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スマホを使ったキャッシュレス決済は外出自粛生活でどう使うのが賢い?

2020.05.25

コロナ禍でキャリアは何をすべきか

法林氏:キャンペーンはキャンペーンでしかない。人ぞれぞれだけど、僕はあまりキャンペーンに必死にならない。今年の春のau PAYのキャンペーンでは、まったく恩恵にあずからなかった。どれも使っていない。そういう意味では「やっている分にはいいけどさ」みたいな感じです。結局、追いかけている人しか儲からない構図になっている。昔に比べればパイは広がっただろうけど、全体のユーザー層からすると、まだまだ少ない。

プロモーションも含めてだけど、キャリアはもうちょっと真面目に周知に努力しなきゃいけないんだけど、残念ながらそれができない状況になってしまった。銀行もあんな状況で、株価はボロボロ。新型コロナウイルスで困っている状況の中で、医療関係者だけじゃなく、お店を閉めていて困っている人たちに、余った期間限定ポイントをあげるとか、そういう仕組みを作って社会に貢献できることを考えるべきだと思う。何のためにキャリアをやっているのかと、僕は感じますね。

石野氏:PayPayは入金が早いんですけど、コード決済のなかには入金までの支払いサイトが、クレジットカード並みとは言わないけれど結構長いものもある。特に飲食店のような業種では困るだろうなと感じます。以前、クレジットカードが使えたお店でも「できればカードで払わないでほしい」と言われることがある。お客さんが急減してキャッシュが不足している中で、そこでコード決済を使われると困るという状況が出てきている。支援策を打ち出したり、PayPay並みに入金を最短翌日とかにしたり、支援を考えてほしいなと思いますね。

石川氏:こういった決済に求められているのは送客。お店側は、お客さんが来てくれることを期待して導入していたりもする。だったらテイクアウトできるお店を通知する仕組みを作って送客するとか、単なるポイント還元ではない、現金ではできない利便性を提供することが、こういったペイメントには求められているんじゃないかと思います。今だからこそ。

石野氏:d払いの事前オーダーとか、もっとやっていいと思う。

法林氏:新型コロナウイルスが問題になり始めた時期に、Googleがデリバリーできるお店を検索できる仕組みをすぐに作った。キャリアが「あなたの家の近くでデリバリーを頼めるお店」みたいな情報をバンバン出しているかといったら、そういう話ではない。せっかくキャリアはユーザーの位置情報をつかんでいるんだから、外出を控えているからこそ、それをサポートするネタを提供してほしい。単純なデータ通信や通話だけじゃない部分で。空間統計をとっているんだったら、もうちょっと人の役に立てと言いたいですね。

石川氏:ドコモのモバイル空間統計の担当者に取材したんですけど、その部署はポイント系もやっているんだそうです。本来は密接につながっていて、部署内で連携できるはずなんですけど、できていないのが現状。

法林氏:もったいないねぇ。デリバリーができるお店の情報だけでも出せばいいのにって気がする。

石野氏:コード決済も、この状況でどうなるんですかねぇ。経産省のキャッシュレスポイント還元事業も、使われているサービスを見ると、コード決済は増えたは増えたけれど、割合としてはまだまだ非接触とクレジットカードが多かったりする。○○ペイ、このままで大丈夫なのかなって思うところです。

石川氏:○○ペイは過渡期のサービスでしかない。やっぱり本命は非接触でしょうし、○○ペイはあくまでユーザーを増やすためのものでしかない。将来的に、キャッシュレスというくくりであれば、なんでもいいんじゃないですかね。

法林氏:少し脱線するけど、ガーミンのSuica対応はちょっと驚いた。

石川氏:あれは意外でした。

石野氏:まさかFeliCaを載せてくるとは思わなかったです。

石川氏: JR東日本もちょっと焦りがあるんですかね。

法林氏:PASMOのモバイルアプリが出たし。

石野氏:PASMOは、ほぼJR東日本のシステムって話ですよね。

法林氏:そうそう。

石川氏:JRが持っているシステムに入れさせてもらった。とはいえ、本当にこのままだと、FeliCaがどうなるのかという部分もあると思う。だいぶJRも変わってきたんじゃないですかね。

......続く!

次回は、新型コロナウイルス感染拡大状況下での、キャリアショップの現状について話し合う予定です。ご期待ください。

法林岳之(ほうりん・ たかゆき)
Web媒体や雑誌などを中心に、スマートフォンや携帯電話、パソコンなど、デジタル関連製品のレビュー記事、ビギナー向けの解説記事などを執筆。解説書などの著書も多数。携帯業界のご意見番。

石川 温(いしかわ・つつむ)
日経ホーム出版社(現日経BP社)に入社後、2003年に独立。国内キャリアやメーカーだけでなく、グーグルやアップルなども取材。NHK Eテレ「趣味どきっ! はじめてのスマホ」で講師役で出演。メルマガ「スマホで業界新聞(月額540円)」を発行中。

石野純也(いしの・じゅんや)
慶應義塾大学卒業後、宝島社に入社。独立後はケータイジャーナリスト/ライターとして幅広い媒体で活躍。『ケータイチルドレン』(ソフトバンク新書)、『1時間でわかるらくらくホン』(毎日新聞社)など著書多数。

房野麻子(ふさの・あさこ)
出版社にて携帯電話雑誌の編集に携わった後、2002年からフリーランスライターとして独立。携帯業界で数少ない女性ライターとして、女性目線のモバイル端末紹介を中心に、雑誌やWeb媒体で執筆活動を行う。

構成/中馬幹弘

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