
季節の変わり目はストレスを感じやすいもの。まして、4月~5月は新年度が始まって間もないタイミング。何かと気苦労が重なり、ストレスをため込んでいる人も少なくないだろう。
そこで今回、養命酒製造株式会社により、「季節の変わり目の体調変化に関する調査」が行われたので、その結果を紹介していきたい。
「新年度スタートに不安を感じる」ビジネスパーソンの4割半、新社会人では7割半
全国の20歳~59歳のビジネスパーソン900名と、この春から新社会人になる20代学生(以下「新社会人」)100名を対象に、季節の変わり目の心身の状態について尋ねる調査が行われた。
ビジネスパーソン(900名)と新社会人(100名)を対象に、【今春の新年度スタートに不安を感じる】にどの程度あてはまるか尋ねる調査が行われたところ、ビジネスパーソンでは『あてはまる(計)』(「とてもあてはまる」と「ややあてはまる」の合計、以下同じ)は45.6%、新社会人では76.0%となった。学生時代とは環境が大きく変わるためか、不安を感じている新社会人は多いようだ。
自身の免疫力が低下する原因だと思うこと 「ストレス」「睡眠不足」「疲労」「運動不足」
一般的に季節の変わり目は身体の免疫力が低下しやすいといわれる。免疫力が低下すると、細菌やウイルスなどへの抵抗力が弱まることで、風邪を引きやすくなったり、病気にかかりやすくなったりしている。では、どのようなことが原因で、自身の免疫力が下がってしまうと思っている人が多いのだろうか。
ビジネスパーソン(900名)を対象に、自身の免疫力が低下する原因だと思うこと尋ねる調査が行われたところ、「ストレス」(48.1%)が最も高く、次いで、「睡眠不足」(42.6%)、「疲労」(41.1%)、「運動不足」(31.1%)、「加齢」(27.9%)となった。
ストレスや睡眠不足、疲労蓄積など、心身に負荷がかかる生活を送ることで、免疫力が下がってしまうと考えている人が多いようだ。
男女別にみると、「ストレス」(男性39.8%、女性56.4%)と「冷え症」(男性9.6%、女性27.1%)は、男性と比べて女性のほうが15ポイント以上高くなった。
「季節の変わり目にストレスを感じやすい」20代ビジネスウーマンの6割半
では、季節の変わり目の心身の状態や生活について、実際にビジネスパーソンはどのように感じているのだろうか。
ビジネスパーソン(900名)を対象に、季節の変わり目の心身の状態について、【季節の変わり目にストレスを感じやすい】にどの程度あてはまるか尋ねる調査が行われたところ、『あてはまる(計)』と回答した人の割合は45.6%となった。
性年代別にみると、『あてはまる(計)』と回答した人の割合は、20代女性(65.3%)が最も高くなった。
【季節の変わり目は常に緊張した状態が続いている】では、『あてはまる(計)』と回答した人の割合は30.5%となった。
季節の変わり目のストレス感度別にみると、季節の変わり目にストレスを感じやすい人では58.7%、感じやすくない人では6.7%と、ストレスを感じやすい人のほうが52.0ポイント高くなった。
心身が過剰に緊張し、ゆるめたくてもなかなか自分でゆるめられない状態を“過緊張”と呼ぶ。季節の変わり目のストレスが“過緊張”状態につながっているケースは多いのではないだろうか。
季節の変わり目にストレスを感じやすい人では約9割が体調を崩しやすい傾向
また、【季節の変わり目に体調を崩しやすい】にどの程度あてはまるか尋ねる調査が行われたところ、『あてはまる(計)』と回答した人の割合は52.5%となった。
季節の変わり目のストレス感度別にみると、季節の変わり目にストレスを感じやすい人では86.9%、感じやすくない人では23.9%と、ストレスを感じやすい人のほうが63.0ポイント高くなった。
季節の変わり目の緊張状態別にみると、緊張状態が続いている人では84.3%、続いていない人では38.7%と、緊張状態が続いている人のほうが45.6ポイント高くなった。
季節の変わり目の健康管理について尋ねる調査が行われたところ、【季節の変わり目は健康管理に気を配っている】では、『あてはまる(計)』と回答した人の割合が52.8%となった。季節の変わり目には、体調を崩さないようにしっかりと健康管理をしようと意識している人が多いのではないだろうか。
「季節の変わり目は生活が不規則になりやすい」20代ビジネスパーソンの約半数
季節の変わり目の生活について、【季節の変わり目は生活が不規則になりやすい】にどの程度あてはまるか尋ねる調査が行われたところ、『あてはまる(計)』と回答した人の割合は34.1%となった。
年代別にみると、『あてはまる(計)』と回答した人の割合は、20代48.0%、30代36.4%、40代31.2%、50代26.4%と、若い年代ほど高くなった。
また、【季節の変わり目は気温の変化についていけない】では、『あてはまる(計)』と回答した人の割合は52.6%となった。男女別にみると、『あてはまる(計)』と回答した人の割合は男性44.9%、女性60.5%と、女性のほうが15.6ポイント高くなった。
