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7割の親が子どもの教育資金に不安あり、社会人になるまでに必要な教育資金の目安は?

2020.05.20

多感な時期にどんな学びを得るかで、人の人生は変わってくる。そのため、我が子の教育に惜しみなく資金をつぎ込む保護者も少なくないわけだが、実際のところ、不可避にかかる子供の教育資金に対して世の保護者たちはどのように向き合っているのだろうか?

そこで今回、大学生以下の子どもがいる20歳以上の男女1,000名を対象にした「子どもの教育資金に関する調査」が行われたので、その結果を紹介していきたい。

親の6割半が「子どもの学力や学歴は教育費次第」と感じる

大学生以下の子どもがいる20歳以上の男女1,000名(全回答者)を対象に、子どもの教育や教育費に関する内容について、自身の考えや状況がどの程度あてはまるか尋ねる調査が行われた。

≪子どもの学力や学歴は教育費にいくらかけるかによって決まると感じる≫では、「非常にあてはまる」が17.2%、「ややあてはまる」が48.3%で、合計した「あてはまる(計)」は65.5%となり、≪老後の備えより子どもの教育費にお金を回したい≫では63.8%となった。

教育費が子どもの学力や学歴を左右すると考える親や、老後の備えより教育費を優先する親が多数派であることがわかった。

また、≪早期の知育や英才教育は子どもの将来のために重要だ≫では73.0%、≪スポーツや芸術の習い事よりも学習塾に教育費をかけたい≫では44.2%となった。

親の多くが、幼い頃から子どもの能力を高めるような取り組みを行うことが子どもの将来のためになると感じているようだ。また、習い事よりも学習塾にお金をかけたい親は少数派となった。(図1)

(図1)

「子どもの教育費の負担を重いと感じる」親の7割、昨年よりも負担感が増す傾向

全回答者(1,000名)を対象に、≪子どもの教育費の負担を重いと感じる≫か調査が行われたところ、「あてはまる(計)」は69.4%となった。

子どもの就学段階別にみると、「あてはまる(計)」と回答した人の割合は、未就学児の親で56.5%、小学生の親で65.7%、中高生の親で73.4%、大学生等(予備校生・浪人生・大学生・短期大学生・専門学校生、以下同様)の親で81.7%と、子どもの就学段階が上がるにつれて、負担を重いと感じる人の割合が高くなった。子どもの成長に伴い、学費や塾・習い事の費用といった教育費の負担が増大しているのではないだろうか。(図2)

子どもの教育費の負担を重いと感じる人の割合を過去の調査結果と比較すると、2018年71.4%→2019年66.6%→2020年69.4%と、昨年の下降から今年は上昇に転じ、家計の厳しさが垣間見える結果となった。(図3)

(図2)

(図3)

妻より夫が教育熱心な家庭では“教育のことで夫婦喧嘩をよくする”傾向

配偶者がいる人(938名)を対象に、夫婦間で教育方針が一致しているか、異なっているか調査が行われたところ、「一致している(計)」(「非常に」と「やや」の合計、以下同様)は81.2%となった。(図4)

(図4)

子どもの教育には夫のほうが熱心か、妻のほうが熱心か調査が行われたところ、「夫のほうが熱心(計)」は34.0%、「妻のほうが熱心(計)」は66.0%となった。(図5)

(図5)

また、子どもの教育のことで夫婦喧嘩をよくするか、全くしないか調査が行われたところ、「よくする(計)」は29.0%となった。

夫婦の教育方針の状況別にみると、「よくする(計)」と回答した人の割合は、教育方針が一致している人では26.0%、異なっている人では42.0%となった。教育に対する意見のくい違いから、ぶつかり合ってしまうことがあるのではないだろうか。

さらに、夫婦の教育熱の状況別にみると、「よくする(計)」と回答した人の割合は、夫のほうが教育熱心という家庭で40.7%、妻のほうが教育熱心という家庭で22.9%となった。(図6)

(図6)

子どもの将来についての不安 「子どもの学校生活に不安を感じる」未就学児の親の7割弱

全回答者(1,000名)を対象に、子どもの将来に関する項目を提示して、どの程度不安を感じるか尋ねる調査が行われた。

≪学校生活≫では、「不安を感じる(計)」(「非常に」と「やや」の合計、以下同様)が54.7%となった。

子どもの就学段階別にみると、「不安を感じる(計)」と回答した人の割合は、未就学児の親で68.1%、小学生の親で62.1%と、どちらも6割を超えた。(図7)

(図7)

≪インターネットやSNSの利用≫では、「不安を感じる(計)」が64.7%となった。

子どもの就学段階別にみると、「不安を感じる(計)」と回答した人の割合は、小学生の親(77.0%)が最も高くなった。近年のスマートフォンの普及などに伴い、インターネットやSNSが小学生にも身近なものとなり、多くの小学生が利用できるようになっている。

小学生の親には、自身の子どもがインターネットやSNSをめぐるトラブルに遭遇するのではないかと不安を持っている人が多いのではないだろうか。(図8)

(図8)

