
緊急事態宣言は解除されたが長引く外出自粛で食費が増え続けているという人もいるだろう。
先行き不透明な経済状況もあり、当面の食費は節約したいと考えているなら食費の節約も意識したい。
食費の節約をしたい時に簡単にできる食費の節約術を紹介する。
まとめ買いを利用する
食費を節約したいなら積極的に利用したいのが「食材のまとめ買い」だ。
数日分の食料を業務用スーパーなど価格帯の安めな店舗でまとめて購入すれば食費の節約につながる。
買い物をする回数を減らせばスーパーが密になるのも防ぐことができる。
まとめ買いをする際の注意点は、あれもこれもと必要以上のまとめ買いをしないこと。使いきれずに残ってしまう食材が多かった場合はまとめ買いで散財している可能性もあるので注意したい。買い物の総額を確認しながら買い物ができるのでネットスーパーなどを利用するのもよいだろう。
なお、筆者のオススメは1週間のまとめ買いより3日程度のまとめ買い。1週間のまとめ買いは「子ども達の食欲にむらがあり残ってしまった」など予定外の出来事で食材が余る可能性があるが、3日程度のまとめ買いなら次回のまとめ買いで調整が簡単にできる。食材の傷みも少なく、食材を冷凍する手間も省ける。また冷蔵庫もパンパンになりすぎず、食品の見落としも少なく済む。
一品料理を利用する
外出自粛が続くと昼食などを自炊する機会も増える。
外食をするよりは安く済ませられることが多いが、わざわざ昼食用の食材を購入すると家族が多くなるほど高くつくことがある。前日の残りものや一品料理などを活用して簡単に作れる料理で済ませると大きく食費の負担が増えることも少ない。お財布にやさしい一品料理のレパートリーを日頃から増やしておくと食費の節約になる。
レシートを眺める
レシートはすぐに捨ててしまう人も多いが、節約のための情報の宝庫。活用しない手はない。一週間分のレシートを見ながらまずは一週間に使った食費の総額を計算してみよう。次に無駄な買い物はなかったかなどレシートを振り返ることで食費の節約につながるヒントが見つかる。使いきれず余ってしまった食材、二つ買ったが一つでよかった食材など節約できそうな支出を振り返り、次回の買い物に生かそう。その繰り返しで食費の増加はストップする。家計簿がつけられればなおよいが、家計簿が苦手な人は1週間分のレシートを集めることから始めてみてはいかがだろうか。
ノーマネーデーを積極的に作る
外出自粛を続けるなら、積極的にノーマネーデーを設けることも意識したい。
ノーマネーデーとはお金を1円も使わない日のことを指す。
仕事をしていると難しいが、週末などを利用すれば簡単に実践できる。
ノーマネーデーと決めた日はコンビニなどに買い物に行くのもやめる。ちょっとした支出も塵も積もれば山となるのは節約主婦の間では常識。ノーマネーデーと決めた日は冷蔵庫にある余りものを総点検して何かつくれないか工夫すると食品ロスが減る。月に数回ノーマネーデーを作るだけでも食費の節約につながる。
ポイントを利用する
外出自粛は長引く可能性はあるが一時的なものとも考えられる。今まで貯めてきたポイントなどがあれば、ポイントを使って増えた食費を賄うのもひとつの方法だ。ポイントを使えば目先の現金は減らず食費の増加は帳消しになる。期間限定のポイントから優先的に使えばポイントも失効せず有効に活用できる。
ただ、外出自粛が長引くとポイントをすべて消費しても食費の増加を賄いきれないこともある。筆者は日頃からキャッシュレス決済を利用し、毎月定期的にポイント還元を受けられるようにしている。
最近では5月31日までd払いでおうちごはん応援キャンペーンとして対象サイトでの買い物をすると20%のポイント還元が得られる。
キャンペーンを利用すれば高還元率でポイントが得られる機会も多いのでキャンペーンを見逃さずに利用したい。
食費の増加をどう考える?
外出自粛で増えた食費は時間をかけて徐々に元通りにしよう。たかが食費といえども長い目で見れば大きな差になる。くれぐれもが外出自粛で増えたメタボ食費がそのまま増えたまま元に戻らないということがないようにしたい。
※データは2020年5月下旬時点での編集部調べ。
※情報は万全を期していますが、その内容の完全性・正確性を保証するものではありません。
文/家計簿・家計管理アドバイザー あき
著書に「スマホでできる あきの新ズボラ家計簿(秀和システム)」「1日1行書くだけでお金が貯まる! 「ズボラ家計簿」練習帖 (講談社の実用BOOK)」他