパートナーとの絆が強まりましたか?」と尋ねる調査が行われたところ、6割以上が「とても強まった(9.5%)」「どちらかといえば強まった(52.6%)」と絆が強まったと回答した。このような状況だからこそ、互いに工夫しあったり思いやりを持ちあったりすることで、パートナーとの絆を強めた人が多いようだ。
74.2%の既婚者が「コロナ禍の中でパートナーがいて良かった」と回答
最後に、「新型コロナウイルスの影響を受けて、パートナーがいて良かったと思うことはありますか?」と尋ねる調査が行われたところ、7割以上が「ある(74.2%)」と回答した。
パートナーの存在に安心した人は多いようだ。具体的な意見としては以下のような回答が寄せられた。
■パートナーがいて本当に良かったと思うことは…?
・「未知のウイルスで不安だったけどそばに居てくれる安心感がある」(30代/女性)
・「あまり外出できない中で夫や子どもと一緒に協力したりして家族がいて良かったと思った」(30代/女性)
・「不安を1人で抱え込まなくても良い」(40代/男性)
・「助け合えるところ。自粛生活でもいつも通り楽しく過ごせる」(40代/女性)
<調査概要:コロナ禍での過ごし方に関する調査>
【調査期間】2020年5月15日(金)〜2020年5月17日(日)
【調査方法】インターネット調査
【調査人数】1,106人(独身者545人/既婚者 561人)
【調査対象】独身者/既婚者
【モニター提供元】ゼネラルリサーチ
出典元:エン婚活エージェント株式会社
https://en-konkatsu.com/
構成/こじへい
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