
世界最大の協働ロボットハブが誕生
協働ロボットは今、インダストリアルオートメーションの中で最も急成長している分野だ。協働ロボットはセットアップが迅速にでき、従来に比べてプログラミングが簡単なロボットのこと。
安全柵を置かずに作業員と緊密に協働作業ができるため、作業環境を改善するとともに生産性を向上させることが可能だ。
そんな協働ロボットの活躍に期待し、米国テラダイン社の子会社であるMiR社とURが3,600万ドルを投資して世界の「コボットキャピタル」と呼ばれるオーデンセにコボットハブを建設する。
建設用地は、新しいコボットハブの一部にもなるURの現在の本社に近いオーデンセの工業地区。MiR社とURは独立した企業としてそれぞれの事業を継続しつつ、今後さらなる躍進の一翼を担う優秀な人材の確保を目指し魅力的な環境づくりに取り組むという。
MiR社 CEOのThomas Visti(トーマス・ヴィスティ)氏は次のようにコメントしている。
「デンマークは協働ロボットの世界市場を大きくリードしています。オーデンセで世界最大のコボットハブを構築するために積極的に投資することは、当然のことと言えます。
我々は、優れた設備を備えたプロフェッショナルな環境を提供することで、世界中から人材を惹きつけことができると考えています」
コボットハブの完成は、2022年初頭の予定だ。
構成/ino.
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