季節の変わり目にビジネスパーソンが感じる症状 TOP2は「花粉症」「疲れやすい」
ビジネスパーソンは、季節の変わり目にどのような症状に悩まされているのだろうか。
ビジネスパーソン(900名)を対象に、季節の変わり目に感じることがある症状について尋ねる調査が行われたところ、「花粉症などアレルギーの症状が出る」(31.7%)が最も高く、次いで、「疲れやすくなる」(29.6%)、「体がだるくなる」(26.1%)、「風邪を引きやすくなる」(22.2%)、「肌が荒れる」(20.6%)となった。
花粉症は“国民病”とも呼ばれ、年々患者数が増えている。花粉症をはじめとした季節性のアレルギー症状に悩まされているビジネスパーソンは多いようだ。
男女別にみると、「肌が荒れる」(男性10.7%、女性30.4%)は、男性と比べて女性のほうが19.7ポイント高くなった。そのほか、「花粉症などアレルギーの症状が出る」(男性26.0%、女性37.3%)や「疲れやすくなる」(男性22.4%、女性36.7%)、「体がだるくなる」(男性19.8%、女性32.4%)では女性のほうが10ポイント以上高くなった。
春バテとは無縁そうな芸能人 「明石家さんまさん」がダントツ
冬から春への季節の変わり目には、精神的、身体的に何らかの不調が起こる“春バテ”を感じる人が多いといわれる。
ビジネスパーソン(900名)を対象に、春バテとは無縁そうな芸能人を尋ねる調査が行われたところ、「明石家さんま」がダントツだった。明石家さんまに対し、“バテ知らずで健康的”といったイメージを持っている人は多いようだ。以降、2位「松岡修造」、3位「出川哲朗」が続いた。
ビジネスパーソンのリラックス方法 TOP3は「美食」「音楽を聴く」「温泉に行く」
ビジネスパーソン(900名)を対象に、普段行っているリラックスの方法を尋ねる調査が行われたところ、「美味しいものを食べる」(34.7%)が最も高く、次いで、「音楽を聴く」(29.1%)、「温泉に行く」(22.4%)、「筋トレ・ストレッチをする」(22.0%)、「友人と話す」(18.8%)となった。
男女別にみると、「美味しいものを食べる」(男性24.7%、女性44.7%)や「友人と話す」(男性8.0%、女性29.6%)は、男性と比べて女性のほうが20ポイント以上高くなった。グルメや友人との会話を楽しむことがリラックス方法になっている女性は多いようだ。
また、今後取り入れてみたいと思うリラックスの方法を尋ねる調査が行われたところ、「温泉に行く」(27.6%)が最も高く、次いで、「自然に触れる」(20.3%)、「筋トレ・ストレッチをする」(19.7%)、「美味しいものを食べる」(17.8%)、「ジョギング・ランニングをする」(15.0%)となった。
男女別にみると、「エステ・マッサージに行く」(男性8.9%、女性19.6%)や「ヨガをする」(男性6.4%、女性20.4%)は、男性と比べて女性のほうが10ポイント以上高くなった。
ビジネスパーソンが春に聴きたいリラックスソング 1位「春よ、来い(松任谷由実)」
ビジネスパーソンは、どのような曲を聴いてリラックスしたいと思うのだろうか。
ビジネスパーソン(900名)を対象に、この春にリラックスするために聴きたい曲を尋ねる調査が行われたところ、1位「春よ、来い(松任谷由実)」、2位「さくら(森山直太朗)」、3位「さくら(ケツメイシ)」「桜坂(福山雅治)」「春の歌(スピッツ)」となった。春になったら一度は耳にする定番ソングが上位を占めた。
年代別に1位になった曲をみると、20代では「春の歌(スピッツ)」、30代と40代では「さくら(森山直太朗)」「春よ、来い(松任谷由実)」、50代では「春よ、来い(松任谷由実)」だった。そのほか、20代では2位に「3月9日(レミオロメン)」、40代では3位に「Pretender(Official髭男dism)」が挙げられた。
ビジネスパーソンが春からの生活で大胆に変えたいこと TOP2は「運動習慣」「健康管理」
新年度を迎えたことをきっかけに、何か新しいことを始めたり、これまでの習慣を変えたりするというビジネスパーソンは多いのではないだろうか。
ビジネスパーソン(900名)を対象に、春からの生活で大胆に変えたいことを尋ねる調査が行われたところ、「運動習慣」(23.0%)が最も高く、次いで、「健康管理」(20.3%)、「睡眠習慣」(18.9%)、「ワークライフバランス」(18.3%)、「食生活」(16.2%)となった。春からスポーツを始める、ジムに通って身体づくりをするなど、新しい運動習慣を取り入れたいと考えている人が多いのではないだろうか。
男女別にみると、「美容・ファッション」(男性6.2%、女性22.0%)は、男性と比べて女性のほうが15.8ポイント高くなった。
また、年代別にみると、20代では「食生活」(23.3%)や「美容・ファッション」(24.7%)、「夢・目標」(21.3%)、「家計管理」(22.7%)、「友だち付き合い」(16.0%)が他の年代と比べて高くなった。
新社会人がイメージする“理想の新社会人” 2位「無理のない範囲で働く」、1位は?
