
2020年3月13日から5月10日まで東京国立博物館にて開催予定だったものの、延期の後中止になってしまった特別展「法隆寺金堂壁画と百済観音」。
昭和24年の火災により焼損した1300年前の飛鳥時代に描かれた法隆寺金堂壁画の模写や再現された現在の壁画の展示に加え、日本古代彫刻の最高傑作の一つである国宝・百済観音などゆかりの仏像も展示。事前の取材もマスク着用・除菌も徹底したうえで3月中旬に行われたものの、開幕日を迎えないまま、中止となったのでした。
開催のために何年も動いていた研究員の方や最後まで実施を信じて動いていた関係者の無念については、いうまでもないでしょう。私たち取材陣も延期が決まるなかで「開催の直前に記事を載せて、たくさんの人に見てもらえるように」という思いから、状況が悪くなるなかでもかすかな希望を信じて原稿を眠らせたままでいました。
今回、展示会場で販売予定だったグッズをオンラインで販売開始となりました。取材時に物販コーナーで撮影した画像とともに、ご紹介させていただきます。
会場の入り口のボードは、一般的な展示よりも大きく、金堂壁画の模写に関わった人の熱い想い来場者に届けたい思いであふれていました。
特別展 法隆寺金堂壁画と百済観音 公式図録
展示内容について紹介された図録は、一般的な書籍と違って写真も豊富で独自解説も多くて貴重な資料。日本画家たちが壁画の模写のためにかけた情熱や苦労についての逸話も必読です。東京での展示が23年ぶりに実現するはずだった百済観音像など、金堂ゆかりの仏像も掲載されています。
ダブルチケットファイル
観音開きの表面にプリント、内側には2つのポケットがあり、美術館などの長方形型の鑑賞チケットが入るクリアファイル。領収書などをいれるのにもぴったり。デザインは「百済観音」「壁画」「吉祥天」の3種類で、内側にも別のデザインのプリントが施されています。
海洋堂 百済観音フィギュア
海洋堂の担当者が法隆寺に赴き、現地調査のうえ2メートル越えの立像を16センチのフィギュアに再現しました。
法隆寺公認の逸品は、今回限りのレアアイテム! 限定800体の販売となっています。
※百済観音フィギュアは「朝日新聞SHOP」のみで販売。
しおり
展示イベント限定のグッズは、作品のイメージをそのまま映しとったものもあれば、最近はそのイメージを取り入れつつ、日常に使えるものも作られるなど多岐に渡っています。
こちらは百済観音が身に着けている耳飾りをモチーフにしたしおり。
ポストカードセット
展示作品のなかから選ばれた12作品をポストカードにしています。写真のようにフレームに入れて飾るのもおすすめです。セットのみでの販売です。
てぬぐい 吉祥天文様
国宝の吉祥天像の着物の文様を描きおこしたデザインで仕上げています。写真のように額装して飾るのも、手を洗う頻度が上がっている時期でも安心の大き目のハンカチとして使うのも素敵です。
宝冠柄もあり。
ノート
吉祥天像の着物の文様をこちらはノートの柄に。表裏の表紙のほか、なかにも柄があります。
トートバッグ
トートバッグ専門ブランド「ROOTOTE」のキャンバス生地のトートに百済観音、金堂壁画の手をイラストで描きおこしたトートバッグ。マチもあり、エコバッグとしていつも連れて歩きたい1品。
販売は、次の5つのサイトにて実施中。ほかの展覧会のグッズも同様に発売されていますが、取り扱い商品はサイトによって異なるのでまずはチェックしてみてください。
・東京国立博物館ミュージアムショップ https://www.tnm-shop.jp/(2020年12月末まで販売予定、売り切れ次第終了)※図録のみ販売
・朝日新聞SHOP https://shop.asahi.com/(2020年12月末まで販売予定、売り切れ次第終了)
※百済観音フィギュアは「朝日新聞SHOP」のみで販売。
・ほぼ日カルチャんWEBショップ https://www.1101.com/store/culturen_shop/(2020年7月末まで販売予定)
・OIL by 美術手帖 https://oil-catalogues.bijutsutecho.com/(2020年7月末まで販売予定)
・e+Shop https://shop.eplus.jp/airmd/(2020年5月末まで)
記事中の価格はすべて税込み価格です。送料は別途かかります。
取材・文/北本祐子
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