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「TEAシャツ」「生のお茶」「アクティビTEA」面白いか面白くないか真面目に挑戦し続ける話題の「Chabashiraプロジェクト」

2020.05.20

■茂木雅世のお茶でchill out!

今年2020年1月から3月末までの間、東京渋谷にある新たな弁当カルチャーを提案する「TOKYO BENTOSTAND」が週末限定でお茶屋さんになった。

スタンダードなお茶、ハーブをブレンドしたお茶、紫蘇とハイビスカスの苺ミルクティーといった新感覚のものまで様々なお茶に出会えるとあって、期間中は多くのTEAloverで賑わっていた。

お店をオープンさせたのは静岡県島田市で五代続く現役お茶農家とその仲間たち3人で立ち上げたプロジェクト「Chabashira」

若い人達に向けて、お茶の面白さを伝えたいと2016年から活動を始め、様々な場所で本格的な日本茶をカジュアルに提供している。

小さい頃からお茶畑やお茶工場が身近にあったと語る代表の杉山将夫さん。

たまたま友人の結婚式で同じ席になった現在のメンバーとなかなかお茶の葉が売れないことについて話したことがきっかけとなりChabashiraが結成されたという。

「若い人達になかなかお茶を飲んでもらえないという声を良く聞くが、お茶の魅力がちゃんと伝わっていないだけで、提案次第できっと飲んでもらえるようになるはずだ」

その想いを原動力に、若い人に向けてお茶を再提案するべくチャレンジを続けてきた。

“面白い”を大切に

面白いか面白くないかを大切にしているというChabashira。

売れるものだけを手掛けるのではなく、何より自分達が「これは面白い」と感じるものを信じて、積極的に挑戦してきた。

例えば、自分達で茶葉をローストして、できたてのほうじ茶を楽しめるD.I.Yほうじ茶セット「アクティビTEA」。

もともとイベント出店の場でほうじ茶をオーダーされた際、一杯ずつ焙煎して提供していたが、「これって家でもやってもらえるのでは?」「キャンプの場などでもこういう形ならお茶を飲んで貰えそう」と考え、商品化しワークショップも行っている。

山梨のハーブ農家「HERBSTAND」とパートナーシップを組んで作ったという和のハーブを使ったブレンドティーも一風変わったラインナップだ。

海外のティーブランドをチェックしているとバラエティの豊かさに面白さを感じたという杉山さん。

国内はもちろん、ゆくゆくは海外進出も視野に入れ、日本茶をはじめ日本の食文化や植物を知ってもらいたいという想いを込めて、紫蘇や薄荷、柚子山椒など日本ならではのハーブを使って本格的なブレンドティーを作った。

その味わいはどれも日本茶ならではの繊細さを残しながら、斬新さが光るものばかりだ。

メンバーはchabashira以外にもそれぞれ本業を持っており、週一で集まっては活動を継続させてきた。

“とりあえず作ってみよう”と小ロットで作ってみることもしばしばだというが、そんな肩に力が入り過ぎていない雰囲気も魅力の一つになっている。

今年の新茶の時期には“生のお茶”として製茶(仕分け、乾燥火入れ)をしていない荒茶を限定数で販売した。各部位の茶葉が丸ごと入った新茶シーズンにしか楽しむことの出来ないフレッシュなお茶とあって、即soldoutという人気ぶりだった。

その他にも、胸ポケットに高級煎茶のドリップバッグが入ったTEAシャツやイラストレーターとコラボした手ぬぐいなど、飲むだけではないお茶の楽しみ方を感じられるグッズも取りそろえている。

現在ではお茶の葉の販売にも力を入れているchabashiraだが、スタート当初は若い人達に最初からお茶の葉を販売するのはハードルが高いと考え、“ドリンクとしてのお茶”をメインで販売してきた。

TEA STAND CARAVANと銘打って様々な場所で出張TEA STANDを開き、その度に自分達が面白いと思うもの、おいしいと思うお茶をお客さん達がどう感じるのか探ってきたという。

そんな試行錯誤を経た中で、現在ではお茶の味わいの違いを体験してもらいやすいようにと深蒸しや浅蒸し、香り緑茶、釜炒り茶など製法違いのお茶をメニューに揃えた。

「あくまでも、ドリンクのお茶はお茶のファンになってもらうきっかけ。最終的にはお茶の葉を手に取ってもらい、お家でお茶を淹れたり、もっとカジュアルにお茶を楽しむカルチャーを創り出していきたい」と力強く語ってくれた。

ユーモアを忘れず、日本茶文化を次世代に伝えるchabashira。

日本茶文化を次の世代へと繋ぐ挑戦は、これからも続いていく。

Chabashira:https://chabashira.theshop.jp/

文/茂木雅世(もき まさよ)

お茶好きが高じて、2009年仕事を辞めてお茶の世界へ。2010年よりギャラリーやお店にて急須で淹れるお茶をふるまい始め、現在はお茶にまつわるモノ・コトの企画・商品プロデュース・コラム執筆やメディア出演などの活動を行っている。
ゆるっとお茶を楽しもうが合言葉の“ゆる煎茶部”代表。
FMyokohama「NIPPON CHA茶CHA」では最新のお茶情報を毎週発信中。
煎茶道 東阿部流師範/日本茶アーティスト/ティーエッセイスト
オフィシャルサイト:https://ocharock.amebaownd.com/
Twitter:https://twitter.com/ocharock

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