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オンライン帰省はどうだった?3人の体験談から見えてきたいつもの帰省では得られなかったこと

2020.05.16

ゴールデンウィークといえば、帰省。しかし今年は、新型コロナウイルス感染拡大防止のために、実際に帰省するのは避け、ビデオ通話を使った「オンライン帰省」で済ませるように、安倍首相によって呼びかけられた。

実際、オンライン帰省をした人も多かっただろう。しかしその実態が気になるところだ。そこで今回は、実際にオンライン帰省をしたビジネスパーソンの実態を探るべく、ビデオ通話に日頃から慣れているLINE株式会社と株式会社キャスターの社員(メンバー)の中から、実際にオンライン帰省をした人の体験談を聞いた。

LINEの男性社員2人の「オンライン帰省」体験談

まずはLINEの男性社員2人の体験談から。

●Aさん「母がぐずる娘をなだめてくれた」

Aさんは、毎年、ゴールデンウィークはAさんの実家がある福島か、妻の実家がある静岡に帰省することが多いのだそうだ。今年も5歳になる娘を連れて泊まりで帰省する予定だったが、オンライン帰省に切り替えた。

―オンライン帰省はどのように行いましたか?

「私の母にLINEのビデオ通話をかけました。5月2日の朝、娘がお着替えを嫌がって泣いていたときに、気分を変えさせたいと思って、とっさに思いついた感じです。なので、特に予告していなかったのですが、母はきちんと出てくれました。『帰省』というよりは、ふらっと隣の部屋から現れたみたいな感じだったかもしれません」

―オンライン帰省ではどんな話をしましたか?

「母は、娘が泣いているのを見て、泣いている理由を聞いて、ちゃんとお着替えするようなだめてくれました。また実家の飼い猫のシロちゃんをビデオに登場させて『シロちゃんも見ているよ』と母が言うと、娘はお着替えできるようになりました。その後、機嫌が良くなった娘は、習い始めたばかりのピアノを聞かせてあげていました。実家にはピアノが無いので、母にとっては、初めて聞く孫のライブ演奏。娘の成長を感じて、感激してくれたようです。その後、勢いで妻の実家にもLINEのビデオ通話をかけ、娘の姿を見てもらいました」

―オンライン帰省の感想を教えてください。

「ゴールデンウィークに、たまたま思い付きでビデオ通話したので、帰省というほど、肩ひじ張ったものではなかったのですが、両親の元気そうな笑顔が見られてよかったです。例年は、東(福島)か西(静岡)かのどちらか1択で、両方の実家に帰ることは、時間的にも労力的にも難しかったのですが、そこまでしなくても、オンラインで普段からゆるくつながりを持ち続けるのは、アリだなと思いました。特に娘がぐずったときに、話し相手になってもらえると、本当に助かります。実家の両親は『元気をもらった』と言ってくれています」

●Bさん「子どもの歩く姿を実際に見せることができ喜んでもらえた」

Bさんは、いつものゴールデンウィークでは、家族で海外旅行やキャンプなどに出かけることが多いそうだ。昨年は子どもができたばかりで帰省したくらいだったというが、今年は遠出をせず、自宅やその周辺で過ごしたという。

―オンライン帰省はどのように行いましたか?

「LINEのビデオ通話で行いました。家族のLINEグループがあるので、そこでグループ通話を起動しました。互いにスマートフォンを使って行いました。今回、兄の家族も一緒に参加してもらいました。通常よりも長時間の30分程度会話をした程度でした。

また、妻の実家にも同様にビデオ通話でオンライン帰省をしました。違いとしては、妻の実家との通話は1時間弱程度あり、長めでした。そのため、だんだんと妻と義母の二人の会話になっていき、他の参加者はそれぞれ好きなことをしていた状況でした」

―オンライン帰省ではどんな話をしましたか?

