
JVCケンウッドは、JVCブランドより視線計測装置「Gazefinder NP-200」を5月下旬より発売する。価格はオープン。
「Gazefinder」は、同社独自の視線計測技術により、被験者がモニター上の画像を目視するだけで視線の計測・可視化を実現する視線計測装置。
2016年9月に「NP-100」が登場して以来、独自の高精度な視線計測技術と目の形状を短時間に把握・補正するキャリブレーション機能が好評を得て、大学や研究機関などで視線研究に活用されてきたという。
今回発売される「NP-200」は、「NP-100」の後継モデルで、視線計測技術を継承しつつ、サンプリング周波数の拡張やセキュリティ向上のためのユーザーアカウント設定などの機能を拡充。従来モデルのサンプリング周波数50Hzに加えて、本機では60Hzと120Hzの合計3種類から選択でき、視線の停留確認や視線の動き、眼球運動の検証など、研究用途に応じた設定が可能だ。
また、画像を提示するモニター部、赤外線ステレオカメラを搭載した視線計測部、計測データ演算部が一体となったコンパクト設計はそのままに、従来比約37%の軽量化を実現。モニター部とカメラ部の段差をなくしたフラットデザインとし、背面カラーには設置環境となじみやすいグレイッシュホワイトを採用した。
さらに、ライセンスパック(別売)も用意し、用途に合わせた機能の拡充が可能。ライセンスパック「NP-F01」では、任意の動画・静止画を本機へ追加することができ、活用用途拡大を可能にする。
同社では、本機を、心理学や脳科学、教育などを研究する大学や研究機関などに提案し、視線計測を活用した研究に貢献していくとしている。
製品情報
https://www.jvc.com/jp/pro/healthcare_sys/lineup/np-200/
構成/立原尚子
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