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アニメに何を求めてる?女性は日常に近い作品でほっこり、男性は異世界やラブコメで少し現実逃避

2020.05.17

男性はアニメに非日常を求め、女性は日常を求める?

外出自粛期間中はアニメに没頭した人は多いだろう。アニメにもギャグ、ラブコメ、日常系など様々なジャンルがあるが、視聴者を分析するとどのような結果が出るのか。 今回はCCCマーケティングが実施した2019年放送のアニメについての独自調査結果を見てみよう。

今回の調査エリアは関東。対象番組は2019年1月、4月、7月、10月クールに放送されたアニメ番組からギャグ、ラブコメ、異世界、日常の4ジャンルから各3作品をピックアップした。

ライブ視聴・録画視聴問わず、関東全体を100%(基準値)とし、それぞれのジャンルをみている人の男女別・年代構成比を比較した。

まずは性年代別の視聴ジャンル傾向を表したグラフ(図1)。

ジャンルごとに男女比でみると、男性の割合が各ジャンル平均6割以上となっており、アニメはやはり男性がよく視聴しているコンテンツであることがわかる。

しかし、これをさらに番組ジャンルと年代で分けて見てみると「ギャグ」は男性の30代・40代・50代までの幅広い年代に支持されており、さらに女性の19歳以下にもよく視聴されている。

また「ギャグ」と同じく「異世界」も年代を問わず男性に人気があるが、このジャンルだけが20代の男性若年層から唯一多くの支持を得ている点に注目したい。

この他のジャンルも「ラブコメ」の視聴者層は男性の40代・50代が圧倒的に多く「日常」はもっとも女性比率が高いが、男性は他ジャンルと比較して「日常」はあまり見ていない。

アニメは「男性視聴者が多い」傾向はあるものの、ジャンルによって視聴している年代にも明確な傾向が出ているという面白い結果が出た。

女性は日常に近いジャンルのアニメをみてほっこり。男性は「異世界」や「ラブコメ」ジャンルでちょっとだけ現実逃避することで、それぞれ日常の疲れに癒しを求めているのかもしれない。

年代別男女の視聴傾向の次は、世帯構成や飲酒頻度のデータを使ってライフスタイルを見てみよう。

どのジャンルも一人暮らしの割合が高いなか、「ギャグ」だけ親と同居している世帯の割合が最も高くなっている。「ギャグ」は衝撃的なシーンが少なく、家族みんなで笑えるアニメも多いので、親と一緒に見ているのかもしれない。

さらに生活リズムによる特徴がないか探るべく、ジャンルごとの飲酒頻度をまとめたものが下記のデータだ。

ジャンルに限らず関東全体と比べるとアニメを見ている人は、お酒を「飲まない」人の割合が多い。

お酒を飲んでいる人の中でも「異世界」と「日常」を視聴している人の飲酒頻度は月に1回未満と少なめだが、「ギャグ」を視聴している人は週に1回程度と、週末などのタイミングでお酒を楽しんでいる人が多いのか頻度に変化がある。

さらに、他のジャンルとは違い「ラブコメ」を視聴している人の飲酒頻度は、週に2~4回と多い傾向が見られた。お酒を飲んで帰ってきて、遅い時間のアニメをリアルタイムで見ている習慣があるのかもしれない。

男女それぞれの好みに合うのは「ほのぼの日常系」

大きく分けた男女の傾向では、男性は非日常的な「ラブコメ」や「異世界」を好み、女性は「空気系」ともいわれている「日常」ジャンルを好んでいた。その中でも年代やライフスタイルによって視聴層が異なっているのは、今回の分析ならではの結果といえる。

構成/ino.


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