親の大半が子どもの受験や就活に不安を抱く 「子どもの就活に不安を感じる」母親の7割強

受験・進学や就職活動といった子どもの進路については、どの程度不安を感じているのだろうか。

高校生以下の子どもの親(754名)を対象に、≪受験・進学≫についてどの程度不安を感じるか尋ねる調査が行われたところ、「不安を感じる(計)」は77.9%となった。

父母別にみると、父親では73.4%、母親では82.3%と、母親のほうが8.9ポイント高くなった。子どもの受験や進学に対しては、父親より母親のほうが不安を感じているようだ。(図9)

(図9)

全回答者(1,000名)を対象に、≪就職活動≫についてどの程度不安を感じるか尋ねる調査が行われたところ、「不安を感じる(計)」は69.9%となった。父母別にみると、父親では68.6%、母親では71.2%と、母親のほうがやや高くなった。(図10)

(図10)

「子どもの教育資金に不安を感じる」小学生の親、中高生の親の7割半

全回答者(1,000名)を対象に、≪教育資金≫について、どの程度不安を感じるか尋ねる調査が行われたところ、「不安を感じる(計)」は70.6%となった。

子どもの就学段階別にみると、「不安を感じる(計)」と回答した人の割合は、小学生の親(76.6%)、中高生の親(76.2%)ではどちらも7割半となった。(図11)

(図11)

教育資金に不安を感じている人(706名)を対象に、子どもの教育資金に不安を感じる理由について尋ねる調査が行われたところ、「教育資金がどのくらい必要となるかわからない」(56.8%)が最も高く、次いで、「収入の維持や増加に自信がない」(37.4%)、「収入が不安定」(23.1%)となった。

子どもの就学段階別にみると、未就学児の親では、「教育資金に関して相談する人がいない」(22.5%)が他の層より高くなった。未就学児の親では、教育資金に関する悩みを相談できず抱え込んでいる人が少なくないようだ。(図12)

(図12)

小学生から社会人になるまでに必要な教育資金 平均予想金額は再び上昇し1,381万円に

では、子どもが小学校に入学してから社会人になるまで、教育資金はどのくらい必要になるとイメージしている人が多いのだろうか。

未就学児の親(248名)を対象に、子どもが小学生から社会人になるまでに、教育資金はいくらくらい必要だと思うか尋ねる調査が行われたところ、「1,000万円~1,400万円位」(29.4%)に回答が集まり、平均予想金額は1,381万円となった。(図13)

(図13)

平均予想金額を過去の調査結果と比較すると、2018年1,348万円→2019年1,339万円→2020年1,381万円と、上昇傾向が落ち着いた昨年から再度上昇に転じ、2014年の調査開始以来、最高額となった。(図14)

(図14)

学校外教育費の上昇傾向一服 平均支出金額は15,120円/月、中高生の親では20,775円/月

習い事や家庭学習、教育学習などにかける費用(学校外教育費)については、実際にどのくらいお金をかけているのだろうか。

全回答者(1,000名)を対象に、スポーツや芸術などの習い事、家庭学習、教室学習のそれぞれに1ヶ月あたりいくらくらい支出しているか聞き、それぞれの平均支出金額を合計する調査が行われたところ、15,120円/月となった。

平均支出金額の合計を過去の調査結果と比較すると、2016年から2019年までは増加が続いていたが、2020年(15,120円)は昨年(15,170円)と同水準となった。学校外教育費の増加傾向は落ち着きをみせているようだ。(図15)

(図15)

子どもの就学段階別に平均支出金額の合計をみると、未就学児の親では9,253円/月、小学生の親では17,748円/月、中高生の親では20,775円/月、大学生等の親では12,653円/月となった。中高生の親は、他の層と比べて、学校外教育費の負担が大きいようだ。

平均支出金額の合計を過去の調査結果と比較すると、未就学児の親と小学生の親、中高生の親では、2016年から昨年までの上昇傾向が一服し、今年は下降に転じた。(図16)

(図16)

子どものこづかい額 平均額は小学生では1,551円/月、中高生では5,495円/月

高校生以下の子どもと同居している親(746名)を対象に、子どものこづかいや、子どもの携帯電話・スマートフォンの通信・通話料金にかけているお金について尋ねる調査が行われた。まず、子どもの≪こづかい≫に支出している親の割合をみると、44.9%となった。

子どもの就学段階別にみると、未就学児の親では23.0%、小学生の親では38.3%、中高生の親では73.2%となった。(図17)

次に、子どものこづかいに支出している親(335名)が1ヶ月あたりいくらくらい支出しているかをみると、平均額は、未就学児の親では562円/月、小学生の親では1,551円/月、中高生の親では5,495円/月となった。(図18)

(図17)

(図18)

また、子どもの≪携帯・スマホの通信・通話料金≫に支出している親の割合をみると、43.9%となった。

子どもの就学段階別にみると、未就学児の親では16.9%、小学生の親では34.7%、中高生の親では80.2%となり、中高生の親では大多数が負担していることがわかった。(図19)

(図19)

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