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昨年サイバー犯罪の被害を受けた日本人は2460万人、前年比で25%増

2020.05.16

日本は世界に比べて、どのくらいのサイバー犯罪への危機意識を持ち、また、具体的な対策を講じているのだろうか?

ノートンライフロックはこのほど、同社が調査会社のThe Harris Pollに委託し実施した、グローバル調査「ノートンライフロック サイバーセーフティ インサイトレポート 2019」の結果を発表。

本調査は、「個人情報漏洩に対する意識と行動」について、日本を含む10か国1万人以上の消費者を対象に行われた。これによると、日本の消費者は個人情報漏洩の危険性に対する意識の高まりはあるものの、自分の知識だけで講じる対策に不安を抱えており、政府が果たす役割に強い期待を持ちながらも、個人情報の管理や保護に対する政府への信頼度は最も低いことが明らかになった。

日本国内のサイバー犯罪被害者は2019年の1年間で2,460万人、過去の累計では4,440万人

本調査の結果、日本人の約2.5人に1人(42%、4,440万人)が「これまでにサイバー犯罪を経験したことがある」と答えており、2019年の1年間に被害を受けた日本の消費者は前年の1,960万人から約25%増となる2,460万人(23%)に上ることがわかった。

これまでに経験したサイバー犯罪は、デバイスやネットワーク上での悪意のあるソフトウェア検知(13%)、電子メールアカウントへの不正アクセス(11%)、データ漏洩による個人情報の流出(11%)の順に挙げられた。

日本人の個人情報盗難に対する意識

日本の消費者の75%が個人情報を盗まれることを心配しており、1位のフランス(80%)に続き個人情報盗難に対する危機感が高いことがわかった。「個人情報の盗難から十分に保護されていると思う」との回答も世界で最低の水準にとどまり(22%、世界平均47%)、消費者の個人情報保護に対する不安が表れる結果となった。

それにもかかわらず、「個人情報が盗まれたらどうしてよいかわからない」と答えた調査対象者の割合は多く(75%:10か国中1位、世界平均65%)、個人情報保護に関する知識の低さが浮き彫りとなった。

今回の調査で、日本人はプライバシーや個人情報保護に対して受け身の姿勢であることが判明した。「自分のプライバシーを守る方法を積極的に探している」と答えたのは48%、また「多くの人が個人情報を守るために最善を尽くしている」と回答したのは35%と、いずれも10か国中最低の数値となった。

日本人はプライバシーや個人情報保護は政府の責任と考える傾向に

「個人情報保護は政府に最も責任がある」と考えている日本の消費者はオランダと並んで53%と、世界で最も高い結果となった。

それにも関わらず、「データプライバシーおよび個人情報保護に関して、政府は十分に対応している」と答えた消費者は29%と10か国中最下位(世界平均44%)で、消費者の政府への不満を示唆する結果となった。

株式会社ノートンライフロックのマーケティング部 部長の古谷尋氏は次のように述べている。

「本調査によると、日本の消費者はデジタル環境に対して強い不安を感じているものの、自分自身を守る方法や、どのようなリスクがあるのかを十分に理解していません。

そのような方々には、『ノートン™ 360』などのインターネット セキュリティ製品を使用してデバイスや個人情報を保護することと共に、情報流出後の対策として流出を検知・通知する『ノートン™ ダークウェブ モニタリング Powered by LifeLock™』を強くお勧めしたいと思います。

しかし、セキュリティ向上とプライバシー保護は個人の力だけでは成し遂げられません。これまで以上に個人、企業、政府のそれぞれが役割を果たすことが重要であると考えています」

ノートンライフロックが提案するサイバー犯罪から身を守るためのヒント

■不信な電子メールは絶対に開けない

サイバー犯罪者は、一見普通に見える偽の電子メールやショートメッセージを送り付けてくる。多くはリンクが埋め込まれておりクリックすると、悪意あるソフトウェアがウイルス(マルウェアやスパイウェア)をダウンロードしたり、詐欺サイトで個人情報を抜き取る。少しでも疑わしいメールはクリックしないようにしよう。

■フリーWi-Fiを利用するときはVPNを使用する

フリーWi-Fiネットワークの多くは暗号化されておらず、通信内容が解読できる状態のため、サイバー犯罪者はデバイスで送受信するデータを盗み見することができる。

さらに、デバイス内のソフトウェアにバグ(脆弱性)がある場合、ウイルス(マルウェア)を仕込みデバイス上のデータにアクセスすることができる。

また、信頼できるネットワークに見せかけた偽のWi-Fiスポットを開設し、個人情報を抜き取ることもできる。基本的にフリーWi-Fiは避け、利用する場合も重要な情報の送受信はせず、VPN(通信内容を暗号化する機能)を使用したほうが安全だ。

■プライバシーとセキュリティ設定を確認する

SNSのアカウントを含め、アカウントの開設やアプリのダウンロードの前には、利用の諸条件を確認しよう。また、Webサービスやデバイスのプライバシーやセキュリティ設定は注意深く行おう。

■パスワードを管理する

同じパスワードの使いまわしは危険です。2段階認証や多要素認証が利用可能なら有効にし、アカウントの不正アクセスを防止しよう。デバイス、ウェブサイト、Wi-Fiネットワークに設定されたパスワードは、必ず強度が高い推測されづらいものに変更しよう。

■セキュリティソフトやセキュリティアプリを使用する

フィッシングサイト(詐欺サイト)やフリーWi-Fiの盗聴により個人情報が流出する恐れがある。危険なサイトやWi-Fiを検知するセキュリティソフトを使用することで、情報流出のリスクを減らすことができる。

出典元:株式会社ノートンライフロック

構成/こじへい

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