「外出自粛期間中の過ごし方を互いに話しました。仕事の状況や、健康状況など幅広く話しました。特に実家の両親は、東京の状況や保育園休園の影響に興味があったようなので、その点を深掘って説明しました。共働きしながら家庭で子どもの面倒を見るのはかなりしんどく、少し愚痴に近いような話もあったと思います。他には、通常の帰省と同じように子どもの成長についての話をしました。ビデオ通話なので、歩く姿を実際に見せることができて、喜んでもらえました」

―オンライン帰省の感想を教えてください。

「通常の帰省がオンライン帰省に置き換わるか、といえば、むずかしいと思います。帰省ならではの同じ体験を共有できないため、面白くないと感じます。親側も、同様の感想です。一方で、ビデオ通話で様子をお互いに見せるのは、もっと日常的にやったほうがよいと思いました。

オンライン帰省後、早速、休日朝の公園の散歩の際に、ビデオ通話をしました。準備をせず日常の中でビデオ通話をすると、日常がつながったような感覚を得られて、非常によかったです。帰省はどうしても非日常になってしまうので、日常を近づけ共有する方法として、活用していきたいと思いました」

キャスターの女性メンバーの「オンライン帰省」体験談

続いては、全メンバーがリモートワークの会社、キャスターの女性メンバーテラッシー(いなどめゆき)さんからの体験談。

テラッシーさんは、3歳の娘さんを持つ3人家族。犬も一匹飼っている。毎年、ゴールデンウィークには鹿児島・宮崎のテラッシーさんの実家に帰省しており、ゴルフしたり、それぞれ友人と遊びに出かけたり、親兄弟と飲み会したりしていたそうだが、今年は帰省しなかったそうだ。

―オンライン帰省はどのように行いましたか?

「福岡の私たち家族、宮崎の実両親と妹と祖母、滋賀の弟家族の3拠点を、Zoomでつないで行いました。宮崎、福岡は、PCをテレビにつないでいました。食べ物と飲み物は、普通の飲み会と同じだとだけ伝えてそれぞれで準備しており、親はオードブルや寿司を頼んでいたようです。私たちは手作りのえびの餃子揚げ、サラダ、スープ、ハンバーグ、ご飯でした」

―オンライン帰省ではどんな話をしましたか?

「普段、帰省したときと同じような会話でした。『コロナで仕事どう?』という仕事の近況や、祖母がデイサービスで『こけない体操』しているとか、庭の大木を切ったなどの日常生活の話。あいうえお練習をしていることや、甥っ子が歩けるようになったなど、子どもの成長の話もしました。オンライン帰省中は、子どもが大声で歌ったり、暴れたりして大興奮。主人がステイホームの影響もあってギターを始めたので、娘ときらきら星を合唱しました」

―オンライン帰省の感想を教えてください。

「2週間に1回程度、LINEでテレビ電話をしていますが、オンライン帰省のほうが満足感が非常に高かったです。2時間、食事をしながらゆっくり話すことができましたので、しばらく話さなくてもいいと思えるくらい満足でした。普段のテレビ電話の場合、どちらかが長電話想定ではなくてバタバタしていることもあります。その短い時間の間に子どもの機嫌がいいかも分からず、親は結構気を遣って大変だそうです。その点、今回は、長時間であることを前提とし、開始時間に合せて各々が準備しましたので、落ち着いて時間を楽しめました」

母の感想「それぞれ元気に仲良くしている様子を見られてとても嬉しかったです。孫が一段とおしゃまさんになっていたり、歩けるようになっていたのも見られて。声もしっかり聞こえたし、和やかな時間だったと思います」

父の感想「楽しいひとときでした。会社の人にも話したくらい。コミュニケーションのひとつとしてこれからも利用しましょ!」

オンライン帰省は、さすがに実際の帰省には劣るものの、電話ではかなわないことも叶い、気軽に対話できるところにメリットがあるようだ。またビデオ通話は、タイミングを合わせて、時間を決めてしっかり行ったほうが有意義な時間を過ごせる傾向があるようだ。ぜひゴールデンウィークなどの長期休暇問わず、普段から実家とのビデオ通話を行ってみよう。

【取材協力】
●LINE株式会社
新型コロナウイルスに対して様々な取り組みを行っている。

「新型コロナウイルス、LINEで何ができる?」
https://linecorp.com/ja/covid19/

「ビデオ通話でオンライン帰省しよう」
https://linecorp.com/ja/covid19/online-kisei/

●株式会社キャスター
https://caster.co.jp/

テラッシー/いなどめ ゆきさん
採用領域で10年仕事をしている。株式会社キャスターに所属し、ベンチャー複数社の採用・採用広報を支援。事業拡大・組織づくりにも奮闘中/フリーランスでも活動中/3歳のおてんば娘ほぼワンオペ育児中。
https://twitter.com/tibibuu

取材・文/石原亜香利

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