全く性格が異なる3種類のデバイスは、実際に使ってみるとどんな違いがあり、どこまで使えるのか。周辺機器との接続性は? マルチタスクの作業効率は? 主にテレワークで気になるポイントを中心に、それぞれの実力を検証してみた。
データの読み込みや外部機器との接続がスムーズなのはどれ?
タジリ テレワークなどでメインマシンとして使うのに求められるのが拡張性。例えば、デジカメのSDカードを読み込むには?
オグチ 『MacBook Air』と『iPad Pro』は外付けのリーダーをつなげる必要がありますが、今回紹介する『Chromebook』はmicroSDのスロットを備えています。32GBと大きくはないストレージの補強としても使えますね。
タジリ 『Chromebook』には従来のサイズのUSBポート(Type-A)があるので、手持ちの周辺機器が変換アダプターなしでつなげられますね。ハードウェアとしては、一般的なWindowsのノートPCに近いと思います。
オグチ 最近では『iPad Pro』でBluetoothマウスを使えるようになりました。ポインターの形状が丸型なのは微妙ですが、大きな進化であり、今後の改善に期待したいところ。
タジリ 家でメインマシンとして使う、またはプレゼンなどで利用するなら、外部ディスプレイへの接続性も気になります。
オグチ いずれも同じ画面を表示させるミラーリングなら問題ありません。しかも『MacBook Air』と『Chromebook』は拡張デスクトップ機能が使えました。マルチモニターで作業効率を高められるのは便利ですね。
HDMIでの映像出力はいずれもコネクターが必要
HDMI出力する際に使うコネクターがmacOS、iPadOS、Chrome OSのどれに対応するかは、機種によってかなり異なる。購入時には商品の仕様を詳しくチェックしよう。
『MacBook Air』
マウス接続も外部出力も一切手間取らない
SDカードの読み込み
別途カードリーダーが必要で、取り込む際は写真アプリまたはファインダーを起動する。ほかよりも画面が大きく、写真を確認しやすい。
無線マウスの設定
Type-C端子が左側にしかないため、右利きの人は無線マウスを使うのが理想。Bluetoothの設定で、無線マウスを簡単に接続できた。
映像のHDMI出力
映像出力は、ミラーリングと拡張デスクトップの両方に対応。新機種では外部に出力できる最大解像度が6K(6016×3384)に強化された。
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