理想の新社会人像”について尋ねる調査が行われた。
新社会人(100名)を対象に、どのような新社会人になりたいか尋ねる調査が行われたところ、「プライベートの時間も大切にする」(41.0%)が最も高く、次いで、「無理のない範囲で働く」(35.0%)、「周りとの調和を大切にする」(30.0%)、「積極的にコミュニケーションをとる」(26.0%)、「効率良く仕事をこなす」(25.0%)となった。新社会人の多くが、仕事一辺倒ではなく、プライベートも充実させたいと考えているようだ。
男女別にみると、「プライベートの時間も大切にする」は、女性では58.0%と、男性(24.0%)と比べて34.0ポイント高く、半数を超えた。この春から働き始める女性の多くは、ワークライフバランスを意識した働き方をしていきたいと考えていることがわかった。
先輩社会人がイメージする“理想の新社会人” 1位「周りとの調和を大切にする」
では、新社会人を迎える先輩社会人は、どのような人と一緒に働きたいと考えているのだろうか。
ビジネスパーソン(900名)を対象に、どのような新社会人に職場に来てほしいと思うか尋ねる調査が行われたところ、「周りとの調和を大切にする」(34.7%)が最も高く、次いで、「気配りを欠かさない」(27.2%)、「積極的にコミュニケーションをとる」(27.0%)、「効率良く仕事をこなす」(26.7%)、「上司の指示をしっかり理解する」(21.1%)となった。
男女別にみると、「周りとの調和を大切にする」(男性26.9%、女性42.4%)や「気配りを欠かさない」(男性21.8%、女性32.7%)は、男性と比べて女性のほうが10ポイント以上高くなった。先輩ビジネスウーマンには、周囲の人への気遣いを重視する人が多いようだ。
新社会人がイメージする“理想の上司像”は、穏やかで落ち着いている“ホンワカ上司”
続いて、“理想の上司像”について尋ねる調査が行われた。
新社会人(100名)を対象に、職場にこんな上司がいたらいいなと思う、“理想の上司像”を尋ねる調査が行われたところ、1位「ホンワカ上司(穏やかで落ち着いている)」(42.0%)、2位「アドバイザー上司(的確なアドバイスをくれる)」(41.0%)、3位「癒し系上司(優しく接してくれる)」(37.0%)、4位「カウンセラー上司(困った時相談に乗ってくれる)」(32.0%)、5位「世話好き上司(部下に対する面倒見が良い)」「フラット上司(好き嫌いで判断しない)」(いずれも30.0%)となりました。他方、「カリスマ上司(強力なリーダーシップがある)」(11.0%)と「鬼上司(時には厳しく叱ってくれる)」(10.0%)、「熱血上司(仕事に情熱を持っている)」(7.0%)は約1割にとどまった。
男女別にみると、男性回答では1位「アドバイザー上司(的確なアドバイスをくれる)」(32.0%)、2位「ホンワカ上司(穏やかで落ち着いている)」(26.0%)、3位「癒し系上司(優しく接してくれる)」(24.0%)となった。
新社会人の男性には、仕事で行き詰まったときにアドバイスをくれるような上司を望む人が多いようだ。他方、女性回答では1位「ホンワカ上司(穏やかで落ち着いている)」(58.0%)、2位「アドバイザー上司(的確なアドバイスをくれる)」「癒し系上司(優しく接してくれる)」(いずれも50.0%)となった。
ビジネスパーソンがイメージする“ホンワカ上司” 1位「内村光良」
最後に、“ホンワカ上司”や“カウンセラー上司”のイメージに合う芸能人について尋ねる調査が行われた。
ビジネスパーソン(900名)を対象に、ホンワカ上司(穏やかで落ち着いている)が似合う芸能人は誰だと思うか尋ねる調査が行われたところ、1位「内村光良」、2位「所ジョージ」、3位「綾瀬はるか」となった。柔らかい笑顔が印象的な芸能人が上位を占めた。
また、カウンセラー上司(困った時相談に乗ってくれる)が似合う芸能人は誰だと思うか尋ねる調査が行われたところ、1位「天海祐希」、2位「タモリ」「マツコ・デラックス」となった。
天海祐希のような人が上司だったら、悩んでいることに対し、親身になってくれそうだとイメージする人が多いようだ。
※養命酒製造株式会社調べ
<調査概要>
◆調査タイトル :季節の変わり目の体調変化に関する調査2020
◆調査対象 :ネットエイジアリサーチのインターネットモニター会員を母集団とする
全国の20歳~59歳のビジネスパーソン900名と、
この春から新社会人になる20代学生100名
◆調査期間 :2020年3月10日~3月12日
◆調査方法 :インターネット調査
◆調査地域 :全国
◆有効回答数 :1,000サンプル
◆実施機関 :ネットエイジア株式会社
出典元:養命酒製造株式会社
https://www.yomeishu.co.jp/
構成/こじへい
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