
新型コロナへの危機感が高まった4月は、多くのビジネスパーソンにとってワークスタイルの変化を余儀なくされた激動の1ヶ月だったに違いない。
実際に、ウォンテッドリー株式会社が81,572名を対象に実施した「新型コロナウイルス感染拡大に関する調査」によると、在宅勤務していた人の割合は4月の22.6%から、5月は46.1%と約2倍に増加したことなどが明らかになった。
以下に、同調査の詳細を紹介していく。
在宅勤務の割合は、4月→5月で約2倍増
「在宅勤務していた人の割合」について調査が行われたところ、4月は22.6%だったところから、5月は46.1%と約2倍に増加している。このことからも、4月8日の緊急事態宣言発出以降、企業の危機意識が高まったことがうかがい知れる。
●在宅勤務をしてる?
対象:34,126名
期間:2020年4月1日~4月8日
●在宅勤務をしてる?
対象:30,692名
期間:2020年4月29日〜5月6日
在宅勤務者の割合を職種別に見ていくと、マーケティングとエンジニアが特に多かった。4月から5月にかけての伸び率では総務が254%、営業が215%と、マーケティングの137%に対して1.5倍以上の伸びが見られた。
●「在宅勤務をしてる?」に対する職種別回答
対象と期間:4,277名(2020年4月1日〜4月8日)、3,596名(2020年4月29日〜5月6日)
※職種を登録しているユーザー対象
一方、年代別に見ると、若年層ほど在宅勤務の割合が多いことが明らかに。4月から5月にかけての伸び率では50代が210%、60代が199%と、20代の142%の伸びに対して約1.5倍という結果になった。
●「在宅勤務をしてる?」に対する年代別回答
対象と期間:6,040名(2020年4月1日〜4月8日)、5,328名(2020年4月29日〜5月6日)※生年月日を登録しているユーザー対象
コロナ禍により、63.9%が「会社との距離が広がった」
「コロナショックで働き方が変わったか」と尋ねる調査が行われたところ、72.8%が「変わった」と回答。働き方の変化を実感している人は多いようだ。
●コロナショックで働き方への意識は変わった?
対象:25,908名
期間:2020年4月8日〜4月15日
また、「コロナ禍で、会社との心理的距離はどうなった?」という質問に対しては、「広がった」が63.9%と多勢を占めた。
在宅ワーク、テレワークに切り替えたことにより、オフィスで共に働いていた時よりも人間関係が希薄になったと感じている人が多いのかもしれない。
●コロナ禍で、会社との心理的距離はどうなった?
対象:13,132名
期間:2020年4月22日〜4月29日
最後に、「社会はいま、大きな転換点にいると思う?」と尋ねる調査が行われたところ、「はい」が90.1%だった。歴史的な転換期の当事者となっているという意識の人が大多数のようだ。
●社会はいま、大きな転換点にいると思う?
対象:25,618名
期間:2020年4月15日〜4月22日
※ウォンテッドリー調べ
出典元:ウォンテッドリー株式会社
https://www.wantedly.com
構成/こじへい