
美容ブランドの保湿成分入りハンドサニタイザーが続々登場
保湿成分と品質の良さで女性の心をつかむ
インドネシアでは、衛生環境が悪いため、手の除菌ができるハンドサニタイザーを持ち歩く人々がもともと一定数存在していたが、COVID-19の影響で、ほぼすべての人たちがハンドサニタイザーを持ち歩くようになった。
そのような中、ハンドサニタイザーを使い続けると手が荒れるといった声を背景に、美容ブランドが保湿成分を配合した美容系サニタイザーを売り出し、人気となっている。
代表格は「Luxcrime BAAE」。COVID-19の消毒に必要なアルコール度数70%を保ちつつ、化粧品品質の素材の良さや保湿成分について強く打ち出し、美容に敏感な女性陣の心をつかんでいる。
Luxcrime BAAEに続くようにして「Jarte Beauty」や「Fambo」、「Botanina Indonesia」、「Mustika Ratu」などのさまざまな美容系ブランドが追随しており、美容系ハンドサニタイザーが一つの市場を形成する日も遠くないであろう。
※アルコールの摂取が禁じられているムスリムでも、アルコール入りハンドサニタイザーの利用は問題ない。
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外出自粛で化粧品の売り上げが低下新しい切り口が「衛生×美容」
アルコール系サニタイザーを使い続けると、手が荒れるという声は以前からあった。
現在は、毎日どころか、一日のうちに何度も使うのが当たり前となったため、手荒れに悩む消費者が増えていると推測される。
また、毎日続けることだからこそ、お気に入りのもので日常を彩りたいという女性のニーズが生まれているともいえる。外出することがほとんどなくなったことで、化粧をしなくなった女性も増えている。
それにともない化粧品や美容グッズの売り上げ低下も予想されるため、「衛生×美容」という切り口は、美容業界にとって一つの新機軸となるのかもしれない。
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参考記事:http://tnc-trend.jp/indonesia51/
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構成/DIME編集部
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